2018年5月29日出発 羽田発着 <ルフトハンザドイツ航空利用>時を紡ぐ北スペインとポルトガル9日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年5月29日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/市倉 友里恵(いちくら ゆりえ)
- 5月29日(火)発の「ヴィアナ・ド・カステロ泊北スペインとポルトガル9日間」にご一緒させて頂きました市倉友里恵です。 5月にしては肌寒い日が続きましたが、皆様体調を崩されることもなく、見事なチームワークで最後まで楽しんでくださいました。かつては大航海時代に栄華を極めたこの国も、今ではヨーロッパの一番隅っこにある小さな国。国土は日本の四分の一ほどですが、見て頂きたいものがたくさんありすぎて、9日間のご旅行ではとても足りないとばかりに「また来ましょう!」とつい何度も声を張り上げてしまいます。 まだまだ未熟な私ですが、皆様とまたどこかの空の下、ご一緒できますよう、心から願っております。ご参加ありがとうございました!
- 1日目
- 5月29日
- ●羽田空港〜フランクフルト空港(乗り継ぎ)〜ポルト● 羽田空港国際線ターミナルから、ルフトハンザ航空717便でフランクフルトへ。機材はボーイング747−8。ルフトハンザが使っている機材としてはエアバスA380に次いで大きな機材です。 羽田からのフライトは順調に飛び立ち、フランクフルト空港にもほぼ定刻の到着となりました。飛行機を降りてからは長いなが〜い通路をひたすら歩きましたが、スムーズな移動にご協力頂いたおかげで、保安検査所もすんなりと通過することができました。ちょうど、私たちが検査を終わる頃には大混雑となり、後ろも長蛇の列になっていましたね。空港内で売店を覗いて頂く時間もじゅうぶんにあり、搭乗口へお集り頂きました...ら、突然の搭乗口変更!ターミナルの端っこの搭乗口へ移動しました。ちょっと出発が遅れましたが、ポルトガルへようやく到着です。ホテルに着いたら早々におやすみなさいませ〜。
- 羽田から出発!
- 2日目
- 5月30日/晴れ/17~26℃
- ●終日ポルト観光● ポルトガルの第二の都市、ポルト。ガイドのムムさんの案内で、まずはイル・書店へ。ハリーポッターの作者J・K・ローリングも通ったこの書店は、本屋なのに立派な観光地です。入場料を払って中に入ると..ステンドグラスの天蓋や、漆喰で装飾された壁の美しさに、思わず感嘆の声が上がります。 図書館からは坂道を下り、歩いてサン・ベント駅へ。2万枚のアズレージョのタイルが使われています。鉄道駅ということで壁の上部には、かつての人々の移動方法が鉄道になるまでの歴史をたどり、この国の建国にかかせない英雄たちの姿が描かれた絵巻物が描かれています。 そして大航海時代の繁栄を今に伝える金泥細工のサンフランシスコ教会をご覧いただき、ご昼食の後はフリータイムで街中の散策をお楽しみ頂きました。
- 美しい書店の入口。外は普通のお店ですが...?
- ポルトの街並を橋の上から
- 3日目
- 5月31日/晴れ・曇り・雨/14~17℃
- ●ポルト〜ギマランイス〜サンチャゴ● 「ポルトガルここに誕生す」の言葉が記されたギマランイス。初代国王アフォンソ・エンリケスの生まれたお城を旧市街のてっぺんに戴き、ギマランイスの町はかつてのポルトガルの古き良き片田舎の風景を私たちに見せてくれます。 散策の後はポルトガルを北上し、スペインにあるカトリック三大巡礼地のひとつサンティアゴ・コンポステーラへ。途中、国境のミーニョ川を渡ると、1時間の時差が生じます。 雨は降ったり止んだりを繰り返していましたが、私たちがバスを降りるときには青空も見えました。お昼にたっぷりのシーフードを食べて、サンチャゴまであと5kmという場所に位置する「歓喜の丘」に立ち寄り、かつて何百キロもの距離を歩いてきた巡礼者たちの喜びに想いを寄せながら、いよいよパラドールに到着です。夜の教会での御ミサに参加された方は、ボタフメイロが炊かれるのをご覧になられましたね!
- 歓喜の丘
- パラドールの中庭
- 4日目
- 6月1日/雨、曇り/15~17℃
- ●サンチャゴ〜ヴィアナ・ド・カステロ● せっかくサンティアゴ・デ・コンポステーラの中心に位置するパラドールにご宿泊なので、朝はゆっくりお過ごし頂きました。シャンパンを飲みながらのゆっくりなご朝食や、観光客の少ない街並みもお楽しみ頂けます。10時にガイドのルチアさんとの案内のもと、まずはカテドラルの中へ。イエス・キリストの十二使徒の1人聖ヤコブが葬られたとされるこの教会には祭壇に大きな聖ヤコブの像が仏様のように置かれています。後ろからぎゅっと抱き締める際、皆様なにかお願いなどはされたのでしょうか? お昼には日本では小皿料理なんて言われることもあるタパス料理です。ひとつずつのお皿は小さいのに、お腹いっぱいになりますね! ポルトガルに戻ってヴィアナドカステロへ。立ち寄った市内では傘がたくさん飾ってありました。
- カテドラルの修復も、だいぶ進んできました
- ヴィアナ・ド・カステロの街では傘の飾りが
- 5日目
- 6月2日/晴れ、曇り/15~20℃
- ●ヴィアナドカステロ〜アヴェイロ〜コインブラ● ヴィアナドカステロではポサーダにご宿泊頂くのもこのご旅行のオススメポイントです。ポザーダとは、歴史的な建造物を改装し近代的な設備を備えた宿泊施設や、新しくてもポルトガルの伝統的な建築技術が生かされた、ポルトガルの国営ホテルです。ロビーのテラス席から見える風景は素晴らしいですね! アズレージョの駅舎と運河で知られる小さな街、アベイロに立ち寄りながら、大学都市のコインブラへ。ここのお昼レストランが私は大好きです。お肉も付け合わせも美味しいので、ついついおかわりをお願いしてしまいます。 食べた分は歩かねば!ということで、丘の上に立つコインブラ大学へ。有名な映画や児童書に登場する制服や図書室のモデルになっていることでも知られています。丘から下り坂を歩き、旧大聖堂を見ながら街へ出て、金平糖も買って頂きました。
- ポサーダのロビー前照らすからの眺め
- アベイロのかわいらしい駅舎
- 6日目
- 6月3日/雨のち晴れ/20~30℃
- ●コインブラ〜ナザレ〜オビドス〜リスボン● ナザレはイエスの過ごしたパレスチナの地から聖母像が持ってこられたことに由来して呼ばれるようになりました。小雨が降っていましたが、地元の伝統衣装を着た方がたくさんいらっしゃいましたね。 そしてイザベル王妃が気に入り、女王の直轄地となった町、女王に愛された街オビドス。片道15分ほどの小さな町ですが、メインストリートにはたくさんの土産店が並びます。お昼には、ポルトガルと言えばこの魚!と言えるイワシの塩焼き。レストランに行くまでの道で既に魚の焼ける美味しそうな香りが漂っていました。 リスボンまで約1時間。ジェロニモス修道院、ベレンの塔、発見のモニュメント、展望台からの眺望をご覧頂いたあと、いったんホテルでご休憩です。 夜はポルトガルの無形文化財、ファドをご覧頂きました。
- ジェロニモス修道院
- 発見のモニュメント
- 7日目
- 6月4日/雨、晴れ/16~22℃
- ●リスボン〜ロカ岬〜シントラ〜リスボン● ヨーロッパ最西端、ロカ岬に到着です!目を凝らせど見えるのは水平線と海原だけ。かつてここから船を出した人々はなんと勇敢だったのでしょう。 離宮として使われていたこともあるシントラの王宮。浮気を見つかってしまった王様の女官たちへの取りなしはユニークですね。紋章の部屋もなんて煌びやか!しかしここの壁のアズレージョも、リスボンで18世紀に起きた大地震によって作られたもの。本当に大きな地震だったのですね... リスボンに戻ってきて、リスボン名物のトラムを貸切って街の中を巡ります。本当にあちこち絵になる街です。そして世界で一番美味しいエッグタルトを食べたあとは、リスボンでフリータイムのお時間をお楽しみ頂きました。
- シントラの王宮。あの三角屋根はなんでしょう?
- 貸切りトラムに乗りました!
- 8日目
- 6月5日
- ●リスボン〜ミュンヘン(乗り継ぎ)〜羽田空港● 8日間丁寧な運転を勤めてくれた運転手のアルトゥさんともお別れです。いつもお洒落な蝶ネクタイと笑顔で私たちを迎えてくれました。 ホテルから空港までは30分ほど。往路のフライトがフランクフルト経由なら復路も同じ空港を使うことがほとんどですが、珍しいこともあるものです。11時リスボン発の飛行機にお乗り頂き、今回はミュンヘン空港に向かいます。EU内の国内線扱いですが、国を越えて行くのでお食事が出てきました。 ミュンヘン空港では手荷物検査も無いのでスムーズに乗り継ぎ、ビジネスクラスの方は少しだけラウンジに立ち寄るお時間をお取りつつ、日本へご帰国となります。 ヨーロッパの西の果てにある田舎の国だと扱われがちですが、ご飯も美味しく歴史も深く、まだまだ楽しいことがあるポルトガル。時期を変えて街を変えて、是非再び訪れて頂きたいと思っています。
- ここ数年で大きくなったミュンヘン空港
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