LE106 2018年5月22日出発 羽田発着 <ルフトハンザドイツ航空利用>時を紡ぐ北スペインとポルトガル9日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年5月22日出発ツアー添乗員レポート
- ※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
- 添乗員/監物 聡江(けんもつ としえ)
- 初夏のポルトガル北スペインに行って参りました。ちょうどジャカランダの美しい景色となりリスボンでは紫の花びらが街を華やかに彩っていました。比較的お天気にも恵まれ、通常より涼しく過ごしやすい日が続きました。今回ご参加の方々は、ご夫婦8組、ご友 人2組の21名様です。年齢も近く、話題につきることもなく、笑い声の絶えないツアーでした。私自身、長年添乗のお仕事をさせていただいておりますが「この仕事を続けてきて良かった」と思ったほど楽しく仕事をさせていただきました。そして大きな事故もなく無事に帰国できたこと、全てご一緒いただいたお客様のお陰です。ありがとうございます。また、近いうちにクリスタルのツアーでお会いしましょう。
- 1日目
- 5月22日/曇り/14℃
- ご集合は羽田国際線ターミナル。早々にお集まりいただき、ご案内とご挨拶。一番緊張する瞬間です。でもお電話でお話したせいか初めてお会いしたように思えませんでした。本日ご利用いただくのはルフトハンザドイツ航空717便でフランクフルト乗り換えです。この空港は大変大きくスカイラインで移動します。ここでEU入国手続きをしてポルトへ出発。時間通りに到着し、全員のスーツケースも出てきて一安心。外へ出ると運転手のアルトゥールさんが皆様をお待ちしていました。今日からリスボンの空港までずっと同じバスと運転手さんです。何度か一緒に仕事をしたことがありますが、安全運転で本当に信頼できる人です。早速ホテルへ向かいましょう。お泊まりのホテルは「ベッサボアビスタ」2連泊です。明日はゆっくりのご出発、今夜はゆっくりお休み下さい。
- 羽田空港出発ゲート
- ルフトハンザ航空
- 2日目
- 5月23日/晴れ/14〜23℃
- ボンディアー!おはようございます。いよいよ今日からポルトガルの旅が始まります。青空が広がりとても気持ちの良い朝です。まずはレロ・イ・イルマオン書店へ。JKローリングがハリーポッターの構想を練るヒントとなったそうで内装は本屋さんとは思えない美しさです。次はサンベント駅。中へ入ると360度アズレージョで囲まれていました。左手にはポルトガル誕生にまつわるシーンで、初代国王アフォンソエンリッケスの教育係でもあり家臣のエーガスモニスがレオン王国の王様に願い出ている場面。右手一面はエンリケ航海王子がムーア人の都セウタを攻略した場面、上段には父ジョアン1世、王妃フィリッパの入城シーン。ポルトガルにやって来た感動が込み上げますね!ポルトと言えばポートワイン。ビデオで歴史や作り方をご覧いただき試飲やチョコを召し上がっていただきました。最後はバロック様式のフランチェスコ教会。金箔のキリスト家系図や日本での殉教のシーンが印象的でした。午後はフリータイムでしたが皆様一緒にドーロ川クルーズ、ロープウェイ、ドンルイス橋を渡り世界遺産の町並みを満喫しました。
- サンベント駅アズレージョ
- 世界遺産ポルトの町
- 3日目
- 5月24日/曇り晴れ雨/14〜20℃
- 本日は北のサンチャゴデコンポステーラを目指して出発です。バスで1時間するとギマランイスに到着。目の前には勇敢な初代国王アフォンソ・エンリッケスの銅像が立っています。奥には洗礼を受けたという教会、10世紀に建てられたお城があり見学。皆様の年齢のお陰で割引になりました!と言うと大爆笑...同世代と分かり緊張もほぐれましたね。ミーニョ川を渡りスペインに入ります。お昼食はヴィーゴ湾のレストラン「O PORTON」ムール貝、イワシ、イカフライなど美味しかった!と好評でした。途中、豪雨がひどかったですが皆様はバスの中でシエスタ中...。しかし歓喜の丘に着くと雨も止み、向こうには大聖堂が見えました。それぞれの思いで命からがらやって来て、この景色を見た時きっと感極まって涙を流したことでしょう。私達も飛行機やバスに乗り地球の反対側からやって来たのですから気持ちは同じです。本日お泊まりは大聖堂目の前のパラドール。ミサ参加あとは地下レストランでホタテを含むコース料理をいただきました。
- 歓喜の丘
- 聖ヤコブ大聖堂
- 4日目
- 5月25日/晴れ曇り/13〜22℃
- 今朝はゆっくり10時出発。多くの巡礼者達が来る前の静かなオブラドイロ広場とカテドラルを見ながらの朝食は優雅な至福の時。朝食にはスペイン名物チュロスとチョコもありました。サンチャゴとは聖ヤコブ、コンポステーラとは星の野原。まさに、そのゼロ地点が目の前にあります。大聖堂の中に入り、まずはヤコブ様の方へ。昨夜ミサにいらした方はすでにハグをしてお願い事を、そして地下礼拝堂の銀の棺の前で祈りましたね。ヤコブ様に会うための行列ができていました。そして12時からミサがありボタフメイロが焚かれるとの情報を得ました!もともと心と身体の浄化、巡礼者達の臭い消しの為に焚かれたそうです。宝物館、アラメダ公園、フランコ通りを通り解散。テティージャチーズ、修道院クッキーを買ったり。そしてミサではボタフメイロがありました!これが見たかったー!と感動。私も思わず涙が...。お昼はガリシア料理をいただきヴィアナドカステッロへ。ポサーダのロビーからはリマ川が大西洋にそそぎ込む様子を眺めることができます。早い到着なのでゆっくりシャワーを浴びてからお夕食に致しましょう。
- パラドールの中庭
- ガリシア料理
- 5日目
- 5月26日/晴れ/14〜21℃
- 高台のポサーダからは雲海と聖ルチア教会の素晴らしい景色が広がっています。本日は南下してリスボンを目指します。途中、アヴェイロの町では、塩田の様子や藻を取っているモリセイロなどが描かれている旧駅舎のアズレージョをご覧いただき、中央運河までご案内。名物のオヴォシュモーレスをプレゼント。貝殻、樽、魚の形の薄皮に真っ黄色のあんこが入っていて美味しいですね。そのあとはコインブラへ。お昼食は人気のレストラン「タベルナ」にてオープンキッチンでのグリル料理をいただきました。結婚35周年を迎えられたご夫婦のお祝いをワインで乾杯!披露宴?のように盛り上がっていました。コインブラ大学校舎、ジョアニア図書館、カテドラルを見学してフリータイム。コンペイトウやコルク製品を購入されたりサンタクルス修道院に行かれたり...。この後、スーパーにも行き、バカリャウ、タコ缶などバラ配り用を調達。スーツケースが重くなりましたね。
- 聖ルチル協会とポサーダ
- レストランタベルナのグリル
- 6日目
- 5月27日/曇り晴れ/14〜22℃
- 朝一番でナザレの町にやって来ました。シティオ地区にある展望台からは素晴らしい砂浜がご覧いただけます。マリア様によって絶壁から助けられた貴族によって建てられた礼拝堂、7枚のミニスカートの伝統衣装の名物おばちゃん。漁に行ったご主人の帰りを毎日1枚ずつ脱いで待っていたそうです。次は代々の王妃に愛された城壁に囲まれた町オビドス。入口の強固な二重の門をくぐると、細い通りが城跡のポサーダまで続く中世の世界。チェリーで作ったジンジーニャや陶器、コルク製品CDなど所狭しと店が並んでいます。城壁外のレストランでイワシ焼きとカステラの原型パオンデローをいただいてから首都リスボンへ。ジェロニモス修道院、ベレンの塔、発見のモニュメント、ミゲルくんのCMで有名になったアルカンタラ展望台を見学。夜は老舗「クルべデファド」でファドをお聴きいただきました。特にクリスティーナさんの歌声は哀愁があり最高でしたね。
- ナザレ砂浜
- 発見のモニュメント
- 7日目
- 5月28日/晴れ雨曇り/14〜19℃
- 昨日に引き続き案内してくれるのはガイドのエリコさん、ディアナちゃんのお父さんです。よく似てますね(笑) まずはロカ岬へ参ります。「ここに地終わり海始まる」石碑に刻まれたようにここはユーラシア大陸最西端です。皆様には証明書をお渡し致しました。 そして世界遺産となっているシントラ宮へ。イスラム教徒による支配からゴシック、マヌエル様式の時代まで混在している為に大変興味深いです。白鳥の間、アラビアの間、キッチンなど順に案内してくれました。日本からの屏風もありましたね。リスボンに戻って最後の皆さん一緒のお食事。メインは名物のカタプラーナですが、私個人としては是非ここのタコを召し上がっていただきたい!と大サービス。とても美味しかったわ、アンケートに書いても良いかしら?とおっしゃっていた方もいました(笑)午後はトラムに乗り(アクシデントがありましたが)パスティスデベレンでのティータイムのあとはフリータイム。美術館に行かれたりジャカランダとの撮影を楽しんだり最後のポルトガルを楽しんでいらっしゃいました。
- リスボン貸切路面電車
- 絶賛のタコ
- 8日目
- 5月29日/曇り晴れ/14℃
- ボンディアー!とうとう最後のおはようございます...となりました。本日は日本へ出発です。旅というのは出発までは長く、始まるとあっという間に感じます。空港では、1日目からずっと一緒だったドライバーのアルトゥールさんとお別れです。安全運転に努めてくれたお陰で無事にここまで来ることができました。本当にありがとう、さようなら...。お土産と思い出で重たくなったスーツケースを無事に預けスムーズにチェックイン終了。そして空港で最後のショッピングタイム。エッグタルトやヴィーノベルデなどお買い物を楽しんでいました。しかし、少し飛行機が遅れた為にフランクフルト空港では乗り換えが慌ただしかったですね。でも何とか羽田へ向けて出発。
- ドンペドロホテルの朝食
- 9日目
- 5月30日/曇り/26℃
- 予定通り羽田空港に到着し入国。荷物を受け取るターンテーブルにて皆様にお別れとご挨拶。 この度はクリスタルツアーにご参加いただきありがとうございます。ポルトガル北スペインの旅はいかがでしたか?ご帰国後、イワシの焼き魚やタコを食べるたびに、コンペイトウやカステラを見るたびに、天ぷらやカルタの言葉を聞くたびにポルトガルを、この旅を思い出していただけたら幸いです。皆様とご一緒させていただきました9日間は本当に楽しく、ご協力いただいたお陰で事故もなく帰国することができました。感謝申し上げます。近いうちに、またどこかの地で、またクリスタルツアーにてお目にかかれることを楽しみにしております。ありがとうございました。
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