2018年6月5日出発 ルフトハンザドイツ航空ビジネスクラス利用 船が宙に浮く島ランペドゥーサとシチリア・南イタリア10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年6月5日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/森田洋平(もりた ようへい)
- この度クリスタルハートの今ツアーをお選び頂きありがとうございます。ミラノからローマまでのイタリアと違いナポリからシチリア島まではまだまだ行く方が少ないですが、地中海最大のシチリア島を始め、いつの時代も強国の支配を受けた歴史の中で育まれた文化とイタリアの魅力が詰まっています。6月に入ると地中海も穏やかになり、カプリ島始め今回は世界の絶景ランペドゥーサ島に行くとあって期待は増すばかりです。またイタリアのスローフードの世界も南に色濃く残ります。お食事も楽しみです。ホテル等のハード面に少し不安もある地域で、スローな時間の流れに最初は慣れない部分も多いですが、旅を終えた後の南イタリアの残像はいつも特別な物です。それではご参加頂きました18名様と南イタリアへ行ってまいります、楽しい10日間となりますようにどうぞ宜しくお願いします。
- 1日目
- 6月5日/晴れ/18 〜 28℃
- 東京も梅雨を前に南イタリア並みの夏の陽気、ここ数日の気温と調度重なります。飛行機はドイツルフトハンザ航空にて羽田からフランクフルト乗り継ぎで南イタリアの出発点ナポリへ。ルフトハンザが主要都市へのフライトを成田から羽田に移した事で関東圏の方のアクセスも良くなり、また国内線羽田空港が徐々に国際化していく中で日本全国から多くのお客様にご参加頂けるのも嬉しいものです。時間も早くも遅くもない14時5分発とあって調度良く、ビジネスクラスの方は全日空のラウンジでゆっくりして頂けます。LH717便は定刻に離陸11時間40分のフライトでフランクフルトに到着、広い広い欧州のハブ空港を歩き2時間の乗り継ぎも直ぐに過ぎていきます。LH336便にて1時間55分、22時35分に予定通りにナポリ到着。窓側に掛けた方は夜景が綺麗だったとのこと。24時ホテルにチェックイン。明日からを楽しみに、本日はお疲れ様でした。
- 羽田空港14時5分発LH717便はボーイング747
- フランクフルト航空よりLH336便はまだ明るい20時40分発
- 2日目
- 6月6日/晴れ/17 〜 27℃
- イタリアのシンプルな朝食はホテルナポリの屋上で海と山側にサンテルモ城を眺める最高のロケーションで頂きます。ホテルを出て高速へ乗るとポンペイを灰に埋めたベスビオ火山が左手に、右手にはナポリ湾そして30キロ先にカプリ島も見える最高の天気、目的地のアマルフィーへ急ぎたくもなりますが、ソレント半島に差し掛かるとその海岸線や町並みもまた美しくついつい写真ストップを。半島を北側に回るとそこからが世界遺産のアマルフィーの海岸線がスタート、途中ポジターノの町を眺める写真ストップ。アマルフィーでは12使徒のアンデレが眠る大聖堂と有力者の墓場、天国の回廊を中心に見学しました。絶景山越ルートでナポリへ戻り高速船でカプリ島へ揺れも少ない夏らしい穏やかな海です。宿泊は島の高台アナカプリ地区サンミケーレホテルからの眺めだけでも十分ですが少し周辺のお散歩をされた方も。明日を楽しみに静かな環境で床に着きます。
- アマルフィー海岸、ポジターノで写真ストップ
- アンデレ眠るアマルフィー大聖堂
- 3日目
- 6月7日/晴れ/21 〜 30℃
- 海、ソレント半島そして遠くにベスビオ山を眺めるホテルのテラスからの眺めは良いけれど風の強い朝。不安な気持ちで青の洞窟の入口に到着すると小舟が洞窟に入って行くのが見えて一安心、小舟に寝そべって船頭の腕一つで言葉では表現しがたいあの青の世界へ、簡単には見られないあの青を目の当たりにして頂け心の底から嬉しい日でした。陸からの洞窟のアクセスは楽なのと時間にも余裕があり港周りも少し散策、その後ナポリへ戻ります。ここからマルコさんの運転で270キロ。マテーラの町へ。山間のグラビーナ渓谷の斜面に掘られた洞窟住居群が目の前に広がります、1960年まで生活していた住居も見学しました。内陸を抜けアドリア海に面した小さな町の洞窟レストランで夕食を。波に優しいトランペットの音を聴きながらのフルコースを3時間かけて頂くと0時近くになっていました、お泊りはアルベロベッロにて。長い一日お疲れ様でした。
- 嬉しかった青の洞窟、その内部へ
- 世界遺産マテーラの洞窟住居群
- 4日目
- 6月8日/晴れ/16 〜 29℃
- 早朝のアルベロベッロ観光、おとぎの世界はホテルから歩いてすぐの所にあり、重税に苦しめられた農民が建てた家並みと言えどやはり可愛らしいおとぎの世界、お土産屋の陽子さんの店の屋上からの眺めもとても綺麗でした。60キロ離れたバーリの空港へ、4月のダイヤ変更により当初のパレルモ直行便からローマ経由となりご迷惑を、さらにローマからパレルモの便がストライキで欠航し、ローマでの1時間の乗り継ぎが5時間に。そこで急遽用意してもらったバンに乗りローマ街、トレビの泉にスペイン階段界隈で自由食の3時間を過ごし頂きました。さてパレルモへと飛行機に乗る直前アリタリアの信じられないミスで我々が手にしていた航空券は紙切れに。シチリアへ、ランペドゥーサへの道は中々見えず22時を過ぎて要約先は見えましたが皆様には大変なご苦労とご不安を与えてしまい、申し訳ございません。ローマに泊まる夜になってしまいました。
- アルベロベッロ、世界遺産のアイラピッコラ地区
- なぜかローマのスペイン階段。
- 5日目
- 6月9日/晴れ/18 〜 28℃
- 昨晩は急遽ローマに宿泊、そして今日は5時45分にホテルを出てローマの空港へ。スーツケースはアルベロベッロのホテルからバスでパレルモへ送っており手元にないまま、昨晩急遽手配をした新たなフライトでローマから直接ランペドゥーサ島へ。嬉しいのやら悲しいのやら、いやそれでもランペドゥーサ島に着き皆様とラビット島で世界一綺麗な海を見たら嬉しさに包まれました。海で泳ぐ方は日本から用意した水着は着れなかったけれど島で急遽購入し泳いだ方も、僕は美しい海を眺めるだけでも十分でしたが、再び青に囲まれてキャプテンの手料理を頂いてあっという間に海上での3時間が過ぎていきました。その後はカフェでジェラートを頂きランペドゥーサを後にしました。日程表通りのフライトで19時半にパレルモ到着、昨日見る予定だったマッシモ劇場の写真を撮りホテルへ、そしてスーツケースとご対面。本当に大変な状況でしたが、ご協力有難うございました。
- ランペドゥーサ島ラビット島を眺める
- 空を飛んでいますか?
- 6日目
- 6月10日/晴れ/21 〜 28℃
- さて今日からはシチリア本土の旅、二日前の出来事でパレルモの市内観光の多くは出来ないかと思いましたが、今日も早起きをして頂き、世界遺産のパラティーナ礼拝堂へ。地中海最大の島はいつの時代も大国に支配され続けますが1130年ルッジェーロ2世に始まるノルマン王国時代を島民はとても大切にしています。礼拝堂は壁一面に金そして色ガラスが散りばめられたモザイクによる聖書の世界。その2代後グリエルモ2世は8キロ離れたモンレアーレに大聖堂を1183年に完成させ、内部は先程と同じモザイクの世界ですが大聖堂なだけに規模が違いました。日曜日の空いている道を考えもう一度パレルモへ。そしてノルマン最後の王1250没フェデリコ2世眠るカテドラルを見てパレルモを後に。Gucclone家の葡萄畑に囲まれたオーナーの家で4種のワインと家庭料理を頂き、アグリジェントへ。神殿の谷に並ぶギリシャ時代の神殿群を陽子さんと共に歩きました。
- 見ることが出来て良かったパレルモパラティーナ礼拝堂
- シチリアの風に吹かれて陽子さんとアグリジェント
- 7日目
- 6月11日/晴れ/20 〜 29℃
- シチリアの人がもう一つ大切にするのは約2500年前のギリシャの時代。昨日はオンリーワンのガイド陽子さんから夢と希望とお金とイカロスの話を聞き、その神殿群を歩きましたが、今日はそこから出土した品々を見に考古学博物館へ。石だけではなく土器や青銅器の製造技術やその頃の高い生活水準が解ると共に陽子さんの案内がその時代へと連れていってくれるかのようでした。シチリア南端の町アグリジェントを出て内陸山間の街カルタジローネへ、8世紀アラブの時代に開けた町の産業は陶器、そして市庁舎から山の上のサンタマリアデルモンテ教会を結ぶ142段の階段全てに陶器が貼られたスカーラを見上げ、または上り下りのひと時を過ごしました。さてこの度の最終地タオルミーナはシチリアの東、お泊りは目の前にグランブルーの海広がるモンテタウロに2連泊します。皆様最後の夕食に旅行中誕生日を迎えられたお二方のお祝いをさせて頂きました。
- トリプルルッツ、アグリジェントの美少年
- カルタジローネの大階段スカーラ
- 8日目
- 6月12日/晴れ/20 〜 28℃
- のんびりとした朝をお部屋から海の見えるタオルミーナのホテルで迎えます。ホテルから歩いてすぐの市民公園、旧ローマ街道のウンベルト通り、頻繁に噴火活動を繰り返すエトナ山3329mを眺める4月9日広場、そして紀元前3世紀のギリシャ劇場を見学。ギリシャの神々が住まう島とされる劇場の椅子に座り2世紀のローマ時代に詰まれた煉瓦の壁の隙間から地中海を眺めエトナ山を見上げ過ごしました。昼食はミニバスに乗り海岸線に下りカポタオルミーナホテルの海辺のレストランにて。海を眺めて海風を浴びながらランチを頂きました。最後まで天気には恵まれました。午後はフリータイムです、お疲れの体を海の見えるお部屋でのんびり過ごし、またはタウロ山のてっぺんの町カステルモーラを散策したり、夜も引き続きの自由食。山に海に沢山のお店に小さくもなんでも揃うタオルミーナにてそれぞれの最後の夜をお過ごし頂きました。
- 4月9日広場に面してサンジュゼッペ教会、タオルミーナ
- ランチはカポタオルミーナホテルにて
- 9日目
- 6月13日/晴れ/20 〜 28℃
- ずっと良かった天気も今日から崩れるとの予報でしたが至って穏やかな朝を迎えています。何往復もしたホテルの前の坂道を登りミニバスで大型バスの駐車場へ。そこから海岸線を走りカターニャの空港へ向かいます。最後に海を、そして最後にエトナ山を見ると、3日間で一番クリアーな姿を見せてくれていました。ナポリに始まりシチリアで終わる南イタリアの個性的な魅力を感じると本当にイタリアは北から南まで変化に富んだ国だと思います。3度目のイタリアはどこの地域へ?2度目のシチリアをゆっくり回るのも有りかも知れません。そういえばルフトハンザというと成田便の時代は日本行フライトが午前中の為、最終日はサンドイッチを持って空港に向かいましたが羽田便になってこれもまた良い時間に変わりました。12時発LH1965便にてミュンヘンへ、2時間半の乗り継ぎで16時40分LH714便は羽田へ向かいます。
- 最後に一番クリアーに見えたエトナ山、カターニャ空港にて
- カターニャ空港、LH1965便より
- 10日目
- 6月14日/晴れ/18 〜 26℃
- ミュンヘンよりLH714便にて11時間10分、定刻通りの10時50分に羽田空港に到着しました。ソレントから最初にナポリ湾の綺麗な海を見た時の感動。カプリで青の洞窟に入れた感動。マテーラ経由のロングドライブ後お疲れの中イタリア流3時間に及ぶディナーは長いやら美味しいやら。急なストライキで急遽ローマ観光。さらなるアクシデントでローマ泊。もう勘弁してくれ、と思ったところでランペドゥーサの海に感動!無理かと思ったパレルモも見れて、葡萄畑でワインと家庭料理のスローフード、そして陽子さんとギリシャ時代にタイムトリップしシチリアの魅力をご堪能頂き、最後にタオルミーナで自由な時間をお過ごし頂いた10日間でした。大小様々な感動と大小様々な問題、そしてストレスなどもあったはずですが、どんな時もご協力頂きありがとうございます。予定以上のものを見られたのは本当に皆様のおかげです。本当に有難うございました。そしてお疲れ様でした。
- カプリ島ホテルからベスビオ山を見た朝
- 苦難の末たどり着いたランペドゥーサ島にて
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