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2018年6月16日出発 <ANA国際線往復直行便利用>アルザスのかわいすぎる村々とブルゴーニュ・シャンパーニュ10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2018年6月16日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/金光 早苗(かねみつ さなえ)
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急に寒くなったり暑くなったり、この時期のフランスの服装は難しいです。日本のツアーではあまり訪れる事のない小さな村々や、ワイン好きにはたまらないワイナリーでのテイスティングランチなどを楽しんでいただきました。ドイツとの国境に近いアルザス地方は、ドイツ・フランスと統治国家が何度も変わり、それ故に街並み・食・言語色々な部分でふたつの国の影響がみられる地域です。「母国語を守り続けることができたなら民族の精神は奪われない」と生徒に諭し「フランス万歳」と黒板に書いた場面が印象的な小説「最後の授業」。しかし当時フランス語は1外国語で、主に話されていたのはアルザス語。第2次世界大戦後、アルザス地方はフランス領となり、フランス語教育が強化。現在ではアルザス語が話せる若者は少ないと知り複雑な気持ちになりました。
1日目
6月16日/晴れ/21℃
★羽田国際空港→パリ シャルルドゴール空港→ランス(メルキュールカテドラル泊)全日空NH215便にてシャルルドゴール空港経由でランスへ。夕食は機内食で充分という方も多く、小腹が空いた時用にシャルルドゴール空港内のマークスアンドスペンサーでカットフルーツなどを買われたお客様も。マークスアンドスペンサーと言えば、イギリスを代表するお店の1つ。なぜフランスに?と思って調べたところ、約30ヵ国にフランチャイズ店を持っているんですね。日本にも一時は80店舗もの直営店があったようですが、イギリス国外の直営店はここ数年でだいぶ閉鎖されたようです。ホテルから徒歩圏内にあるランスの大聖堂では最近流行りのプロジェクトマッピングが行われていました。
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ランス大聖堂のプロジェクトマッピング
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ランスの大聖堂の微笑みの天使。俳優堺雅人に似ていると思うのは私だけ?
2日目
6月17日/晴れ・くもり/11~23℃
★ランス→エペルネ→ランス→ナンシー(グランドホテル・デ・ラ・レーネ泊)午前中はランスの大聖堂で日曜礼拝が行われる為、行程を入れ替えてモエ・エ・シャンドンへ。モエ社は、シャンパーニュ地方の名門モエ家の一員であるワイン商クロード・モエによって1743年に設立されました。カーブの中は12℃と涼しく、上書を着用しての見学。見学後は、シャンパンアンペリアルを頂きました。勝者がシャンパンをかけるシャンパンシャワー。F1では1985年から1999年までモエ・エ・シャンドンのシャンパンが使われていたそうです。昼食後は、フランス3大大聖堂の1つランスの大聖堂へ。ランスは、歴代25人のフランス国王の戴冠式が行われた街としても知られています。ランスの大聖堂の入口を飾る微笑みの天使や、内部のシャガールのステンドグラスや身廊・トー宮殿を見学後、アールヌーボー発祥の地ナンシーへ。
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モエ・エ・シャンドンのシャンパンタワー
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ナンシーのスタニスラス広場で行われたプロジェクトマッピング
3日目
6月18日/晴れ/13~25℃
★ナンシー→ストラスブール(メゾンルージュ泊) ナンシーのホテル「グランドホテル・デ・ラ・レーネ」は、豪華絢爛な雰囲気が漂う国内最古の国王広場スタニスラス広場に面した場所にあります。昨晩はこの広場で大規模なプロジェクトマッピングが行われました。日の入りが遅いため開始は22時45分から。広場に面したホテルに宿泊していたので、お休み前に見に来られたお客様もいらっしゃいました。宗教画からアールヌーボーまで幅広い作品をナンシー美術館でご覧頂き、ブラッサリーエクセルシオールへ。アールヌーボー建築の美しい建物中で頂いた、伝統料理キッシュロレーヌのお味はいかがでしたでしょうか?ストラスブールのホテルも街の中心に位置し、ちょっと歩けばスーパーに大聖堂。お散歩も兼ねて、添乗員と一緒にスーパーに出かけたお客様も。夜は有名なフォアグラをたっぷり頂きました。
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昨晩プロジェクトマッピングが行われたスタニスラス広場にある市庁舎
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ナンシー美術館にあるステンドグラス
4日目
6月19日/晴れ/12~24℃
★ストラスブール(連泊) アルザス地方の中心都市ストラスブール。アルザス地方は豊富な石炭を巡り、フランスとドイツ間の間を行ったり来たり。ストラスブール旧市街の独特な景観は、そういった歴史的背景が関係しています。かつて世界一の高さを誇った赤茶色の大聖堂見学後、クルーズで15世紀にイル川沿いに建てられた木組みの家々を戦後再建したプティット・フランスなどをご覧頂き、昼食へ。最高気温24度とは思えない日差しの強さ。直射日光を四方八方から浴びるクルーズ船。今回ガラス張りの船でなかったのは幸いでした。午後のフリータイムは、大聖堂博物館に行かれたり大聖堂の塔にのぼられたりショピングを楽しんだり。ホテルが街の中心なので、ひと休みしてから出かける事もできて便利でしたね。
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大聖堂のステンドグラスとパイプオルガン(ストラスブール)
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木組みの家が美しいプチットフランス
5日目
6月20日/晴れ・くもり/11~19℃
★ストラスブール→リクヴィル→ゲセルスベール→コルマール(ベストウエスタングランドホテルブリストル泊) ストラスブールとお別れしてブドウ畑の真珠「リクヴィル」へ。公爵の城下町として栄えた街並みが今も残り、ドイツのローテンブルクを思わせるとても可愛らしい街です。私は歩いてブドウ畑まで行きましたが、プチトレインに乗って更に上のブドウ畑からの街並みを楽しまれたお客様も。今年「美しい村」のひとつに選ばれたゲセルスベールで昼食。アルザス風ピザ「タルトフランペ」がとても美味しかったですね。第2次世界大戦中の激戦地のひとつであったアルザス地方にありながら戦禍を逃れ、街中には木組みの家並みなど中世からルネッサンスにかけての面影が色濃く残っているコルマールを観光後、レストランMarechalで皆様がイメージするおしゃれなフランス料理を楽しみました。
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ブドウ畑の真珠リクヴィルの街並み
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美しい村に選ばれた記念の切手
6日目
6月21日/くもり/11~18℃
★コルマール→ディジョン(メルキュール・クレマンソー泊)ドイツとスイスの国境にほど近く、アルザスワイン街道のほぼ中間に位置するコルマールを離れ、ディジョンへ。その昔、ブルゴーニュ公国の首都として華やかな芸術文化を繰り広げたディジョンで昼食。選べるメニューは、量も味も日本人向き。選べるのは嬉しいですが、お隣の料理が更に美味しそうに見えてしまうのは困ったものです。旧ブルゴーニュ公宮殿前から散策スタート。13世紀に建設されたディジョンで最も古いノートルダム教会の側面に掘られた「幸福のフクロウ」に触れたあとは、教会内の黒い聖母をご覧頂きました。ギリシャの€1には、知恵の女神のシンボルであるフクロウが描かれています。知恵の女神の恩恵を受け、試験で良い成績を残せるというジンクスも。旅行中にギリシャの€1をゲットしたお客様。良いご縁がありますように!
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コルマールにて記念写真
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ディジョンのギョーム門
7日目
6月22日/晴れ/22℃
★ディジョン→ボーヌ(ナジェティ・ホテル・デ・ラ・ポスト泊) ソムリエの資格を持つ花田さんとワイン三昧の一日。まずは、チーズ工場へ。チーズの王様「エポワスチーズ」などブルゴーニュ地方を代表するチーズをワインと一緒に頂きました。トロっととろけるエポワスチーズの歴史は古く、16世紀の初めには修道院で造られ始めたという記録が残っているそうです。塩水と一緒にマールというブドウの搾りかすからとったブルゴーニュ地方の地酒でチーズを洗いながら熟成させていくため、独特な風味があります。オリヴィエ・ルフレーヴのワイナリー見学&試飲後、食事に合うワインを頂きながらの昼食。食後は、世界で最も高価なワインを生み出している「ロマネコンティ」の畑へ。東京ドームの半分にも満たない1.8hしかない狭い畑は、粘土質と石灰質の土壌がバランスよく混ざった「神の畑」。年間6000本生産・1本平均160万円!いつか飲んでみたいです
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オリヴィエ・ルフレーヴワイナリー
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今日のお仕事終了!
8日目
6月23日/晴れ/23℃
★ボーヌ(連泊) ブルゴーニュ・ワインの首都ボーヌ。11月には、ブルゴーニュ最大のワイン祭り「栄光の3日間」がボーヌを中心に開催されます。クオリティの高さから有名シェフも愛用しているフォロー社のマスタードの製造工程を見学後、百年戦争のさなか貧しい人々の救済の為にフィリップ善良公の宰相ニコラ・ロランが建てた施療院オテル・デュー(神の宿)へ。入院の条件は、貧者であることただ一つ。経費は、王侯貴族から寄進されたブドウ畑と、そこから生産されるワインでまかなわれていたそうです。カリヨンの音色に耳を傾けながら、美しい幾何学模様の屋根瓦をゆっくり眺めた後は、病室や薬局・フランドル絵画の傑作最後の晩餐(ファン・デル・ウェイデン作)やタペストリーなどをご覧頂きました。市場で念願のアンティークの料理用器具を手に入れたお客様も。OPのロワゾー・デ・ウィーニュの夕食は、期待以上でしたね!
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幾何学模様の屋根が美しいオテル・デュー
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食料品からアンティークまで様々な市が立つ、ボーヌの土曜の朝市
9日目
6月24日/晴れ/13~22℃
★ボーヌ→スミュール→シャブリ→パリ(機中泊) アルマンソン川の崖上にある小さな城塞都市スミュール・アン・ノーソワへ。スペインから戻る途中のヘラクレスがつくったという伝説が残る街。ゴシック・フランボワイヤン様式のノートルダム教会の最古の部分は、13世紀に建てられました。14世紀に建てられたファサード部分には、ブドウを持つ聖母の姿が。「世界の旅行会社が選ぶ最も美しい街ベスト10」に選ばれたスミュールの魅力がぎゅっと詰まった、アルマンソン川からの眺めをお楽しみ頂いた後は、シャブリへ。フレンチの神様「ジョエル・ロブション」のレストランで勤務した経験を活かし、今やシャブリを代表するレストランになった長浜さんのレストランAu Fil Du Zincでの昼食は、食事に合わせてワインも出して下さり大満足な最後の食事でしたね。どの料理も美味しかったですが、ビーツとトマトのガスパチョは最高でした。
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世界の旅行会社が選ぶ最も美しい街ベスト10に選ばれたスミュール
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オーナーシェフ長浜さんのビーツとトマトのガスパチョは、見た目も味も最高でした!
10日目
6月25日
★羽田国際空港無事到着。皆様10日間どうもありがとうございました。スミュールに向かう車内でのお客様からのリクエストもあり、ノートルダム教会で捧げた聖歌。天から降る聖歌隊の歌声やパイプオルガンの音色。そして、教会を彩るステンドグラスの光は天国の疑似体験とも言われます。天使の歌声とはいきませんでしたが、教会の音響の素晴らしさは感じて頂けましたでしょうか?日曜礼拝の準備をしていた方からも思いがけず頂いた拍手。皆様と先月天に上った大好きなホストファーザーに捧げた歌。もしかしたら、天国からホストファーザーが拍手を届けてくれたのかな?なんて嬉しくなりました。教会音楽を聴かれる機会はあまりないかもしれませんが、どこかで耳にされたら一緒に旅したフランスの事を思い出して頂けたら嬉しいです。
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Au Fil Du Zincのオーナーシェフ長浜さん
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濃厚でとても美味しかったエポワスチーズ、皆様はどのチーズがお口に合いましたでしょうか?

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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