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2018年7月18日出発 <スカンジナビア航空利用> 美しき北欧4カ国周遊10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2018年7月18日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/金光 早苗(かねみつ さなえ)
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映画「アナと雪の女王」の背景は、ノルウェーの自然や建物を参考にしていると言われています。今回訪れたベルゲン・ツヴァンネの滝なども映画の背景として使われているそうです。私達が2連泊したハダンゲンフィヨルドにあるウレンスヴァングホテルは、ノルウェーのソニア王妃のお気に入りの場所。作曲家グリークも毎年夏に訪れたこのホテルには、彼が使用したピアノが置かれている「グリークの小屋」も。ペールギュントの朝が聞こえてきそうな美しい風景に、プロフェッショナルなホテルスタッフの気持ちの良い対応。ソニア王妃が好んでこのホテルに滞在する気持ちが判りました。自然が織りなす色々な表情と、素晴らしい縁に恵まれたフィヨルドの旅でした。
1日目
7月18日/晴れ/13~25℃
★成田空港→コペンハーゲン(スカンディックコペンハーゲン泊)スカンジナビア航空にてデンマーク・コペンハーゲンへひとっ飛び・・・とはいっても約11時間の空の旅。出発が遅れましたが、無事コペンハーゲンに到着できて良かったですね。ラウンジでゆっくりしすぎて、飲み過ぎてしまいました・・・なんてお客様もいらっしゃいましたが。コペンハーゲン空港はヨーロッパのハブ空港のひとつで、北欧諸国では一番旅客数が多く、1日当たり約6万人の旅客を扱います。日が長いヨーロッパでは、21時過ぎに夜を迎えるといった感じで、ちょっと得した気分です。初日にゆっくりと疲れを取ることができたのがとても良かったとのお声も。ホテルは街中なので、お元気な方は添乗員と一緒に市庁舎辺りまでお散歩。近くにスーパーやセブンイレブンがあってとても便利でしたね。
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色とりどりの可愛らしい家が建ち並ぶニューハウン
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息子達を牡牛に変え、スウェーデン王から与えられた土地を耕す女神ゲフィオン。
2日目
7月19日/晴れ/14~27℃
★コペンハーゲン(連泊) 運河沿いには色とりどりの可愛らしい木造の建物が建ち並ぶニューハウン。その中のひとつの赤い家は、アンデルセンが暮らしていた家です。王家の住居であるアマリエンボー宮殿にて衛兵交代を見た後、カステレット要塞にてゲフィオンの泉・聖アルバニ教会を写真に収め人魚姫の像へ。お昼はロイヤルコペンハーゲンのロイヤルスムシカフェで、スモーブローというデンマークのオープンサンドとスシを融合させた「スムシ」を頂きました。コバルトブルーのイヤープレートでも有名なロイヤルコペンハーゲン。青と白の絵付けは、日本の古伊万里染付の影響を受けていると言われています。午後のフリータイムは希望者と一緒にクリスチャン4世が17世紀に28年の歳月をかけて造らせた夏の離宮「クリスチャンボー」と屋内マーケットへ。クリスチャン4世と5世の戴冠式に使用された王冠など、宝物殿は特に見ごたえがありましたね。
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「熱中症には気をつけんとあかんで・・」例年に比べ暑い北欧。衛兵さんも大変です。
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クリスチャンボーの宝物殿にて
3日目
7月20日/晴れ/14~24℃
★コペンハーゲン→(DFDS泊) シェークスピアのハムレットの舞台にもなったクロンボー城で写真ストップの後は、フレデリクスボー城へ。火災後再建されたこの城は、現在デンマークの歴史を伝える博物館になっています。お昼にデンマークのミートボール「フリカデラ」を頂き、船着き場へ。DFDSシーウェイズは、デンマークの首都コペンハーゲンとノルウェーの首都オスロとを結ぶ35,000トンを超える大型船。クラウンシーウェイズ号とパールシーウェイズ号の2隻によって、毎日1便運航されています。DFDSは1866年デンマークの3つの船会社が統合し誕生。第2次世界大戦で大きな被害を受けながらも成長を続け、かつては北米や南米・地中海にも航路を持っていたそうです。現在は北ヨーロッパ最大級の船会社に。風が強かったですが、デッキから見るクロンボー城も素敵でしたね。夕食時の自己紹介が、皆様の距離をぎゅっと縮めてくれました。
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フレデリクスボー城前にあるポセイドンの像が指しているのは・・・駐車場
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北欧の方が大好きなザリガニ!私は隣のエビの方が・・・
4日目
7月21日/晴れ/14~27℃
★オスロ→ハダンゲルヴィッダ→ハダゲンフィヨルド(ウーレンスヴァング泊) ノルウェーを代表する大彫刻家グスタフ・ビーゲランの作品の為に作られたフログネル公園を散策後、国立美術館へ。「2人の友人と外を歩いていると、太陽が沈み始めた。みるみるうちに空が血のように赤く染まる。私は疲れを感じて立ち止まり、フェンスにもたれかかる。蒼黒いフィヨルドと街の上空が血と炎で彩られる。友人たちは歩みを続ける。私はそこに突っ立ったまま不安に身を震わせる。自然をつんざく終わりのない叫びを感じて」というムンクが残した言葉を読んでムンクの叫びを見ると、自然の叫びにムンクが耳を塞いでいる様に見えます。ナショナルツーリストルートを通って、標高1000mを超えるハダンゲルヴィッダを通過。ここは総面積が東京都の約3倍のノルウェー最大の国立公園。山の上にはところどころ雪の姿も。
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フログネル公園にある「怒りん坊」の像。国は違えど、子供の怒り方は一緒なんですね・・・。
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ムンクの叫び
5日目
7月22日/晴れ時々曇り/11~24℃
★ハダゲンフィヨルド→ヴォス→ミュルダール→フロム→グドヴァンゲン→ハダゲンフィヨルド(連泊) ヴォスからミュルダール経由でフロムへ。ショースの滝では5分間停車。ミュルダールからフロムまでの山岳地帯約20kmを1時間かけて結ぶフロム鉄道は、急勾配の山岳部を走る為途中20ものトンネルを通過。右に左に見所があり、写真を撮るのに大忙しでしたね。フロムからは2016年シップ・オブ・ザ・イヤーを受賞したビジョン・オブ・ザ・フィヨルド号にて、ソグネフィヨルドフィヨルドクルーズをお楽しみ頂きました。ナーロイフィヨルドは幅が250mととても狭く、船が安全に航行できるようフィヨルドには「この間を移動しなさい」という目印がプカプカと浮いています。東山魁夷が描いたナーロイフィヨルド最大の滝「サーグ滝」もご覧頂きました。グドヴァンゲン到着後、若返りの滝とも言われるツヴィンデの滝でマイナスイオンを浴びてホテルへ。
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2人ぶら下がるように力をかけても開かなかったフロム鉄道の窓ガラスですが、その後添乗員が力を加えるとあら不思議・・・
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ソグネフィヨルドフィヨルドクルーズ
6日目
7月23日/晴れ時々曇り/15~24℃
★ハダンゲンフィヨルド→ベルゲン→ストックホルム(スキャンディックダウンタウンキャンパー泊) ノルウェーのソニア王妃や作曲家グリークが愛したグドヴァンゲンに別れを告げ、ノルウェー語で「山の牧場」という意味を持つ7つの山に囲まれたベルゲンへ。途中、滝の裏側を通る事ができる「スタインダールの滝」でお手洗い休憩。ノルウェー風カレーを頂いた後は、当時の街並みを今に残すブリッケン地区や魚市場をご覧頂きました。北ノルウェー産の干しダラの売買の取引を一手に握っていたベルゲンに住むドイツ人によるハンザ都市として栄えたベルゲン。その後船舶業で潤い、19世紀ごろまで北欧最大の街でした。フィヨルドの玄関口ベルゲンから、ノルウェー沿岸急行船「フッティルーテン」も出発します。夜が長い、冬のオーロラの時期も良いですが、フィヨルドの雄大な景色とオーロラが楽しめる秋の沿岸急行船の旅もオススメです。飛行機でストックホルムへ
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グリークの小屋。このピアノが奏でる音色を聴いてみたいです。
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滝の裏から見た景色
7日目
7月24日/晴れ/33℃
★ストックホルム(連泊)昨晩到着が遅かったので、今朝はゆっくりめの出発。少し歩けばオペラ座や王宮と、とても立地がよいホテルなので、元気なお客様とホテル周辺を散策。ノーベル賞受賞者の晩餐会・祝賀会のダンスパーティが行われる市庁舎を訪れたあとは、王宮や中世の街並みが残る石畳の街ガムラスタンへ。無事ノーベル賞のメダルチョコもゲット!昼食は中華。普段はビジネスマンで賑わう人気のお店ですが、今は夏休み中。ゆっくりと久しぶりのアジアン料理を楽しむ事ができました。昼食後は、メーラレン湖の畔に建つ「王妃の小島」という意味のドロットニングホルム宮殿へ。北欧とは思えない暑さと日差しの強さ。ささやかな日陰を探しながらの庭園散歩の後は、歴代の王妃たちにより増改築された宮殿内を見学。夕食はグランドホテルにて、ノーベル賞晩餐会のメニューを再現したノーベルディナーを頂きました。どのお料理もとても美味しかったですね。
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ノーベル賞祝賀晩餐会のダンスパーティが行われる黄金の間
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ドロットニングホルム宮殿
8日目
7月25日/晴れ/30℃
★ストックホルム→ヘルシンキ(ラディソンBLUロイヤル泊)北欧随一の美しさを誇る水の都ストックホルムとお別れして空路にてヘルシンキへ・・・と滑走路へと進んだ飛行機が回れ右。機材トラブルの為予定していた便が利用できず、フィンエアとスカンジナビア航空とに分かれてヘルシンキへ。ホテルを早朝に出発したにも関わらず、ゆっくりとお昼過ぎのヘルシンキ出発となってしまいました。ヘルシンキの観光が無事できるのか心配でしたが、幸いにも北欧の日の長さに助けられ、予定通り全ての観光を終える事ができました。オリンピックスタジアムを車窓でご覧頂いた後、フィンランドを代表する音楽家のモニュメントがあるシベリウス公園と岩盤をくり抜いて造られたテンペリアウキオ教会へ。白亜の大聖堂とヘルシンキのランドマークである北欧最大のロシア正教の教会「ウスペンスキー寺院」を魚市場からご覧頂きました。
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やっと出発!
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岩盤をくり抜いて造られたテンペリアウキオ教会
9日目
7月26日/晴れ/24℃
★ヘルシンキ→コペンハーゲン(機中泊)飛行機が遅れたのが今日でなくてよかったね・・・と皆様。私も心からそう思いました。昨日はお土産を買う時間が限られていたので、ヘルシンキの空港でムーミングッズやマリメッコのお店を見に行かれたお客様も。ムーミンの登場人物は、作者の身近な人達がモデルなので、フィンランドにはスナフキンみたいに鼻がツーンとした人や、ムーミンによく似た人がいますとガイドさん。確かにお腹がムーミン似の人はいるような・・・。ついつい空港内で、似ている人達がいないか探してしまいました。一見カバのように見えるムーミンですが、実はトロールという妖精の一種。無事ヘルシンキを出発し、コペンハーゲンへ。空港内にある人魚姫の像に見送られ帰国の途へつきました。
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カモメ食堂の舞台にもなったヘルシンキ。大聖堂前のロシア皇帝アレクサンドル2世像の頭上にもカモメ...
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コペンハーゲンの空港内にある人魚姫の像
10日目
7月27日
★成田空港到着 「え?北欧ってそんなに暑いんですか?」「セーター用意していました!」出発前のご挨拶の電話の後、急いで薄手の洋服を詰めなおしましたとのお声も聞かれた今回の旅。今年の北欧は日本に負けない異常気象。ギリシャ焼けの私の肌も北欧で少しは落ち着くかと思いきや、コッペパンが焦げパンになってしまいました。ヘルシンキに向かう飛行機の機材トラブルによる大幅な遅延の際、「帰国日でなくてよかったよかった・・・」と笑顔でトラブルを受け止めて下さった皆様。その温かい言葉と笑顔にどれほど助けられた判りません。皆様から頂いたその笑顔と優しさを次のお客様に返していけるよう、これからも頑張っていきたいと思います。時折パンフレットやインターネットを通して、私の生存確認をして頂けたら嬉しいです。10日間、本当にありがとうございました。
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フレデリクスボー城内にて

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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