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2018年10月23日出発 <ターキッシュエアラインズ利用>5つ星ナイル川クルーズ船「アマルコ2」で行く 優雅なエジプト10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2017年10月23日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/吉田有貴子(よしだゆきこ)
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台風20号が関東地方に接近と言われた10月23日紀伊半島に上陸してから速度を上げ台風通過後の真っ青な空の中13名様ご集合頂き、アフリカ大陸悠久の時が流れるエジプトへ向かいました。何度となく訪れようと思ったけれどなかなか機会に恵まれず、
やっと訪れる事が出来たという御客様も多数いらっしゃいました。
体調の事、情勢の事など不安を抱えていらしたお客様もいらっしゃいましたが、ゆとりあるコースでエジプトの主要な観光地、また他のコースでは中々体験できない“ネフェルタリのお墓”入場やナーセル湖(人造湖)クルーズ。
そしてユネスコ世界遺産の元となったアブシンベル神殿移築に伴う舞台裏、ドームの見学など見所も満載。アスワンでは“アガサ・クリスティ”も滞在したオールドカタラクトに宿泊。
ギザではピラミッドが目の前というメナハウス・オベロイにご宿泊。
ナイルクルーズは現在運航中のクルーズ船きっての客室の広さと快適さを誇るアマルコⅡでの旅でした。
1日目
10月23日
成田空港より最終便に近い夜、21:25発のターキッシュエアラインズで出発です。
各地方からも前日から成田にお泊り頂かなくても充分間に合う便利な便で、
機内には「チューリップの原産国はトルコ・アナトリアだ!!!」と誇るかのようにチューリップがあちらこちらにデザインされた飛行機で一路イスタンブールに向かいました。
エジプトでは現地通貨エジプトポンドというお金が存在しますが、エジプトポンドは余った時に他の通貨への再両替が出来ないのでお小遣いはアメリカドルでご準備頂くため空港で日本円からアメリカドルへご両替頂きました。
現地ではお土産物や飲み物代などはアメリカドルでお支払いが可能です。
あらかじめ日本でご準備頂くと便利な物は日差しが眩しいのでサングラス・埃っぽいのでマスク・寒暖の差が激しいのでどのシーズンでも厚手の上着・生野菜不足になるので野菜ジュース(常温保存できるもの)が便利です。
2日目
10月24日/17~24
飛行時間12時間30分でイスタンブールに到着飛行機を乗換え、カイロへ機材故障で飛行機に乗ってから1時間ほどお待ち頂きました。予定より1時間遅れてカイロの空港へ到着。早速現地通貨エジプトポンドに両替したり、予め記入して頂いた入国カードとパスポートを持っていざ入国カウンターへ。お荷物を受取ってターミナルの外へ出ると今回1週間ご一緒して下さるガイドのナーセルさんが待っていてくれました。45分ほどで到着したのは、考古学博物館。
特徴的なピンクの外観の建物は、2011年の革命の際メインともなったタハリール広場に隣接して建っていました。来年、2018年にはギザに建設中の新しい考古学博物館への移動が決まっているので順次展示物が移動されています。そのような状況の中、対イギリス戦の航路確保の為、139人の学者を伴ったナポレオンの学術遠征隊が発見し、シャンポリオンが解読した“ロゼッタストーン”のコピー(本物は大英博物館所蔵)から始まり、古代文明の残した数々の展示品をご覧頂きました。2階へと上がる階段の途中には紙という意味の英語ペーパーの語源ともなったパピルスの展示を見ながら、ツタンカーメンの黄金のマスクが展示されているエリアへ。王家の谷で発見されたツタンカーメン王の厨子、宝飾品、ミイラの安置されていた人型の箱、ベッド、椅子などなど多くの展示物を見て頂いた後は、クリスタルハートならではのミイラ室見学。
長い旅路の後、さっそくご見学頂いた考古学博物館を後にして、カイロ市内のコンラッドホテルへチェックイン。しばしご休憩頂いた後は、ホテルでクレープ入りのサラダ・サーモンのクリームソース・チョコレートムースのお夕食をお召し上がり頂きました。
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エジプト考古学博物館
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コンラッドカイロホテル
3日目
10月25日/16~32℃
シーズンオフでカイロからアスワンへの国内線が早朝か夕方しか無い為、深夜2時にホテルを出発し、カイロ国内線ターミナルへ。出発遅れもなく定刻にカイロを出発です。南のアスワンへ到着し、薄暗い中、荷物を受け取りバスマホテルへ朝食をとりに行きました。本来、5日目にご案内予定でしたがせっかくのオールドカタラクトホテルでは、ゆっくり滞在して頂こうと早速イシス神殿にご案内です。昭和45年に完成したアスワンハイダム建設によって水没の危機にさらされた遺跡の1つ、イシス神殿は元々フィラエ島に建つ、女神イシスを祀る神殿として建設されました。昭和55年、神殿下部が水没していましたがアギルキア島に移築され、現在はアギルキア島がフィラエ島と呼ばれています。島に建つ神殿にはボートで渡って頂き、ネコのお出迎えを受け、壁にぎっしりと刻まれた絵やヒエログリフは圧巻でした。オシリスの妹であり妻であったイシスはホルスのお母さんで豊かなるナイルの豊穣の女神として知られています。そんなイシスを祀る神殿をご見学頂いた後、再びボートに乗ってバスで砂漠の中をひた走ること約3時間でアブシンベルへ移動しました。ヌビア人のお金持ちの家を改装したレストランでタジン料理をお召し上がり頂き、そこから5分のナセル湖畔に建つセティホテルにチェックインいたしました。バンガロー式の建物ではブーゲンビリアのピンクが青空に映えて、とても印象的でしたひと休みして頂いた後は夕焼けの時間に合わせてホテルから直接モーターボートで出発。湖側からアブシンベル神殿を見て頂き再びホテルに戻り、今度はバスで神殿へ“光と音のショー”を見に行きました。今回は数名の外国人が見学に来ていたのみということで、日本語でのショーをお楽しみ頂いた後、ホテルに戻ってお夕食を召し上がって満点の星空の中各バンガローへ!
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イシス神殿
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ナセル湖畔
4日目
10月26日/16~32℃
5:54の日の出に合わせ早朝の出発です!ラムセス2世の若い頃から老年までの4体の座像が印象的なアブシンベル神殿の大神殿隣りに建つ8人の王妃の中で最も寵愛を受けたネフェルタリの小神殿。この2つの神殿は、11代将軍家斉の時代まで発見されず、発見されても砂に阻まれて発見されてから実に96年かかってやっと全ての砂が取り払われたと言います。ところが今度は水没の危機。幾度となく災難に遭うアブシンベル神殿ですが、本来建設された場所から60m上の方に人口ドームを造り移築されたそうです。表からは中々解らない建造物を今回は実際に入って、ご覧頂くという貴重な体験をして頂きました。ご見学後は、昨日走ってきた砂漠の道を再び3時間かけて戻り、ヌビアの神殿群を水没の危機にさらすこととなったアスワンハイダムをご覧頂きました。ナイル川の氾濫防止と灌漑用水の確保を目的として、ソ連の支援の元、当時のエジプトナセル大統領の指揮の下に完成されたロック式ダムです。ダムの見学後は、ナイル川の中州に建つムーベンピックホテルでビュッフェランチをお召し上がり頂き、食後はテラスからの眺めをお楽しみ頂きました。ボートにて、再び川を渡りオールドカタラクトホテルにチェックイン。全室ダブルベッドの為、お2人で別々のベッド希望のお客様は、ベッドとソファーベッドとなりましたがゆっくりお休み頂けましたでしょうか?アフタヌーンティーの前にはアガサ・クリスティが滞在していたお部屋などをご見学頂き、優しい風に吹かれながらお食事前のひと時をティータイムでおくつろぎ頂きました。お食事は、旧館の長い廊下の奥にひっそりと存在する天井が、スペイン・アンダルシアのコルドバのメスキータを彷彿させるような縞々のデザインが美しいレストラン”1902”にて、フレンチ料理のお夕食です。量の多さにびっくりでした!
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アブシンベル神殿
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ボートにて移動
5日目
10月27日/17~36℃
ナイル川を見ながら、テラスレストランで優雅なビュッフェ朝食をお召し上がり頂いた後、アスワン最後の観光地“切りかけのオベリスク”へ。ローマやパリにもあるオベリスクの製造過程を見る事の出来る唯一の場所で、寒暖の差とナイル川の氾濫を利用した古代エジプト人の知恵に触れ、近くの香水店へ。ここでは、案内人による香水瓶を造る実演をご覧頂き、色々な香油の香りを嗅いで頂きました。その後、30分ほど走ってアマルコ専用船着場にて、3泊過ごす【アマルコⅡ】にチェックインです。ご昼食は、ビュッフェをお召し上がり頂きました。昼食後はひと休み。夕焼けの時間に合わせて、エンジンの無い手漕ぎ船ファルーカに乗船体験。ご夕食のビュッフェと共にお飲みになられる方は、エジプトワインをご賞味頂き、夕食後はヌビア人によるヌビアンショーをお楽しみ頂きました。
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オールドカタラクト
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アマルコⅡ
6日目
10月28日/18~33℃
深夜ナイル川を北へ下った船は、コム・オンボへ到着。ご朝食は、カリードシェフ(某建築会社の長期滞在の際、和食係として同行)が作る和食を含めたビュッフェをお召し上がり頂き、船から徒歩でコム・オンボ神殿へ。今までご覧頂いた神殿より、小ぶりな神殿ではワニのセベク神とホルス神の2人の神様に捧げられた事により左右対称の2重構造になっていました。2300年前に建てられた神殿ではカレンダー、当時の医師が使う器具、出産の様子が彫られていました。船に戻り、更に北へエドフに向かって出港移動中、船内のロイヤルスイートや操舵室を見学させて貰いました。風が強くて船内のテントを張ってしまったので、景観は少し損なわれてしまいましたが趣向を変えて、昼食は4階のサンデッキでバーベキューをお楽しみ頂きました。着岸後、エドフの町の中を通り抜けて馬車で神殿までご案内。地元の人々の生活が垣間見れる臨場感溢れる体験でした。エドフの町の奥にあるホルス神殿は、オシリス・イシス・セト・ネフティスの4兄弟の物語が刻まれていました。午後の神殿観光は暑かったですね。同じ馬車で船に戻り、アラビア語の先生を招いてのアラビア語講座。中国語・フランス語と並んで日本人には発音の難しいアラビア語を竹のペンを使って墨で書く、ユニークな先生と楽しいひと時をお過ごし頂きました。夜は、オリエンタル料理のビュッフェを召し上がって頂いた後、ガラベーヤパーティーで踊ったりゲームで大いに盛り上がりました。
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ホルス神殿
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アラビア語講座
7日目
10月29日/16~37℃
朝日を見る為の気球が、6時頃から西岸に上がるのを見ながらご朝食をお召し上がりいただき、日中の暑さと観光の待ち時間を避ける為、早朝に船を出発。丁度、アマルコⅡの横には船が停まっていなかったのでモーターボートを横付けして貰い歩くことなく乗り込み、西岸へ移動。そこで待っていたバスに乗り込む際、綿100%のスカーフをアラビア人のように巻き付け“1王家の谷”観光へ。
早目に行動したのが功を成したのかほとんど観光客も居ない中64個のお墓が見つかっている王家の谷はトロッコで入口まで移動。
ツタンカーメンのお墓と2つのお墓を見て頂きハトシェプスト女王葬祭殿へ。
ここでも葬祭殿の近くまでトロッコで移動しました先日まで革命後ずっと営業を見合わせていたコーヒーショップが再び営業を再開し皆様シャーベットを召し上がっていたのが印象的でした。
再びバスでお墓の壁画が最も美しいと言われるネフェルタリのお墓へご案内。本当に色彩も鮮やかで3200年以上も前に描かれたとは思えない美しい壁画でした。
西岸観光の最後は高さ18mの2体の巨像が並ぶ“メムノンの巨像”へご案内。
本来はアメンホテプ3世の像なのですが紀元前、地震によってヒビが入った1つの像が朝晩の寒暖の差で起こる石の収縮で音を出しその音がまるで泣いているようだという事からトロイ戦争に登場するエチオピアの王様メムノンに因んでつけられた名前でした。
現在このアメンホテプ3世の葬祭殿の発掘も進められています。
船に戻ってシェフに作ってもらったカレーライスを召し上がって頂き、ひと休みしてから東岸に建つ最大の神殿“カルナック神殿”とライトアップされた“ルクソール神殿”を観光。
いずれの神殿も太い柱が何本も建っていてその柱1本1本に刻まれたラムセス2世のカルトューシュが印象的でした。
船での最後の晩は妖艶な女性が踊るベリーダンスとタンヌーラという回転し続ける男性のショーをご覧頂きました。
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気球
8日目
10月30日/18~26℃
4日間過ごしたクルーズ船とお別れしてルクソールの空港へまたまた珍しく時間通りに飛び立った飛行機は砂漠の上を超えて、アラブ圏で最も多い人口950万人都市のカイロへ到着!人口的に造られた熱帯地方ならではの珍しい植物が沢山植わっていて緑眩しい公園内に建つレークサイドレストランでエジプトの大衆料理コシャリと鶏肉のグリルをご昼食に召し上がって頂きました。カイロから西南に位置するナイル川西岸の街ギザへ移動し、パピルス店に寄ってからピラミッドのすぐ目の前に建つメナハウス・オベロイへチェックイン。
ホテルの敷地は、緑の木々が配置されていて、まるで砂漠の中のオアシスの様ですが、横長の建物は客室によっては長い廊下が永遠に続くかと思うほど大きな建物でした。客室に入ってカーテンを開けると目の前に現れるピラミッドは、本当に贅沢な空間です。ホテル内のレストランで、お夕食を召し上がった頂いてる時、ピラミッドに移されたプロジェクションマッピングには驚きました。
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カルナック神殿
9日目
10月31日/16~24℃
早朝貸切のピラミッドエリア観光は本当に贅沢にも私達グループのみでした。パノラマから見た朝日は雲の間から幻想的な雰囲気を演出してくれました。スフィンクスも当然のことながら他に人も無く誰も入らないお写真を撮りたい放題でした。クフ王のピラミッドは、まるでサウナのような暑さで着込んでいた服を1枚1枚脱ぎながら進んで頂きました。1つ1つの石の大きさ。それを積み上げた人の知恵を感じさせられました。ホテルに戻り、荷造り後、再びご集合して午後の観光へ。昼食には、エジプト高級料理として知られるハト料理を召し上がって頂きました。ナイル運河沿いを進み、赤ピラミッドと途中から角度を変えた屈折ピラミッドの建つ、ダハシュールと葬祭殿の残る階段ピラミッドの建つサッカラへご案内しました。その後、1週間ご案内して頂いたガイドのナーセルさんとカイロ国際空港にて、お別れです。そして、チェックインターミナルへ往路と同じターキッシュエアラインに乗りイスタンブールへ!
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早朝貸切のピラミッド
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サッカラの階段ピラミッド
10日目
11月1日
深夜トルコ・イスタンブール国際空港に到着。1時間25分の乗継の為、お待ち頂かないのは便利ですが、、いかんせん横長のターミナルの為、移動距離はかなりあり、また手荷物検査を受けすぐに成田行きの搭乗口へ飛行機を乗換えて、成田空港へと向かいました。成田空港には、定刻より20分早く到着しました。傘のいらない訪問地とはいえ、近年の異常気象の為、午前中などはメナハウス・オベロイホテルに泊まっていても目の前のピラミッドが見えない事もしばしばあり、ご覧頂けるかドキドキしましたが、ばっちり&くっきりご覧頂けて本当に良かったと思います。男性が3名に対して女性が10名と女性のエジプトに対する憧れを再認識いたしました。体調を崩されるお客様もほとんどいらっしゃらなく、行程も全て予定通り回る事が出来、無事に帰国となりました。便利で治安の良い国日本とは大きくかけ離れたアフリカ大陸エジプトの旅でしたが、期待を裏切らない歴史とロマンに溢れる訪問でしたでしょうか?百聞は一見にしかず、お身体をご自愛頂きまた新しいロマンを求め新たなる探究心で旅をお続け下さい!皆様のご協力あっての団体旅行です。この場をおかりしあらためて御礼申し上げます。ご協力ありがとうございました。
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ナイル川からの朝日

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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