2018年3月20日出発 <ANA国際線往復直行便利用>珠玉の名画の数々を巡るオランダ・ベルギー・ルクセンブルク10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年3月20日出発ツアー添乗員レポート
- ※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
- 添乗員/太田 亮(おおた りょう)
- ANA利用、珠玉の名画の数々を巡る、オランダ・ベルギー・ルクセンブルク10日間の添乗に参りました太田です。今回は全日空を利用し、これからまさにシーズンとなるベネルクス3国を中心に巡りました。このエリアは最近また人気が出ているエリアです。またヨーロッパを何度か訪れたことのある方も多く参加されるエリアです。一度は是非訪れたい、一度来たらまた訪れたくなる魅力的な街がたくさんあります!オランダの人々が水との闘いで獲得した街、ベルギーのフランドル地方とワロン地方のそれぞれの魅力がある街、ルクセンブルクの大公が治める可愛らしい街、最後はドイツのケルン大聖堂の街を訪れました。そして最後に古城ホテル滞在し雰囲気を味わった旅でした。
- 1日目
- 3月20日/晴れ/ 3〜8℃
- いよいよご出発です。出発前の日本は肌寒く、また花粉症の方には辛い時期でした。天気予報ではベネルクスも今三寒四温のようですが、お天気になることを祈りたいところです。同じ便にはベネルクスを訪れる違うコースのお客様も乗っており、このエリアがシーズンに入ったことを感じさせます。本日はドイツ、デュッセルドルフ空港からEUに入りました。出入国のイミグレーションは最後デュッセルドルフから出るまでもうありません。シェンゲン協定に加盟している国はノーチェックなのですが、協定が結ばれたシェンゲン村も今回訪れるルクセンブルクの村です。今回ツアー通してドライバーのガイさん、お世話になります。お天気もよく、のどかな風景を走りながらドイツからオランダに入ります。ネーデルライン川沿いのホテルに一泊しました。
- デュッセルドルフからアーネムへののどかな風景
- ホテルそばのネーデルライン川
- 2日目
- 3月21日/晴れ/3〜8℃
- デ・ホーへ・フェルウェ国立公園内にゴッホコレクションで有名なクレラー・ミュラー美術館はあります。ゴッホが画家活動したのが27〜37歳の10年間でした。右手展示室はオランダでの5年間のもので暗く、左手展示室はフランスでの5年間のもので明るいです。炎の画家といわれ情熱で一気に描き上げ、油絵だけで850点、全て合わせて3000〜3500点といわれています。ポークシュニッツェルのご昼食の後ユトレヒトへ。昨年亡くなったディック・ブルーナのアトリエを再現したユトレヒト博物館、現地ではナインチェ・プラウスといわれるミッフィーのミュージアム(子供たちが体験できる)、街のシンボルのドム塔、ミッフィー信号機など巡りました。アムステルダムに入りツナローストのご夕食でした。
- ゴッホの自画像
- ミッフィーミュージアム入り口
- 3日目
- 3月22日/曇りのち晴れ/3〜8℃
- キューケンホフ公園は本日3/22が公園オープン日でした。見頃はまだまだ先でしたが、早咲きのクロッカスやスイセンが咲いています。ガーデンスタッフが熱心に手入れをしています。見頃時期以外でも楽しめるように、温室ではチューリップをはじめとする花々が色鮮やかに咲いていました。 今年のテーマは「ロマンス」です。スズキのご昼食の後アムステルダム市内観光へ。国立博物館ではレンブラントの「夜警」が中央に飾られております。光と影の魔術師ともいわれましたが、この集団肖像画は当時不人気だったそうです。フェルメールの「デルフトの小路」「恋文」「牛乳を注ぐ女」「手紙を読む女」も観賞しました。ダイヤモンド工場でのショッピング後、運河の街アムステルダムをクルージング!ご夕食はビーフステーキでした。
- キューケンホフ公園温室内の色鮮やかなチューリップ
- レンブラント「夜警」
- 4日目
- 3月23日/曇り/3〜8℃
- ハーグに入り、国会議事堂として現在使われるビネンホフを通り、マウリッツハイス美術館へ。「アダムとイブの楽園」は次男ヤン・ブリューゲルとルーベンスが得意分野を手分けして描いた合作、「テュルプ博士の解剖学講義」はレンブラント27歳の出世作です。フェルメールの作品は、ゴッホも何度も見に来た「デルフトの眺望」、一番人気の高い「真珠の耳飾りの少女」がありました。クールハウスにてチキンのご昼食の後、デルフトにてデルフト焼き工房見学。型に流して残った陶土を焼き、絵付け時黒色の酸化コバルトは熱すると青色に変わります。キンデルダイクでは、水と闘って土地を獲得してきたオランダの代表的な風景風車群を見学しました。オランダからベルギーのアントワープに入り、エビサラダ、カルボナード・フラマンド(ビーフ煮込み)のご夕食後ホテルへ入りました。
- フェルメール「真珠の耳飾りの少女」
- デルフト焼きの典型的な花瓶
- 5日目
- 3月24日/晴れ/3〜12℃
- アントワープはスヘルデ川沿いにあり、大きな港、コンビナートを持ち、また世界のダイヤモンドの多くを取り扱っています。市民が作ったレンガ造りの様々なギルドハウスがマルクト広場周辺に残されています。ノートルダム大聖堂は「フランダースの犬」にも出てくる、身廊が7本の大きな教会です。ルーベンスの「キリストの昇架」「キリストの降架」「聖母被昇天」があり、中でも「キリストの降架」はルーベンスの最高傑作ともいわれています。ゲントにてチキン・ワーテルゾーイ(クリーム煮)の郷土料理のご昼食の後ゲント街歩きです。鐘楼の向かいに聖バーフ教会があり、絵画史上でも重要とされる至宝「神秘の仔羊」が収められています。レイエ川沿いのギルドハウス群ではヨーロッパの人達がくつろぎ、暖かくなった季節に活気づいているようでした。明日からサマータイムです。ブルージュに入り、ムール貝とフレンチフライのご夕食でした。
- ルーベンス「キリストの降架」
- 暖かい季節が近づき活気づくゲント
- 6日目
- 3月25日/曇り/3〜9℃
- ブルージュは中世ヨーロッパで富の集まる中心の都でした。ゴブラン織りのタペストリーは元々フランドル(フランダース)発祥でした。フランダース建築は、レンガ造りで外壁を塗らず、歪みを防ぐために隣同士くっつけ、カスガイで階どうしを繋げています。屋根はレンガを積んでいる為階段状、窓ガラスは当時大きな板ガラス作れなかったので鉛で繋げていました。救世主大聖堂、聖ヨハネ病院、ビール醸造所を通ります。べギン会修道院は女性達の生活共同体の場で、この時期スイセンが綺麗に咲いていました。愛の湖は昔1日500艘の船が入っていた港だったところです。グルートゥーズ侯(富裕貴族)の館、なめし皮のギルドハウス、魚市場を抜け、市庁舎、聖血礼拝堂のあるブルグ広場へ。さらにブルージュの中心であるマルクト広場には鐘楼、州庁舎が建っています。本日は昼よりフリータイムで、運河クルーズや街歩きなど思い思いに過ごされました。
- スイセンの美しいベギン会修道院
- 暮れゆく運河
- 7日目
- 3月26日/曇りのち晴れ/3〜12℃
- ブリュッセル街歩きです。ギャルリー・サンチュベールはヨーロッパで古いアーケードで、最初に一般公開された映画館や王室御用達のチョコレート屋やブティックが軒を連ねています。Neuhausが中に詰め物をするプラリヌを発明し、ベルギーチョコは高級チョコの代名詞となっています。グランプラスには市庁舎、ギルドハウスが並びます。小便小僧ジュリアン君ですがワイン、ビールを出すこともあるそうです。ワロン地方に入り、ディナンにてマスのご昼食、サックスの生まれたところでもあります。この地方は丘陵地帯で古城が点在しており、実際ヴェーヴ城の中に入って、調度品や武器を見学しました。その後ルクセンブルクに入り少しフリータイム。その後ルクセンブルクハム、パイとチキンの煮込みのご夕食の後ホテルへ入りました。
- ブリュッセルの中心、グランプラス
- アルデンヌ地方の古城、ヴェーヴ城
- 8日目
- 3月27日/曇りのち小雨/3〜8℃
- 首都ルクセンブルクはペトリュス川とアルゼット川に三方囲まれた城塞都市です。ボックの砲台もこの切り立った断崖に作られました。谷にはグルントといわれるダウンタウン、小高い丘のキルシュベルクにはヨーロッパセンター、議会事務局、数多くの金融機関があります。また大公が治める国であり、大公宮や政府機関が置かれ、イエズス会のノートルダム大聖堂もその側にあります。再びベルギーに入り、リエージュにてミニハンバーグのご昼食。聖バルテルミー教会にはベルギー七不思議の一つといわれるレニエ・ド・ユイによる真鍮製の洗礼盤がありました。再びオランダに入りファルケンブルクの古城ホテルシャトーセントヘルラーにご宿泊になりました。ご夕食はタラのリエット(ペースト)、仔牛ほほ肉、ティラミスとアイスでした。
- ルクセンブルクのノートルダム大聖堂
- ご夕食メイン 仔牛ほほ肉赤ワインソース、庭でとれたルバーブとミントのコンポート添え
- 9日目
- 3月28日/曇りのち雨/3〜8℃
- マーストリヒトはベルギー、ドイツと国境近く、リンブルグ州の州都です。オランダで一番古い街で聖セルファース橋も一番古い橋です。聖母教会はロマネスク様式の小バジリカ教会です。プロテスタントの聖セルファース教会に面している自由広場は、カーニバル、スケート場、乗馬、クリスマスマーケットにも使われます。ブックハンデルドミニカネンは、信者が少なくなりドミニカ教会を美しい本屋に変えたものです。マルクト広場にも立ち寄った後、サーモンのご昼食。その後ドイツに入り、100万都市ケルンへ。大聖堂はゴシック建築で、高さ157m、奥144mの世界有数の規模です。中には東方三博士の聖遺物が収められています。ケルン出発後渋滞にあいながらもデュッセルドルフ空港に到着しました。EU出国し夜便で出発しました。
- 教会を書店に改装 ブックハンデルドミニカネン
- ケルン大聖堂
- 10日目
- 3月29日/晴れ/23℃
- 順調に飛行し、予定より早めに成田到着しました。日本は10度以上暖かく、飛行機からも桜が満開の様子がわかります。皆様桜に間に合ってよかったですね。ご旅行中まだ当地は肌寒かったですが、キューケンホフのお花の公園がオープンになり、冬時間からサマータイムになり、次の日曜日にはイースター復活祭と、ヨーロッパもだんだん春へと変わりつつある時期のご旅行でした。ゲントのようにすでに活気のある都市もありました。ヨーロッパの中心でもあり、絵画も含め様々な文化が咲いた地域でもありました。国によって都市によって雰囲気の違いを感じられたかもしれません。一度は是非来て頂きたいベネルクス3国、皆様にとって今回のご旅行で思い出深い瞬間があれば幸いです。ありがとうございました。
- 機内から成田空港の桜
- 全日空成田到着
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