2018年9月8日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

添乗員／藤井 博志 （ふじい ひろし）

クリスタルハート「桂林・武陵源・西安・敦煌と上海・北京・中国大周遊10日間」＜LR593＞9月8日出発に14名様のお客様が参加くださいまして、誠にありがとうございました。ご一緒させて頂いた添乗員：藤井博志でございます。 9月に入り夏休みも終わり混雑が緩和され観光がしやすい季節になりました。8月の中国の夏休みの大混雑から解放された今ツアーは各観光地ともスムーズにストレスなく観光することができ大変良かったと思います。 また8月までの猛暑も想像できないほど涼しい気温で全日程快適に観光できました。最終日の上海では少々雨にあたってしまいましたが、この雨は旅の最後に中国の空が演出してくれた、中国とのお別れの涙であったと信じております！(笑) 10日間の中国大周遊の旅、中国は本当に壮大でありました。添乗が続きレポートが遅くなりましたが、一緒に旅をふり返って頂ければと思います。

1日目

9月8日/くもり/28℃

成田空港第2ターミナルへは8時55分集合でツアーが始まりました。皆さま時間厳守のご集合ありがとうございます。 中国東方航空272便は約1時間遅れで成田を出発しましたが、上空でフライト時間を挽回し、乗り継ぎ地の上海へは約20分遅れの13時45分に到着しました。 上海では約4時間の乗り継ぎ時間がありましたが、ミールクーポン（食券）が航空会社から配布され、早速皆さま中華料理をお召し上がりになり、あっという間に桂林へ向かう搭乗開始時間になりました。そして定刻より30分も早い20時15分に桂林に到着し、ホテルへ向かう途中には桂林の幻想的な夜景を車窓から眺められ、明日から始まる素晴らしい桂林の景観に心弾む思いで、就寝時間ほどなくしてホテルへ到着いたしました。

桂林にいたブルースリー(笑)

桂林にいた果物を売るかわいいおばさま

2日目

9月9日/くもり/16～24℃

本日から観光スタートです。晴天！とはいきませんでしたが、非常に観光しやすい気温で、晴天にも曇り空も似合う景勝地ですから今日の桂林漓江下りに期待です！ 朝7時40分にホテルを出発して約1時間バスを走らせ、漓江下りの本日の出発点・磨盤山へ向かい、陽朔まで約4時間のクルージングです。3階建てのクルーズ船は一番上の3階が見晴らしデッキとなっており、とても展望がよく漓江下りの美しい景観を楽しむことが出来ました。 そして昼食は船内でビュッフェスタイルの中華料理をお召しあがり頂きました。 美しい景色をご覧頂きながら昼食をとり、陽朔へと到着です。約4時間のクルージングでしたが、景色や食事を堪能しているとあっという間でしたね。 下船後は陽朔西街を少し散策して桂林へ戻りました。今日は雨にあたらず良い一日でありました。

桂林・漓江下り①

漓江下り②

3日目

9月10日/くもり/19～31℃

2連泊した桂林をあとにして、本日3日目は張家界へ向かいます。張家界へは桂林から長沙まで列車で約3時間20分の移動。そして長沙からはさらにバスに乗り換え、張家界へ約6時間の移動。と本日は長い移動の一日であります。 列車の車窓からは中国らしい牧歌的な小さな村々や茶畑、そして荒野など変化に富んだ景色が目に入ってきます。長沙から約6時間のバス移動では10年前と違いしっかりと衛生的なトイレ休憩の場が設けられており、中国ならではの壁の無いニイハオトイレも姿を消しつつあります。中国の都会を離れた地域でも観光施設が進化しているのに驚きを感じました。途中、益陽サービスエリアと熱市サービスエリアにて休憩を２回はさみ張家界の街灯りが見えてきたのは夜8時を過ぎておりました。 本日は終日、広い中国を北へ向けての大移動（とはいっても中国のほんの一部）の一日でありました。皆さま大変お疲れさまでした。

張家界の裏路地

張家界にた可愛い子供

4日目

9月11日/くもり/19～24℃

昨夜は張家界の町一番のデラックスホテル「プルマンホテル・張家界」に宿泊して本日4日目の行程は今ツアーのハイライトのひとつでもあります、映画アバターの撮影地として世界に大きく知られるようになった“武陵源風景名勝区”観光です。 武陵源は太古の造山活動による海底からの土地の隆起によって造られた砂岩や石灰岩の山々が雨（水）や風の浸食により現在の姿になった自然の造形美であります。 見る者すべてを魅了するその景色は中国の自然の素晴らしさと感動を全身で感じること間違いありません。 武陵源でランチをとり午後からも天子山のハイキングなど武陵源の素晴らしい景色を満喫いたしました。 そして武陵源の観光を終えた本日は深夜フライトで張家界から西安に向かいます。

武陵源①

武陵源②

5日目

9月12日/晴れ/19～28℃

昨日は空路にて深夜に西安に入ったため、行程5日目の本日はゆっくりと10時30分にホテル出発です。 本日は今ツアーのもう一つのハイライトであります“兵馬俑博物館”の観光です。 まず西安市内にあります世界遺産のひとつ「大雁塔」に立ち寄り、塔に登り高い位置から西安市内の素晴らしい景色をご覧いただきました。大雁塔は三蔵法師ゆかりのお寺でもあります。その後、昼食をお召し上がり頂いた後、いよいよ西安郊外にある兵馬俑の観光となります。兵馬俑は秦の始皇帝のお墓に埋葬された埴輪のひとつで、1900年代に地元の農夫によって偶然発見された2000年以上前の遺跡品であります。 1号抗から３号抗まで全て見学したのち、最後に銅馬車館を観光し、西安へ。楊貴妃が食した楊貴妃宴の豪華な夕食をお堪能いただき、本日一日の行程が無事終了いたしました。

大雁塔が隠れていますよ

兵馬俑

6日目

9月13日/くもり/19～24℃

本日６日目の行程は西安の西門城壁を観光して早々に空路、敦煌に向かいました。西安から敦煌までは約２時間３０分のフライトです。 西安や今まで観光してきた街とは景色が一変して、敦煌は砂漠地帯です。中国は本当に自然が豊かに富んでいる国だと実感しました。広大ですものね。 敦煌に到着した私たち一行は砂丘地帯の名所・鳴沙山へ向かいました。鳴沙山では皆様ラクダに乗り砂漠地帯をさらに約４０分移動して月牙泉へ到着。 月牙泉は砂漠地帯にあるオアシスでありますが、砂漠に突如現れる泉は本当に美しく神秘的でもありました。 今夜のホテルは夜市や街の中心に近い「敦煌賓館」にご宿泊のため、夕食後は夜市にくり出して夜遅くまで敦煌の夜の街並みをお楽しみいただきました。

鳴沙山

月牙泉

7日目

9月14日/晴れ/9～19℃

本日行程７日目の朝は快晴の中、今回の旅で一番のハイライトとも言える世界遺産であり、仏教美術の集大成である「莫高窟」観光です。 莫高窟では観光前に、その歴史を非常にわかりやすく説明してくれる映像を使ったエキシビジョンセンターで約４０分のビデオ上映をご覧頂いた後からの見学となります。 莫高窟には専属の日本語ガイドがおり、より詳しく説明してくれます。 今回の入場窟は９６窟（メイン窟）→１０３窟→１５６窟（特別窟）→２０４窟→６１窟→５７窟（特別窟）→１６窟→１７窟と全８つの仏教窟を見学いたしました。 莫高窟を観光したのち、私たち一行は敦煌をあとにして空路、西安経由で北京に向かいました。北京には日にちをまたいだ２４時３０分に到着。 本日は皆さま、西から東への長い一日大変おつかれさまでございました。

莫高窟①

莫高窟②

8日目

9月15日/くもり（小雨）・晴れ/14～21℃

昨夜は２６時ころホテル到着ではありましたが、皆さま元気にホテルを９時に出発して本日８日目の行程は北京市内観光（故宮博物館）と万里の長城（八達嶺）観光です。 さすがに首都の北京、９月に入り観光客が落ち着いたとはいえ故宮博物館には大勢の訪問者で今ツアーでは初めて見る大混雑の激混み状態で観光致しました。 その後、私たちは万里の長城がある八達嶺へ向かい昼食後に万里の長城観光となりますが、強風のためロープウェイが運休となっておりました。 それでもガイドの機転で八達嶺の南にあるケーブルカーを利用して、万里の長城を観光することが出来ました。しかも南城はまったく混雑しておらず素晴らしい長城を展望することが出来て結果的に大満足の一日でありました。連泊のニューオータニで疲れを癒してくださいませ。

北京・故宮

万里の長城

9日目

9月16日/くもり/19～31℃

２連泊した北京のデラックスホテル「ニューオータニ長富宮」をあとにして本日９日目は空路、最後の観光地・上海に向かいます。北京から上海までのフライトは約２時間。 上海に到着したとたん、今まで感じたことのない湿度のある熱気が悶々としておりました。北京より南に位置し、海に近いこともあり北京や今までの都市と全く違う気候帯です。 また経済都市上海は高層ビルが建ち並ぶ近代都市で桂林・武陵源・敦煌とは全く違う質の街でもあり、ここでも中国の広大さを感じておりました。 昼食を済ませて本日は早めにホテルへ入ります。 ホテルは上海の中でも伝統と歴史のある高級ホテル「花園飯店上海」にご宿泊です。 夕食は今ツアー唯一の自由食でありましたが、特に不自由することはなく、それぞれに旅の最後の夜をエンジョイされておりました。

万里の長城（８日目）

北京ダックを切るコック（８日目）

10日目

9月17日/雨/21～29℃

早いもので帰国日の朝を迎えてしまいました。 帰国日１０日目の本日は夕方の帰国フライトに合わせてまずは上海市内観光（豫園・豫園商場・外灘）をしたのち、上海名物「小籠包」を名店「南翔饅頭店」にてお召し上がりいただきその後、帰国の途に就くという最後の行程です。 外灘からみる上海の街並みは小雨が降っていたせいか低い雲が高層ビル群に絡み、とても幻想的な景色でありました。美味しい上海小籠包をご賞味いただいたのち、上海からの直行便（中国東方航空）にて約３時間。成田空港へ２１時少し前に到着し、１０日間の全日程が無事終了いたしました。 “中国大周遊”の旅は中国の自然の造形美や文明文化などの素晴らしさを体感できる１０日間でありました。 皆さまこの度はツアーへのご協力誠にありがとうございました。またいつかクリスタルハートの旅でお会いできますことを楽しみにしております。

雲がかかる上海・外灘

上海・豫園