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2018年4月16日出発 ゆったり旅するシルクロード2600㎞10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2018年4月16日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/菊池 知道(きくち ともみち)
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『ゆったり旅するシルクロード2600km 10日間』にご参加いただき有難うございます。今回は遣唐使・遣隋使も訪れた旧都でもありシルクロードの出発の地である「西安(長安)」、新疆ウイグル自治区首府「ウルムチ」、歴史とオアシスの町「トルファン」、沙漠と仏教芸術の聖地莫高窟の「敦煌」など訪問致しました。かつては灼熱や砂嵐の中、水もない長い長い駱駝の移動だった道のりを、飛行機・高速列車・高速道路で旅しました。 中国悠久の歴史の舞台。三蔵法師やマルコポーロ、東洋と西洋の文物の流れ、奈良の正倉院の品々も通った道・・・・・永い歴史、多様な文化、砂漠沙漠の風景、現在起きていること。今昔の様々な風景を垣間見ることができました。ご旅行中は色々とご協力ありがとうございました。世界中に美しい春がくることを祈っております。謝謝 乾杯!

 

1日目
4月16日/0/℃
『ゆったり旅するシルクロード2600km 10日間』いよいよ出発です。利用航空会社は中国海南航空。(1993設立 中国4大航空会社-日本乗り入れは2015 12月~と新しい航空会社です。中国で初めてのスカイトラック社認定☆☆☆☆☆空の5つ星)成田⇒西安直行便で約4時間30分!遣唐使は長安まで半年~1年を要したそうです。機内食は1回、和食などの選択メニュー。飲み物は燕京啤酒や、中国のハワイ海南島の椰子汁(ココナッツジュース)などございました。機材はB737-800です。あっという間に西安へ。古人のご苦労が偲ばれます。今宵の宿は空港ターミナル内直結の「西安空港大酒店」(REGAL AIRPORT HOTEL XIAN)です。飛行機でお疲れの中、ホテルまで荷物を持ってのご移動、本当にお疲れ様でした。
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1泊目西安 空港大酒店
2日目
4月17日/0/℃
まずガイドの段さんの案内で西安観光。漢代の小さい兵馬俑の展示で有名な「咸陽博物館」、東洋と西洋を結んだシルクロードの出発点開遠門跡にある「シルクロード起点群像」、世界最大級周囲約14km西安城壁「西の城門」、昼食は「徳発長」で名物餃子宴美味しい16種。絨毯店ではシルクの勉強。三蔵法師がインドからの経典の翻訳・保存などに取り組んだ「世界遺産 大雁塔」(希望者は上まで登りました!)、弘法大師・空海が修業し四国八十八お遍路0番札所でもある「青龍寺」(皆様立派な筆使でした!)、遣唐使阿倍仲麻呂の記念碑が在り踊る人々で賑わう「興慶宮公園」、空港ターミナルでの夕食。観光を終えていざ国内線にて新疆ウイグル自治区首府ウルムチへ。出発が遅れてまた更に遅れて26時過ぎのご到着。ご宿泊は新疆信達海徳酒店(HOI TAK HOTEL XINJIANG)2連泊。大変お疲れさまでした。
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西安ガイド 段恵勇さんと西の城門にて
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世界遺産 大雁塔
3日目
4月18日/0/ ℃
昨晩というより本日早朝のチェックインどうもお疲れさまです。ウルムチのガイドはヌルマイマイティさん。ドライバーは呉(ご 漢字では上の部位が口、下が天)さん。多くの民族と地域の歴史そして楼蘭の美女ミイラを展示する「新疆ウイグル自治区博物館」をたっぷり2時間観光。昼食後バス、環境乗合バス、電気カートを乗り継いで湖面標高1980m「天池」へ。万年雪を頂く霊峰ボゴタ峰(5445m)は残念ながら下しか観えませんでした。また今年は湖の氷が溶けるのが遅く遊覧船は欠航でした。カザフ族の観光パオ(遊牧民の移動式テント=モンゴル語ゲル)にてお茶や伝統的な保存乳製品などいただきました。所々ある検問所等ではご不便おかけ致しました。
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ガイド ヌルマイマイティさん(左)、ドライバー呉さん
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天池 湖面凍ってます
4日目
4月19日/0/ ℃
ウルムチからトルファンへ200kmバスでの移動。風が強いので風力発電の何千もの風車がありました(本日強風の為、不動多数)。時々赤い大地に乾燥した白い塩湖。バスの中にヌルさんのウイグル民謡が響きます。標高を下げ、反比例で気温が上がり、海抜0m以下に近いトルファンへ。トルファン観光。本日は強風で砂嵐。時々霞んでおります。カートに乗ってかって三蔵法師も訪れた西域最大級の城址遺跡「高昌故城」(ヌルさんの涙)へ、5~7世紀地下墓遺跡「アスターナ古墳群」、90段の階段下り上りして仏教石窟「ベゼクリク千仏像」にてウイグル族のお爺さんが伝統楽器で伝統音楽を奏でてくれました。西遊記にも出てくる赤い山肌の「火焔山」(最近少し白っぽくなってきたとか?)へ。 火洲大酒店(HUOZHOU HOTEL)2連泊。
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風力発電 風車
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火焔山と孫悟空
5日目
4月20日/0/ ℃
やっとゆっくりと10時発 本日もトルファン観光。河に挟まれた場所にある紀元前2世紀の版築で造られた城塞都市遺跡「世界遺産 交河故城」元気がいい太陽の下歩きました。オアシス都市トルファンの地下灌漑施設「カレーズ」(中東ではカナート)また中国三大土木工事➡①万里の長城6000~8000km諸説色々 正解万里! ②京杭大運河 北京~杭州約1800km ③この新疆カレーズ総延長約5000km!凄い!民家訪問では美味しいスイカ・干葡萄いただきました。冬は寒いので葡萄は枝を下ろして冬眠のように土の中に埋めるそうです。昼ご飯は炎天下野外の暑い、あまり熱くないショーでした。今は春閑散期の「葡萄溝」。ウイグルのお料理シルクロードの味 ラグ麺や、炊き込みご飯ポロ、羊の串焼きシシケバブなどいただきました。地元の文化は大切にしたいと思います。ヤクシマセス!=こんにちは! ラフメット!=ありがとう!※正確な発音ではないかもしれませんが。
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交河故城
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焼きたてナンはとても美味!
6日目
4月21日/0/ ℃
昨年とは現地ルールが変わったり、流動的な事が多い為早く出発。セキュリティも厳しくなっております。綺麗な春が来ますように!本日は5日間一緒だったウルムチのスタッフとお別れして、2014年開通の蘭新高速鉄道1等車で敦煌郊外柳園南へと移動です。トルファン駅の階段では通りがかりの中国の見知らぬ人々も手伝ってくれました。有難うございます!中国版新幹線。昼ご飯は車内でお弁当。色々経験するのは楽しいものです!? 着いた柳園の冷たい風の中、ウルムチガイドのヌルさんとお別れ。敦煌のガイドは、張玉蓉さん。敦煌の砂漠「鳴沙山」とその中のオアシス「月牙泉」へ。希望者は駱駝乗り体験。また砂よけの靴袋をレンタルして砂丘登り。 太陽大酒店貴賓楼(GRAND SOLUXE HOTEL DUNHUANG)2連泊。
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蘭新高速鉄道(中国版新幹線)
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鳴沙山
7日目
4月22日/0/ ℃
「世界遺産 敦煌莫高窟」を終日たっぷり観光。現地専門ガイドは呂紅英さん。まず2014オープンのデジタル展示センターでの映像鑑賞。日本語音声もありとても役立ちます。午前中は251窟~428窟~427窟~328窟~329窟~331窟~16・17窟の合計8窟見学して、昼食後午後 94窟~96窟~148窟~162窟~特別156窟(宋氏出行図など)~特別57窟(莫高窟随一の美人菩薩 樹下説法図)~55窟~特別45窟(盛唐様式の脇侍菩薩7尊像)の計8窟。 午前午後合わせて16窟(一般13窟、特別3窟)見学しました。こんなに沢山の窟を見学できるのはこのツアーならでは。素晴らしい仏教芸術の中、何万歩歩いたでしょうか?本日も大変お疲れさまです。夜は希望者スーパーや賑わう夜市ご案内。
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敦煌 莫高窟
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現地専門ガイド 呂紅英さん
8日目
4月23日/0/ ℃
敦煌郊外観光。沙漠の気候で温暖の差が激しいです。地平線見えるゴビの中を100km走り、漢時代の西端の関所「玉門関」(別名小方盤城)。昔はどんな様子、どんな賑わいだったのだろう?今は静かに青空の下。約2000年の風雪に耐え残っている「漢代長城」沙漠なので煉瓦ではなく土などを固める版築という工法で、遊牧民族匈奴の馬が越えられない高さに造られています。冷たい風が吹いていましたが温度は徐々に上がり蜃気楼で本当に沙漠に湖があるように見えましたね。近付いても近付いても遠ざかっていきます。敦煌での最後の昼食。自動回転テーブル!ガイドの張さんと「♪月の砂漠」を歌います。今度は遅れずの国内線で西安へ戻ります。約2時間のフライトでしたが機内食付き。西安では美味しい精進料理。みんなで乾杯!です。中国に乾杯、ウイグルに綺麗な春を!シェラトン西安ノースシティホテル 2連泊。
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玉門関
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敦煌ガイド 張玉蓉さん ドライバー曹さん
9日目
4月24日/0/ ℃
西安ガイドは再び段さん。20世紀最大の発見と云われる「世界遺産 兵馬俑坑」8000点以上の沢山の陶製兵馬は圧巻でしたが、沢山の観光客が...。1号坑~3号坑~2号坑~銅車馬館と見学。中国最初の皇帝「秦の始皇帝」の陵墓・世界三大墳墓「世界遺産 秦の始皇帝陵」、司馬遷史記や三国志劉邦と項羽の舞台「鴻門宴遺跡」を巡りました。昼食は回転寿司の様に具材が回る一人鍋。丁度寒かったので身体も温まりました。世界三大美人楊貴妃と玄宗皇帝の「華清池」。ここも大勢の観光客でお正月の初詣のような大賑わいです。楊貴妃像がありましたがとてもふくよかでした。最後の晩餐は楊貴妃が食した料理を再現?した「楊貴妃宴」にて再び乾杯!もう検問もありません。西域より戻りました。
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兵馬俑
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楊貴妃
10日目
4月25日/0/ ℃
西域より再び戻っての西安。快適なホテルに連泊。エアコンもバスタブも完備、お湯も出ます。比較になりませんが数々の想像を絶する苦労や危険に耐えてシルクロードを開拓し、都に戻った張騫の想いはどんなものだったのでしょうか......? さていよいよ最終日。便利な海南航空 西安→成田 直行便でのご帰国です。帰りは地球の自転の影響もあり往路より早い約4時間弱です。機内食1回。無事成田ご帰国です。遣隋使遣唐使に想いを寄せます・・・ 10日間有難うございました。シルクロード古のこと、今現在のこと。色々と垣間見てきました。世界は広いです。また何処かでお会い出来る日を楽しみにしております。 謝謝 一路平安! 菊池知道
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快適だったシェラトンともお別れ
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雨の西安空港

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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