2018年2月5日出発 【燃油・空港諸税込】5ツ星ナイル川クルーズとVIPバスでめぐる優雅なエジプト10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年2月5日出発ツアー添乗員レポート
- ※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
- 添乗員/松本 ゆかり(まつもと ゆかり)
- 2011年のアラブの春により、情勢が不安定で行きたくても行けなかったエジプト。「やっと来ることができました。」というお声も多かったですね。出発前は不安の方が大きかった方も実際にエジプトの人々に触れてみて、安心されたのではないでしょうか?4000年前や5000年前の建造物をまじかに見る感動は、やはり想像を超えるものでした。圧巻は、やはりピラミッドでしたでしょうか?雨上がりの青空背景のピラミッドやスフィンクスって、珍しいです。南部は予想通り連日35℃超えの酷暑でしたが、カイロやギザの日中は春のような感じで過ごしやすかったですね。12名の皆様のご協力のおかげで、10日間のツアーが無事に終わりました。本当にありがとうございます。またいつか、どこかでお会いできる日を楽しみにしております。
- 1日目
- 2月5日/0/ ℃
- 18:55 成田空港にご集合頂き、12名様のエジプトツアーがスタート。今回はトルコ航空53便でイスタンブール経由でカイロへ。使用機材が到着遅れの為、約1時間遅れの出発となりましたが、機内サービスに定評があるトルコ航空でまずはイスタンブールへ向けてテイクオフ。限られたスペースではありますが、翌日に備えてゆっくりとお休みください。
- 成田空港からトルコ航空で出発です。
- 2日目
- 2月6日/晴れ・くもり/23℃
- 約12時間、成田からイスタンブールへのフライトは、いかがでしたか?4:30、約30分遅れでイスタンブールに到着。次のカイロ行のフライトまでは、まだ3時間あります。でも、イスタンブールの空港は早朝からショップ、カフェなど開いてますので、意外とあっという間だったかもしれませんね。7:35、トルコ航空690便にていよいよカイロへ2時間のフライトです。日本を出てから17時間余り。空港から今回のガイドのハッサンさんと合流してカイロ市内のエジプト考古学博物館の見学です。アラブの春の時は、暴徒化した群衆から博物館を守るためにガイドさんたちが人間の鎖をつないだそうです。ツタンカーメンの黄金のマスクは何回見ても、惚れ惚れしてしまいます。エジプトでの最初の食事は「Felfela」でミックスグリル。入口のシーシャおじさんの人形が印象的でした。今日の宿泊はコンラッドホテル。長旅の疲れを癒して頂くために早めにチェックイン。夕食もホテルで頂きました。
- エジプト考古学博物館
- felfelaレストランのシーシャおじさん
- 3日目
- 2月7日/晴れ/37℃
- ラッキー(?)にも、国内線が予定より遅い便に変更となったので、朝食はホテルのバイキングを食べることができました。UJ810便でアスワンまで1時間半のフライト。カイロとは別世界のような抜けるような青空と暑さにビックリでした。アブシンベルまではトイレ付バスで3時間。途中で蜃気楼が見えましたね。ラクダを乗せた多数のトラックともすれ違いました。翌日、カイロのラクダ市で売られてしまうラクダたちは隣国スーダンから運ばれてきました。ラクダの肉はコレステロールもなくて、エジプトでは高級なんだそうです。昼食後、ホテルセティにチェックイン。ホテルから目の前のナセル湖を貸切船で遊覧。湖から見るアブシンベル神殿とホテルセティは美しかったです。日没後はアブシンベル神殿の音と光のショーもお楽しみ頂きました。トラベルイヤホンで日本語の案内も聞けて良かったです。
- 国内線でアスワンまでひとっ飛び
- アブシンベル ホテルセティからのナセル湖の眺め
- 4日目
- 2月8日/晴れ/37℃
- 日の出に合わせて、5:30にホテルを出発。日の出の前にアブシンベル大神殿を観光。今まで内部は撮影禁止だった神殿内ですが2月からカメラ券制度が導入され300ポンド支払えば撮影できるようになりました。ちょっと高い気もしますが、遺跡の保護に役立ててもらえるならいいでしょう・・・小神殿の見学前に日の出(6:35)を鑑賞しました。そして、今回のツアーのポイントの一つ、湖に沈む運命だったアブシンベル神殿をユネスコが今の場所に移築した際の基盤となった神殿の裏側の「ドーム」内を貸切見学。現代人のアイディアによる近代的なドームによってアブシンベル神殿が支えられてるのには驚きました。エジプト第19王朝のラムセス2世が大神殿には太陽神ラーを小神殿にはハトホル女神を祭る為に建設させたそうですが、小神殿は最愛の王妃ネフェルタリのためだったとも言われてます。ホテルで朝食後、バスにて再びアスワンへ。まずはアスワンハイダム見学です。当時のナセル大統領がソ連の支援を受けて建設させた高さ111m、全長3600mの巨大ロックフィルダムはナイル川の氾濫防止と灌漑用水の確保が目的でしたが、供給される210万キロワットの電力はエジプトの近代化には不可欠なものでした。ダムの近くで、サラサラの砂漠の砂を記念に採取した後、アスワン名物の香水瓶店へ。熟練した職人の実演は見事でした。ランチはナイル川の川中島に位置するムーベンピックホテルでバイキング。バラエティに富んだメニューで美味しかったです。ここからファルーカ(ヌビアのヨット)でナイル川遊覧。ヌビアの歌と踊りを楽しみながらの川下りはとても気持ち良かったですね。民芸品のワニの置物が大人気でした。本日のホテルはアガサ・クリスティゆかりのオールドカタラクト。アガサクリスティ・ルームは、日本の女流作家H氏が宿泊したくても当時許されなかったそうですが、現在は1泊8000ドルで宿泊できるそうです。ホテル内のロイヤルテラスでティータイムもお楽しみ頂き、夕食もホテル内の歴史あるレストラン1902でちょっと優雅なお食事でした。
- 日の出前のアブシンベル大神殿
- アスワンオールドカタラクトホテルのアガサクリスティルーム
- 5日目
- 2月9日/晴れ/38℃
- これまで、朝早い出発が続きましたが、今日はちょっとゆっくりの9時出発。イシス神殿の観光です。神殿があるフィラエ島はオシリス神の妻、イシス女神がホルス神を産んだとされるエジプトの聖地。そこにイシス女神を祭る神殿が築かれたのですが、アブシンベルと同様にアスワンハイダム建設による水没から守るために隣の島に移転されました。その時、島の形も元のフィラエ島と同じに変えてしまったそうです。ナイルの真珠と呼ばれるこの神殿に伝わるエジプトの神話も興味深かったです。灼熱の日差しの中、切りかけのオベリスクに立ち寄り、その後クルーズ船「アマルコ2号」へ。ナイル川クルーズ船は星の数ほどありますが、5ツ星船の中でも、唯一エレベーター付きで、またキャビンの広さも自慢の船です。昼食も夕食も船内にて。夕方は屋上デッキでティータイムもできました。夕食後のヌビアンショーは、かなり迫力もあって楽しめました。今日からこの船に3連泊、日本人のツアーグループが2つとエジプト人家族が1組。スタッフ70人に対して、お客様はその半分でしたね。ナイルの流れと同様、ゆったりとお過ごしください。
- オールドカタラクトホテルからのナイル川の眺め
- 今日から3泊、AMARCO2でナイル川クルーズ
- 6日目
- 2月10日/晴れ/38℃
- 早朝、気づかぬうちにアスワンを出航していた船は、コムオンボに到着。目の前の神殿に歩いて見学へ。ワニの神セベクと大ホルスに捧げられた神殿は、ローマ時代に入ってからも増築された部分もありました。ナイル川の氾濫、地震、石材の持ち出し、転用などにより破壊された部分も多く、内側のレリーフの一部も教会として利用されたときに一部損傷されてましたが、それでも、見事なレリーフが数多く残されてました。次はエドフです。ゆっくりとナイル川を航行しながら、今日の昼食は屋上サンデッキでBBQビュッフェ。川を渡る風は心地よく、暑さもしばし忘れてしまいました。エドフ神殿へは下船後、馬車で移動です。ギリシャ・ローマ時代に建設されたエドフ神殿はホルス神を奉っており、レリーフの保存状態も良く古代エジプト神殿の好例でした。クルーズ船に戻ってから、アラビア語書道のアラウー先生が、皆さんの名前をパピルスに書いてプレゼント。先生は私たちのためだけに、ルクソールから乗り合いバスで来てくださいました。書道に使っているインクが日本製というのに驚きました。夕食の後はガラベーヤパーティー。ガイドのハッサンが進行役で、皆さんでゲームなど楽しめました。
- 屋上サンデッキで船上バーベキューランチ
- アラビア語書道のアラウー先生にパピルスに名前を書いて頂きました!
- 7日目
- 2月11日/ルクソール/38℃
- 午前3:00。エスナの水門を通過。高低差のある水門をエレベーターのように通過していく様子は、日本では経験できない光景でした。そして、クルーズの終着地ルクソールに入港。まずはクルーズ船から渡し船で西岸に渡り、王家の谷へ。タフタフと呼ばれる電気バスで駐車場から墳墓エリアへ。トトメス1世の時代から盗掘から自分の墓を守るため、そのありかを隠す目的で谷に岩窟墓が建設されたようですが、残念ながら64ある墓のほとんどが盗掘されてしまいました。唯一未盗掘だったのはツタンカーメンの墓だけ。今回は、このツタンカーメンの墓と他に3つ(ラムセス4世、9世、3世)の墓をご覧いただきました。その後はハトシェプスト女王葬祭殿へ。古代エジプト唯一の女性ファラオ、ハトシェプストが造営した葬祭殿は一部の壁画はトトメス3世によって一部破壊されたりしてますが、紀元前1500年前の建造物とは思えないぐらいモダンな造りで広いテラスもありました。余りの暑さに葬祭殿前のカフェで休憩。マンゴージュースが美味しかったです。そして、王妃の谷へ移動。王家の谷と比べると観光客も少ない印象ですが、ネフェルタリのお墓は本当に美しく、一見の価値がありました。アメンホテプ3世の葬祭殿の入口に置かれていたものと思われるメムノンの巨像を見て、船に戻って昼食・休憩後、東岸の観光へ。世界最大の神殿建造物と言われるカルナック神殿はアモン神を奉ってます。頭が羊、胴がライオンのスフィンクスの参道、パピルスの花をかたどった石柱の林、倒れた巨大なオベリスクが印象的でした。最後のルクソール神殿は日没のライトアップに合わせて観光しました。ここにあったオベリスクの1本が、パリのコンコルド広場に立ってるなんて不思議な感じです。船旅最後の夜はベリーダンスショーを楽しみました。女性のダンサーも素晴らしかったですが、タンヌーラという男性ダンサーがスカートを振り回す旋回舞踊は圧巻でした。
- ハトシェプスト女王葬祭殿のカフェでひと休み
- 船はルクソール神殿のすぐ横に停泊
- 8日目
- 2月12日/晴れ・夕立ち/20℃
- いよいよクルーズ船ともお別れです。毎朝、日本食を提供してくれたシェフ、アブラヒムさんの出し巻き卵、絶品でした。スタッフたちとお別れして下船。ルクソール空港からUJ711にてカイロへ1時間のフライト。それにしても、今回の国内線は往復とも遅延もなく極めて順調でした。公園内のレストランで昼食後、パピルスのお店に立ち寄ってギザ地区のメナハウスホテルへ早めのチェックイン。ピラミッドのすぐ近くのホテルなので中庭からも皆さんのお部屋からもピラミッドが見えました。初日と違って、今日のカイロは空がすっきりしてて良かったです。ホテル内で夕食を始めたと同時位に雨が降り出し、なかなか止みませんでしたね。冬とは言え、雨はとても珍しかったです。
- 毎朝、美味しい日本食を調理してくれたアブラヒムさんと総料理長
- メナハウスのディナーはピラフもピラミッド形
- 9日目
- 2月13日/晴れ/9~19℃
- 観光最終日です。まずはギザのピラミッド日の出特別鑑賞のためホテルを6時出発。パノラマポイントで日の出を待つ間は本当に寒かったですね。でも、昨夜の雨が空気をきれいにしてくれたので、空は洗われたかのようにきれいで、砂は湿っているので砂埃もたたず、最高の状態でした。残念ながら雲があって日の出は見られませんでしたが、誰もいないパノラマポイントは最高の贅沢でした。カフラー王、メンカウラー王のピラミッドで写真ストップ後、クフ王のピラミッドへ。ここも一番乗りで7時から入場の予定が・・・鍵の係りが遅刻して寒い中、20分近くお待ちいただきました。そして、スフィンクスです。ここも、まだ他の観光客がいなくて、とても空いてました。ホテルに戻って、朝食・休憩の後、再出発してダハシュール、サッカラへ。途中昼食にキョフタ(エジプト風ハンバーグ)を頂きましたが、ここの自家製アエーシ(パン)は美味しかったですね。入口で女性たちが窯で焼いてくれてました。ロバや馬がいたりして、ミニ動物園のようなレストランでした。ダハシュールでは、途中から傾斜角度が変わっている屈折ピラミッド、表面の花崗岩が赤く見える赤のピラミッドを観光しました。これらはクフ王のお父さんのスネフェル王のピラミッドです。赤のピラミッドは高さ104mで3番目に高いピラミッドで、本当は白い石灰岩で覆われていたそうですが、大部分持ち去られて花崗岩がむき出しになってしまいました。サッカラでは階段ピラミッドへ。ピラミッドの原型とも言われる階段ピラミッドはジェゼル王がイムホテプに命じて造らせたもので、エジプト史上初、5000年前くらいです。高さ62m、6段になってるピラミッドの底面はやや東西に長い長方形で、古代エジプト人はここから試行錯誤を重ねて真正ピラミッドを完成させていったのでしょう。これにてエジプトの観光も全て終わりです。カイロ空港で、ガイドのハッサンさんとお別れ。本当に穏やかで日本語も上手な素敵なガイドさんでした。トルコ航空695便にてカイロ出発。またまた使用機材到着遅れで、1時間ほど遅延してしまいましたが・・・
- 日の出前はとても寒かったですが、貸切りのパノラマポイントではいチーズ!
- レストラン入口でアエーシを焼く女性たち
- 10日目
- 2月14日/0/ ℃
- "イスタンブールには、成田便の搭乗開始時間に到着。つまり、50分遅れ位でした。降り口に係員が出迎えてくれて、「成田!」と叫んでました。係員誘導の下、スムーズに保安検査を抜け、余裕で成田行きの搭乗ゲートにたどり着きました。 成田行きのトルコ航空52便も若干出発遅れましたが、結果、成田には予定の1時間前に到着したので、家路を急いでた方も一安心でしたね。10日間のエジプトの旅、本当にお疲れさまでした。
条件を指定して添乗レポートを探す
カタログや新聞に掲載のコース番号や国名・都市名、添乗員の名前などで検索いただけます。
※添乗員の名前で検索される場合は、名字と名前の間に全角スペースを入れてください。
ありふれたツアーでは物足りない。思い出に残る旅がしたい。クリスタルハート海外旅行は、そんなお客様の声にお応えいたします。イタリアやスペインなどヨーロッパから、アジア、南米まで豊富なツアーをご用意しております。