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2018年6月20日出発 成田発着<ルフトハンザドイツ航空利用>まだ見ぬ絶景に出会うスペイン探訪10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

LE102 2018年6月20日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/石原 啓江(いしはら ひろえ)
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この度は阪急交通社クリスタルハートにご参加いただきまことにありがとうございます。ご一緒させていただきます、添乗員の石原啓江です。今回16名のお客様と楽しく安全に10日間過ごして行きたいと思います。どうぞよろしくお願いします。イベリア半島の7割を占める面積、50.6平方キロメートルに人口5000万人。古代からさまざまな民族と文化が交差してきたスペインでは、首都のマドリッド、バルセロナ、コルドバ、セビリャをはじめ地方や街ごとに独特な個性を持っています。特に8世紀にわたりイベリア半島を支配したイスラム教徒の影響は大きく、今でもその痕跡は建築や芸術で感じられます。そんな素晴らしい国スペインをご案内させていただきます。
1日目
6月20日/晴れ/28℃
初めまして、添乗員の石原です。皆さんと羽田空港でお会いして、これから出発です。ルフトハンザドイツ航空でドイツの空の玄関口フランクフルトへ。時間がかかると心配していた入国審査もスムーズに終わり、次のフライトまで少しフリータイム。ビールを楽しまれた方もいらっしゃいました。マドリッドに無事到着してホテルへ。明日は朝一番でプラド美術館です。ゆっくりお休み下さい。
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私たちのスペイン10日間
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羽田空港搭乗口
2日目
6月21日/晴れ/38℃
今日は観光初日です。ホテルから近いということで、スペイン広場に立ち寄りました。しかし、いきなりスリ集団に遭遇!!これから10日間大丈夫かしらと心配になりましたね。プラド美術館では三大巨匠、エルグレコ、ベラスケス、ゴヤの作品を鑑賞しました。ベラスケスの「ラスメニーナス(宮廷女官たち)」は門外不出の作品。ここに来なければ鑑賞できません。もう一つの美術館、国立ソフィア王妃芸術センター。ここにはピカソの大作「ゲルニカ」が展示されています。スペイン市民戦争に介入したナチスドイツがバスク地方にある村ゲルニカに無差別爆撃した出来事を主題とした作品です。昼食は魚介のパエリア。お米はイスラム教徒によりスペインに伝わったとか。昼食後はセコビアへ。ここは古代から繁栄した街で、セコビア旧市街とローマ遺跡は世界遺産に登録されています。ディズニーの白雪姫の城のモデルになった「アルカサル」も見学しました。
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スペイン広場にて
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セコビア水道橋
3日目
6月22日/晴れ/39℃
今朝はトレドへ出発です。かつての西ゴート王国の首都であり、中世にはイスラム、ユダヤ、キリスト教の文化が交わる町でした。3方をタホ川に囲まれた旧市街は世界遺産に登録されています。ここではスペインキリスト教カトリックの総本山の大聖堂を見学しました。1493年に完成したゴシック様式の建物で、木彫りの主祭壇ではキリストの生涯20場面が描かれています。美しいステンドグラスはなんと750枚!壮大なスケールに圧倒されます。トランスパレンテと呼ばれる祭壇上部の明かりとりがついた天井は天使や聖母像の装飾が施されたバロック様式です。ここから差し込む光が祭壇をひときわ美しく鮮やかに映し出したでしょう。そしてこの街で活躍した画家、エルグレコの最高傑作が残るサントトメ教会へ。老廃していた教会をオルガス伯爵が私財を投じ再建しました。彼のお葬式で起こった奇跡を題材にしたエルグレコの作品です。パノラマ写真も撮りました。
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トレド大聖堂
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トレドパノラマ展望台
4日目
6月23日/晴れ/36〜40℃
今日はスペインの新幹線AVEでコルドバへ。イベリア半島のフライパンと呼ばれるアンダルシア州のコルドバ。到着後の日差しは強く驚きました。まずは、ユダヤ人街を歩きながら花の小径へ。白壁の建物と中庭の装飾がいかにも太陽のアンダルシアを感じさせます。メスキータとはスペイン語でモスクの意味でアラビア語に由来します。本来は有り得ない、イスラム教のモスクの中にキリスト教の大聖堂がある珍しい建物です。無数の柱が連立する様子や、その上に連なる赤と白の縞々のアーチには圧倒されます。イスラム教のお祈りの時間を伝える塔ミナレットはキリスト教の鐘楼と変わりました。見学後はセビリャへ。途中ひまわりも咲いていました。セビリャでは万博会場のスペイン広場や大聖堂、サンタクルス地区を散策。18時を過ぎているのにまだ36度。さすがアンダルシアです。お食事後は、フラメンコへ。今日は暑くて長い1日、大変お疲れ様でした。
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コルドバ メスキータ
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セビリャへ行く途中のヒマワリ
5日目
6月24日/晴れ/36℃
今日は国境を越えて英国領ジブラルタルへ。北緯36度。イベリア半島の南東端に突き出した小半島です。まずは海抜426メートルの展望台へ。ロープウェイも空いていたし、凶暴なサルもいなくて一安心。その後、ヨーロッパポイントも行きました。ジブラルタル海峡を挟んだ向こう側はアフリカ大陸です。今日はしっかりと見えました。ジブラルタルには国際空港もあり、世界でも珍しい、滑走路を横断できる空港です。あっという間にジブラルタルの見学も終わり、お泊まりのロンダへ。標高723メートルのところに位置する街は近代闘牛の発祥の地。18世紀に現在の闘牛のスタイルを確立しました。早めにチェックインして、もう心はサッカー、日本vsセネガル!!ロビーではホテルの従業員さんも日本を応援してくれました。その後ヌエボ橋まで散策。夕食は数名のお客様と名物オックステールを頂きました。美味しかったー!!
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ジブラルタルの凶暴なサル
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ロンダ旧市街
6日目
6月25日/晴れ/38〜40℃
アンダルシア地方にある街は白壁で有名です。かつてイスラム教徒たちは建物の壁を白く塗り敵方を迷わせたとか。今では美しい白い街並みやたくさんのお花の風景はとても魅力的で世界中から観光客が訪れます。その代表的な街がミハスです。年間の日照日が300日以上というほど強い日差しが特徴ですが、今日は風も爽やかで過ごしやすかったです。お買い物を楽しんだ後は、グラナダへ。今日のお泊まりは国営ホテルのパラドールです。アルハンブラの敷地内にあり、スペインで最も予約の困難なパラドールです。ゆっくりしたいところでしたが、すぐにアルハンブラ宮殿の見学へ。最後のイスラムの首都がグラナダで、当時のイスラム王国の王が住んでいる住居や官庁、軍事施設などが集まった広大な敷地をひっくるめてアルハンブラ宮殿と呼んでいます。イスラム王朝最後の王は落城の際、自ら地上の楽園と呼んでいたアルハンブラ宮殿を振り返って涙を流したと言います。
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モナカのような、カルロス5世宮殿
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アルハンブラ宮殿内、パラドール
7日目
6月26日/晴れ/33〜36℃
今日はアンダルシアからカタルーニャに飛行機で移動です。カタルーニャの中心都市バルセロナはマドリッドに次ぐスペイン第二の都市。神戸市と姉妹都市です。19世紀から20世紀初頭に流行したモデルニスモ様式の建物が残る街です。スペインが生んだ鬼才、アントニオガウディもモデルニスモの芸術家のひとり。バルセロナ最初の見学は、ガウディの作品「カサ・ミラ」からです。この建物は直線部分を全く持たない建造物です。特にバルコニーの手すりは、波に漂う海藻のようです。現在世界遺産でもあり、集合住宅でもあります。まだまだ暑いですが、次はバルセロナ市が一望できる丘の上にあるグエル公園へ。パトロンであったグエル氏とガウディの夢が作り上げた分譲住宅でしたが、結果的に買い手がつかずグエル氏が亡くなった後工事は中断。市の公園として寄付されました。粉砕タイルを使ってのデザインは独特で、中でも階段中央に鎮座するトカゲが大人気でした。
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ガウディ カサ・ミラ
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グエル公園のトカゲ
8日目
6月27日/晴れ/32〜37℃
今日は、ガウディ未完の作品サグラダファミリアの見学からです。 1883年から2代目建築家に任命されたのがアントニオ・ガウディでした。彼は亡くなる1926年までライフワークとして設計・建築に取り組みました。内部のステンドグラスの美しさは、ため息の出るほど。今日はエレベーターで展望台まで行きました。2026年完成予定と言われていますが、完成は神のみぞ知る。そして、この旅、最後の見学地はガウディと同じ時代の建築家、ドメネク・イ・モンタネールのカタルーニャ音楽堂です。彼は「花の建築家」と呼ばれ優雅で気品あるスタイリッシュな作品を多く建造いたしました。カタルーニャ音楽堂内部も花模様の美しいタイルの飾り付けと、美しいステンドグラス。こんな素敵な場所で音楽を聴くことができたら、、、と想像してしまいました。おいしいお昼を召し上がった後はフリータイム。最後にたくさんお買い物しました。
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サグラダファミリア
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カタルーニャ音楽堂
9日目
6月28日/晴れ/34℃
今日はとうとう帰国の日です。夏のバカンスが始まったばかりで、空港は大混雑でした。バルセロナからドイツミュンヘン経由で羽田に向かいます。ミュンヘン到着時、大雨でした。気温もスペインから比べるととても寒かったです。私たちがスペインに滞在している時はお天気に恵まれていましたが、同じ頃ヨーロッパではずいぶんと天気が荒れていたそうです。ミュンヘンでは最後のお買い物を楽しまれた方もいらっしゃいました。乗り継ぎのお客様を待つため、出発が少し遅れましたが無事に離陸。機内ではサッカーワールドカップ、日本vsポーランドの試合がリアルタイムで観れました。 皆さんビジネスクラスでゆっくりと休まれたことと思います。私も機内では食事もしないで寝てました。
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ミュンヘン搭乗口
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アルハンブラのバラ
10日目
6月29日/晴れ/30℃
定刻より少し遅れましたが無事に羽田空港に到着。関東地方は梅雨が明けたと言うことでとても良いお天気。ターンテーブルでお別れのご挨拶をしてそれぞれ税関へ。皆様が帰られる後ろ姿を見て終わってしまったと実感・・・楽しかった10日間はあっという間でした。皆様、これからも安全で楽しい旅を続けて下さいね。そしてまたどこかでお会いできる日を楽しみにしています。いつまでもお元気で。10日間お疲れ様でした。
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幸せを運ぶコウノトリ
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セコビア アルカサール

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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