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2018年4月23日出発 <イベリア航空利用>聖地へ続く道100kmを歩くスペイン巡礼の旅10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2018年4月23日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/奧山 ひとみ(おくやま ひとみ)
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フェレィロスの村100.746Kmからのサンチャゴ・デ・コンポステーラまでの巡礼がスタートしました。雨の多いガリシア地方。雨を覚悟していましたが、青空が見えたり、時には快晴、そしてモンテ・ド・ゴゾではお清めの雨を頂きました。100Kmを歩いた日々のなかでは、グループの方との楽しいお話、また他の国の巡礼者の方との交流も巡礼の楽しみのひとつでした。最終目的地のサンチャゴ・デ・コンポステーラのオブラドイロ広場で記念の一枚。早い時間の到着でしたので、落ち着いて写真を撮ることができました。歩き終えた時の感動。教会の厳かなミサ、そして力強く揺れるボタフメイロが更にさらに感動を大きくしてくれました。今回は、先頭を元気な現地ガイドのエマさんが、添乗員は後方からお供させて頂きましたので、いつも皆様の後ろ姿を拝見する形でしたが、皆様とても素敵でした。またいろんなお話お聞かせ下さい。ありがとうございました。
1日目
4月23日/晴れ
10.776Km。成田空港からマドリードまでの飛行距離です。フライ時間約14時間30分。機内は満席で、外国人の方も多く乗っていました。ちょっと長いフライトですが、一気にスペインまで行けるのはうれしいですね。マドリードの空港では、国際線のターミナルから国内線のターミナルにシャトルで移動。国内線のターミナルも大きく立派で活気がありました。ホテルに着く頃には日付も変わりましたが、順調にサンチャゴ・デ・コンポステーラに到着いたしました。
2日目
4月24日/朝霧のち晴れ/10〜23℃
いよいよ今日から巡礼スタートです。まずは大型バスにてサリアのまちへ。今回、巡礼をサポートしてくれるのは現地ガイドのエマさんと、ドライバーのハビエルさん。バスのなかで、巡礼の必需品、ホタテの貝殻、昔はお水よりも衛生上安心だったワインを入れていたというひょうたん、そしてクレデンシャルをご用意頂きました。サリアの町につき第一号のスタンプをバルとお土産店でをもらい、お手洗いをチップまたは、飲み物ついでに借りて再びバスに。その後100.746Km地点のフェレィロスの村からウォーキングスタート。バルがだいたい4Km毎にあるとのこと、お手洗いも心配ないです。下り坂、小さな村、ガリシアの牛などを見ながらお昼のレストランの町ポルトマリンに到着しました。町はダムが出来たために、高台に移動したそうです。お昼は大きなメロンとハムにチキンとデザートでした。食後も約3Kmほど歩きバスに合流しました。その後はルーゴのホテルに戻り、夕飯前にご希望者とルーゴのローマ時代の城壁と町のカテドラル見学。夕食はスペインの夕食時間20:00からでした。本日は13.6Km歩いて頂きました。
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ガリシア地方の牛の中でも珍しい一種の看板
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巡礼の道
3日目
4月25日/曇り時々晴れ/10〜17℃
今日は、昨日巡礼を終了したトシボ村まで、バスでルーゴから40分。ひんやりする空気の中、巡礼がスタートしました。すぐに見えてきたものは、100年ほど前のオレオ。スィートコーンなどを貯蔵するためのものだそうです。木造のものや石造りレンガ造りといろいろありました。高床式になっていてネズミ返しの石をおいてあるものもありました。春のお花エニシダなども道の両脇にたくさん咲いていました。今日は途中で、カストロマイヨールという所を通りました。そこには、3000年前のケルト人の集落の遺跡がありました。また、12世紀のマグダラのマリア教会の中でスタンプをもらったり400年の樹齢の樫の木と、その横には16世紀のマリア様とイエス様が彫られた石の十字架もありました。今日の目的地ブレアの村には14時頃到着。バスに5分ほど乗っていただきランチのレストランに到着です。歩き終えた後のお昼なので、気分か楽ですね。あとはホテルに戻り夕食は自由食でした。ルーゴの旧市街のレストランの下見にいってみましたが早かったのでお店は静かでした。でもマヨール広場には、大勢の人が出ていました。本日は17.1Km歩いて頂きました。
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100年ほど前のオレオ
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ルーゴのローマ時代の城壁
4日目
4月26日/晴れ/10〜17℃
今日はブレアの村まで行き、巡礼スタートです。太陽の光はたっぷりあるのですが、昨日よりひんやり肌寒い感じです。熱いよりも少し寒いぐらいのほうが歩き易かもしれませんね。エマさんの軽快な歩くテンポにも少しなれてきました。まずは、パレス・デ・レイのまちのサンテルミ教会でスタンプをもらいました。またこの教会では、クレデンシャルも売っていたのでさらに購入。1冊では足りなくなりそうです。スタンプも今風のものなどいろいろあり、増えていくのが楽しみのひとつでもあります。次には、オコト村ルーゴ県とコルーニャ県の県境、丸い形のオレオ、フロレス村では、絵になる石の橋がありました。今日は昨日より多くの巡礼者にあい、自転車での巡礼中の人達はブエンカミーノと言って通り過ぎていきました。巡礼で大事な事のひとつ、という事でエマさんから初日に教わっていましたので、こちらからもブエンカミーノ!今日のゴールは、メリデの町。こちらのプルぺリアで名物のタコ料理をお召し上がり頂きました。柔らかくちょっとピリ辛で食欲が増しました。今日は今まで一番長い17.3Km、お疲れ様でした。ルーゴへの帰り道バスからコウノトリを見ることができました。
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自転車の巡礼者
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おいしかったタコのレストランにて
5日目
4月27日/曇り時々晴れ/7〜15℃
今朝は7度。寒かったり暑かったりの春の気候ですね。まずは、メリーデ村まで行き、チャップリンというバルでスタンプとお手洗い、コーヒータイム。近くには、ガリシア地方で一番古いと言われる14世紀の石の十字架がありました。皆様もうすでに47Kmを歩かれているにも関わらずお元気そうです。所々バスが止められる所では、ハビエルさんも待っていてくれるので心強いです。いつも降りて待っていてくれ「ブエンカミーノ」と言って、送り出してくれます。今日は15.8Kmの行程ですが、上り下りが3回ほどあるとのこと、いよいよ巡礼出発です。森の中ユウカリの木が多かったですが、きれいな小川の飛び石までやってきました。ここがサンチャゴ・デ・コンポステーラからの50Km地点だそうです。今日はアルスーアの町で昼食です。地元のチーズケソデアルスーアもちょっとお味見。前菜の温野菜のお料理は野菜不足感を補ってくれました。メインはメルルーサでした。食後あと2Kmほど歩いて頂き、今日の巡礼は終了です。もう一泊ルーゴのホテルです。荷造りがなく楽でした。
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大事な道しるべモホン
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宿泊所アルベルゲ
6日目
4月28日/晴れ後曇り夜雨/9〜16℃
今日はルーゴのホテルをチェックアウトし、アルスーアの町へと出発です。アルスーアのホテルにてスタンプとお手洗いとコーヒータイム。そこには、メキシコからきた馬の巡礼のグループの皆さんと会いました。馬はレンタルだそうです。今日サンチャゴ・デ・コンポステーラまで行くそうです。今日のウォーキングスタート地点はプレグントーニョの村からです。誰もいない所にスタンプ台と手作りの杖がおかれていました。歩いている途中で、馬のグループの皆さんに越されたり、後から来る巡礼の方々と挨拶を交わした後には、「どこからきたの」で始まり、会話も弾みました。コロンビア、ブラジル、アメリカ、南アフリカ、ドイツ、スペインなど本当にいろんな国の人達が歩いていました。ちなみに一番多い巡礼者はスペイン人だそうです。 今日は再び最終目的地のペドロウソまで15.7Kmを歩き、バスで昼食のレストランに戻りました。お昼はフレッシュなサラダと炭火焼きのポークリブ、シンプルでおいしかったです。今日のホテルはモンテ・ド・ゴゾのロスアベドスホテルです。落ち着いたホテルでした。夕食はホテルでビュッフェのお食事でした。今日もお疲れ様でした。もうあと少しですね。
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ドライバーのハビエルさん待っていてくれました。
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馬のグループの皆さん
7日目
4月29日/曇り時々晴れ後雨 少しみぞれまじり/7〜12℃
モンテ・ド・ゴゾのホテルを出発し、ペドロウソの村へ。ここからサンチャゴ・デ・コンポステーラまでは19.3Kmです。もうすぐですね。今日はモンテ・ド・ゴゾまで15.7kmを歩く行程で、全体的に上りが多い行程です。4箇所ほどバルに立ち寄りスタンプなどをもらいました。ここにきて通り雨がやってきました。雨が多いことを証明するように、今まで歩いてきた道の木には、苔がついているものも沢山ありました。 時々黒々とした大きなナメクジにもあいました。何でも外国は大きいです。やっとモンテ・ド・ゴゾに13時頃到着しました。ヨハネパウロ2世がミサをされた所におかれたモニュメント。そして、2人の巡礼者のモニュメントと近くには、仙台市から送られたスペインとの交流400年の記念の碑が置かれていました。 その後再び雹の混ざった雨がふり、雨宿りをした後お昼のレストランに到着。地元の人達で賑わっていました。それもそのはず、とても美味しいイカのグりルでした。その後。ホテルに戻り。夕食まで休憩またはタクシーをチャーターし、フィステーラ岬迄足を伸ばされた方もいらっしゃいました。
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モンテ.ド.ゴゾにある仙台市からの記念碑
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お昼のイカのグリル
8日目
4月30日/小雨のち晴れ/6〜13℃
今日は、バスに手荷物、スーツケースをのせ、モンテ・ド・ゴゾのホテルから巡礼スタートです。僅か4.5Kmです。坂を下っていくと昨日のお昼のレストラン、そして間もなくサンチャゴ・デ・コンポステーラの町に入りました。地面にはホタテのマークの道しるべ。まずカテドラルの北の門とその横にある、サンマルティン修道院を見ながら、カテドラルの正面のオブラドイロ広場に到着しました。0Km地点にあるホタテのマークの上に足をのせ...7日間100Kmの巡礼が無事に終わりました。エマさんいわく、「歩き終えた時に何か新しいものが生まれてくる」と、言ってましたが、いかがでしたか? その後200年続くマーケットに行き、チーズや食べ物などを少し眺め、再びカテドラルに進みました。大聖堂の博物館では、昔の石の聖歌隊席などがありました。その後12時からの厳かなミサと、力強く揺れるボタフメイロ感無量でした。巡礼事務所に行き証明書を手にし、お昼のレストランに向かいました。今日は、シーフード三昧、マテ貝、あさり、ホタテ、えびそしてタコ。 食後は歩いてホテルに行きチェックイン、夕食は市内レストランでサーモンでした。本当にお疲れ様でした。
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ボタフメイロ
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証明書と巡礼のお供の品々
9日目
5月1日/晴れ/7〜℃
スペインでの最後の朝食ををホテルでとり、サンチャゴ・デ・コンポステーラ空港に向けて出発となりました。ガイドのエマさんも今日は、ウォーキングのスタイルではなかったので、ちょっと雰囲気が違いましたね。ドライバーのハビエルさんは、急遽仕事が変更になってしまい、直接お別れすることができませんでした。 サンチャゴ・デ・コンポステーラの空港も大きく新しいです。空港に向かう途中には製紙会社の煙が遠くにたちのぼっていました。この地域の重要な産業のひとつだそうです。そして、空港にまさに着く頃に日の出を見ることができました。偶然とはいえ良いことがありそうですな感じです。 スムーズにチェックインを済ませエマさんとお別れをし、一路マドリード空港へ。乗り継ぎ時間には、お土産店や免税店を見たりして、成田空港行きの搭乗の開始をまちました。帰りもほぼ満席でした。帰りは少し短い13時間30分のフライトです。ぐっすり寝られそうです。
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サンチャゴデコンポステーラ空港での日の出
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マドリード空港
10日目
5月2日/曇り時々晴れ/ ℃
13時間30分のフライトが終え、少し予定より早い到着となりました。飛行機をおり、湿度のある空気が日本に帰ってきたと感じる瞬間ですね。10日間ありがとうございました。時々このツアーを、思い出して頂ける事を願っております。

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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