2018年6月5日出発 <スカンジナビア航空利用> 美しき北欧4カ国周遊10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年6月5日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/木藤 久美子(きとう くみこ)
- 各地からご参加いただきました16名様と一緒に北欧4か国周遊ツアーへ行ってきました。飛行機、バルト海クルーズ、鉄道、登山鉄道、フィヨルドクルーズとバスの旅。それぞれに雰囲気の違うきれいな街並み、宮殿、歴史的建造物、大自然の絶景、おいしい食事、お買いもの、ガイドさんがしてくれた福祉のお話しやツアーメンバーとたくさん笑って弾んだ会話、変化に富んだ楽しい毎日でした。6月は北欧のベストシーズン。北欧の人は夏休みで都会を離れて田舎へ、海外へ出かけていたようで都会の混雑がなく、ノルウェー巡りはキャンピングカー、マイカーのバカンス客のピーク前でちょうど穴場時期でした。とにかく天候に恵まれたことに大感謝の毎日でした。北欧がますます好きになった旅となりました。
- 1日目
- 6月5日/晴/21℃
- 成田空港からスカンジナビア航空にてデンマークの首都コペンハーゲンまで11時間で到着。真っ青に晴れ渡り、気温21度。もっと温かく感じ、上半身裸、タンクトップ姿で短い夏を喜んで日光浴している人が目立ちました。今日は憲法記念日で休日・半ドンだったようで、車の交通量は少なく、みんなのんびりしている様子。観測史上(過去130年)最も暑い5月を記録し、先日まで30度近い日が続いていたとか。日没は22時前頃。夕方、中心部のホテルに到着してからもまだまだ遊べます。175周年を迎えた世界最古のアミューズメントパークチボリ公園、歩行者天国ストロイエ、イルマスーパー、レストランなどへ繰り出しました。暗い夜が夜短い季節、しっかりカーテンを閉めておやすみなさい。
- チボリ公園入口
- デンマーク名物スモーブロー(オープンサンド)
- 2日目
- 6月6日/晴/14―22℃
- 随分早くから外が明るくなり、日の出は4時半。ばっちり目が覚めて朝食時間が待ち遠しかったかな?ヨーロッパ一古い歴史と開放的な王室のアマリエンボー宮殿では、衛兵交代をみることができました。女性の衛兵さんもいて、身長ごとにグループ分けされ、雨の日も、雪の日も2時間立ち続け、24時間勤務です。さて、世界のガッカリ名所?アンデルセンの人魚姫の像は世界中からの観光客でバス渋滞。周りにお土産屋もなく小さな像だけがポツンとあるだけなのに駐車スペース待ちの列でした。アンデルセン生誕200周年に日本のアンデルセンパン屋が寄贈した200本の桜が咲きます。ランチはロイヤル本店に併設するスムシカフェにて。デンマーク名物のスモーブローがお寿司のような小さいサイズに作られていることからスムシ。世界的有名な王室御用達ロイヤルコペンハーゲンが日本ひいきのアイディアで嬉しいですね。午後は自由行動をお楽しみいただきました。
- アマリエンボー宮殿の衛兵交代式
- 新しい港という意味のニューハウン
- 3日目
- 6月7日/曇晴/13-23℃
- 北シェラン島観光は2つのお城を訪れました。スカンジナビア最大のフレデリクスボー城は大きな並木道を進むと視界がパッと広がり、幾何学模様に整備された庭園、湖に浮かぶようなルネサンス式のお城がジャジャーン!絶対王政時代、聖別式や戴冠式が行われ、またデンマーク最高勲章とダネブロー騎士勲章が飾られた国家的記念館となっていて内外ともに素晴らしいお城でした。シェイクスピアのハムレットの舞台になった世界遺産クロンボー城はお堀に囲まれてスウェーデンに向かって大砲が並んでいました。昨日からたくさんのボー(城)を観光して、いよいよバルト海クルーズに乗船して、海に並んだ見事な風力発電を見ながらデンマークとお別れです。シーフードバイキング、免税店での買い物、碧い海と空と無数の島々やクロンボー城と海に沈む夕日を眺めに何度とデッキに足を運んで、揺れの少ない静かな海上で夜を過ごしました。
- お庭も内部も華やかなフレディックスボー宮殿
- クルーズ船出港!さよならコペンハーゲン
- 4日目
- 6月8日/晴/13-28℃
- 雲一つない澄んだ紺碧が360度広がり、朝、オスローまで諸島の狭い島間を縫って進んでいくこの航路は最高です。一生を人物裸体像で表現したフログネル公園、国立美術館では有名なムンクの「叫び」を間近で撮影をしながらゆっくり観光できました。車窓からはオペラハウス、王宮、ノーベル平和賞の市庁舎を見学し、午後は自然の絶景ルートを走行。政府指定景勝道路ハダンゲルヴィッダの最高地点1200mまでいくつもの湖、形を変えて流れる川、ルピナスや森、水力発電所、ベルゲン鉄道、スキーリゾートを眺めながらぐんぐん標高をあげ森林限界線を過ぎるとそこは別世界。残雪、氷河、澄んだ湿地と小川、晴天と差し込んだ陽光で煌めく湖、滝、テーブルを広げて真夏の格好で景色を堪能するキャンピングカーの旅人。0mのフィヨルドまで峠を下り、連泊するハダンゲルフィヨルド沿いの王室御用達老舗ウレンスヴァングホテルに到着。
- フログネル公園
- 標高約1000m地点ハダンゲルヴィッダ国立公
- 5日目
- 6月9日/晴曇/14-28℃
- 氷河で削られたフィヨルド沿いの道は狭くくねくね。険しい山の中はトンネルが網羅していて、トンネルの中にロータリーがありました。トンネルと抜けて外に出るとそこは1310mハダンゲル大橋。渡るとバスは対岸の山の中のトンネルに吸い込まれていきます。本日も晴天なり。湖はまるでピカピカに磨かれた木の葉までが映る鏡です。シェルフス滝上のトイレはガラス張りから源流が眺められるシャレオツな個室でした。シェルヴァ滝の若返りの水も浴びました。ソグネフィヨルドの奥は世界最深・最長の世界遺産ネーロイフィヨルド。ノルウェー最高峰の新豪華快適造船「ビジョン・オブ・ザ・フィヨルド号」をほぼ貸切でクルーズ。急勾配の山岳フロム鉄道、第1,2都市を結ぶベルゲン鉄道と乗継ぎながら、雄大な絶景と美味しい空気を堪能しました。
- 若返りの水シェルヴァ滝
- 世界遺産ソグネフィヨルドクルーズ
- 6日目
- 6月10日/晴曇/10-27℃
- 部屋のバルコニーからは音楽家グリークが愛した果樹に囲まる女性的なフィヨルドの眺め、グリーク作曲小屋、シーフード、豪華な展示ルームやプール、清々しい敷地が素晴らしかったホテルに別れを告げ、鼻が長い森の妖精トロールが出現しそうな世界、妖精の家のような草花が生えた屋根の家、小さな村と魚の養殖、スタインダール滝を通りながら、ハンザ同盟のカラフルな木造家屋が並ぶ世界遺産ブリッゲン地区の街並みが印象的なベルゲンへ。蟹、キャビア、トナカイの肉などが並ぶ魚市場を見学してから、登山鉄道でフロイエン山に登りました。フィヨルドと山々の複雑な地形、バルト海クルーズ船、北極圏に向かう沿岸急行船も見えてとても眺めの素晴らしい所でした。ベルゲン空港から飛行機移動にて3か国目スウェーデンの首都ストックホルムへ。連泊ホテルは中心部歩行者天国横で散策にも便利な立地にありながらキャンプ場のインテリアがユニークなデザインでした。
- ベルゲンのブリッゲン地区とフロイエン山
- フロイエン山からのベルゲンの眺め
- 7日目
- 6月11日/晴曇/13-27℃
- ノーベル賞授賞式、晩餐会、舞踏会が行われる市庁舎の内部を見学。これからは毎年テレビ放映される時が楽しみになりますね。王宮、旧市街ガムラスタンを散策し、ノーベル博物館ではオススメ土産のノーベルメダルチョコを爆買い。マデレーン王女ご令嬢の洗礼式直後のため内部入場はできませんでしたがドロットニングホルム宮殿の外観と庭園を散策。代替えで訪れた330年以上腐らず海の底で眠っていたヴァーサ号船博物館も見事でした。あちこちハマナスのピンクの花が咲いていました。地元では「ニッポン」と呼び「ニッポンスープ」を作るんだとか。車内では充実した福祉のお話が興味深く羨ましくなりました。お夕食は、グランドホテルの豪華な貸切部屋晩餐会テーブルでノーベル賞メニューを再現した食事、シャンパン、白赤ワイン、食後酒までのフルコースを頂きました。それぞれ受賞者になりきって楽しい妄想晩餐会。素敵な街並みと優雅な夜に記念撮影パシャリ
- ストックホルム市庁舎青の間(ノーベル賞晩餐会会場)
- ドロットニングホルム宮殿
- 8日目
- 6月12日/晴曇/13-24℃
- 日の出は3:40で目覚めは悪くないのですが、6時発は早いですね。でも、最終地フィンランドのヘルシンキへ飛び、いよいよ観光最終日となると元気を出して遊ばなくちゃ!100年前にロシアから独立した国でサンクトペテブルグまでは鉄道で3時間半。楽器禁止、銅像ではなくイコンがあるロシア正教のウスペンスキー教会、大聖堂、御影石の岩を掘り、天井に22kmの銅線をぐるぐる巻きにしたテンペリアウキオ教会、音楽家シベリウスの公園を観光。街は、標識がフィンランド語とかつて支配されたスウェーデン語の2か国語表記、アパートには冬の外気温がわかる温度計が付けられ、フィンランド製トラムが走っていました。今日は「ヘルシンキデイ」で街中や公園などでは音楽やパフォーマンスで盛り上がっていました。観光後早めにホテルに着いたものの、まだ遊び足りない元気な皆様はお買いものや散策におでかけ。
- テンペリアウキオ教会
- ヘルシンキ大聖堂
- 9日目
- 6月13日/晴/16℃
- 楽しい旅はあっという間。今日は、コペンハーゲン経由で日本へ帰る航空移動日です。毎日豊富なメニューでつい食べ過ぎてしまう美味しいバイキング朝食をゆっくり頂き、ホテル出発時間まで、ハカニエミ市場、カウッパトリ市場まで出かけてみた方もいらっしゃったようです。ヘルシンキ空港では、ムーミングッズ、マリメッコグッズ、イッタラやアラビアの食器、チョコやキシリトールガムなどのお買いものとラウンジでの軽食タイムを過ごしました。北欧風らしい木の床とスタイリッシュデザインでショッピングモールが充実したコペンハーゲン空港ではいよいよ最後のお土産チャンス。でも、皆様まるでたくさんプレゼントを抱えたサンタクロースのような大荷物です。
- 鏡のような湖の景色
- ノルウェーで連泊したウレンスヴァングホテルから見たハダンゲルフィヨルド
- 10日目
- 6月14日/曇晴/19-25℃
- ツアー中5回目のスカンジナビア航空で無事、成田空港に到着しました。あれ?東京の方が北欧より少し涼しいようです。とってもお天気に恵まれ、避暑どころか異常気象で北欧にしては暑い毎日でしたが、青空の素晴らしい写真がたくさん撮れたことでしょう。たまに写真を見たり、テレビで北欧が放送された番組を見ながら懐かしんだり、今後もこの旅を時々思い出しながら、まだまだいつまでも記憶の中で楽しんでいただけたら光栄です。明るく楽しい旅仲間に恵まれた10日間でした。トラブルもありましたが、心優しい皆様のご協力に感謝しております。ありがとうございました。一期一会ではなくまた是非お会いできる日を楽しみにお待ちしております。
- オスロー国立博物館の「ムンクの叫び」(4日目より)
- 7日目ノーベルディナー晩餐会の会場
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