2018年5月21日出発 <フィンランド航空利用>ドブロヴニクとプリトヴィッツェを徹底攻略 クロアチア・スロベニア9日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年5月21日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/木藤 久美子(きとう くみこ)
- 16名様と一緒に、四国ほどのスロベニア、北海道の2/3ほどのクロアチアを北から南へ一筆書きの楽な行程でゆっくりじっくり旅をしてきました。地中海性気候のアドリア海沿岸と大陸性気候の内陸部では気候、風土、植物が異なり、小さな二つの国でも支配した国の違いで建物や街の雰囲気も違います。ユリアンアルプスの麓の静かなリゾート地ブレッド湖、カルスト地形が形成した広大なポストイナ鍾乳洞、紺碧の海、石灰の白い山肌、緑深い森、16湖が100もの滝で段々に結ばれたプリトヴィッツェ湖群国立公園など、歴史を感じる古い街並みや橙色の屋根、大自然、戦争の傷跡、美味しい食とワインなどなど、毎日違った面白さがあり、いろんな角度から楽しむことができました。たくさん笑って過ごした楽しい時間はあっという間でキレイな写真がたくさん撮れたツアーでした。
- 1日目
- 5月21日/曇晴/20℃
- 日本に一番近いヨーロッパ、フィンランドに向けて出発。スロベニア・クロアチアは直行便がありません。このルートは、短い飛行時間、そして乗り継ぎが簡単安心な最短コース。機内アメニティーは可愛いマリメッコ、空港ではムーミンに迎えられて、9時間強と2時間半のフライトでスロベニアの首都リュブリアーナに到着!人口28万人の小さな首都の空港はサクッと出発して、緑の農地と森と山の景色で清々しい気持ちになりながら、わずか30分でユリアンアルプスの最東端、ハプスブルク家、旧ユーゴのチトー大統領の避暑地でもあった静かで美しいブレッド湖が眺められる湖畔ホテルに到着。お部屋から見ているだけではもったいない!湖畔の散歩やカフェレストランで食事・名物クリームケーキを食べたり買い物したり、ブレッド城のライトアップと絵に描いたような静けさでもう疲れも時差ボケもどこかへ飛んで行ってしまったご様子。長い一日お疲れ様でした。
- ムーミンの国フィンランド・ヘルシンキ空港で乗継ぎ
- ホテルから見えたブレッド湖とブレッド城
- 2日目
- 5月22日/曇晴小雨/15-19℃
- 明日は99段の階段を登りますよ~とご案内したら、ホテル前に見えた岩山の上のブレッド城まで登る覚悟をされた随分気合の入った方がいらっしゃいました。スロベニアにある唯一の島ブレッド島には、結婚式で人気の聖マリア教会があり、花婿が花嫁を抱っこして99段登って教会中で幸せの鐘を鳴らします。朝一の静かな時間に伝統的な木製手漕ぎボートで訪れ、鐘を鳴らしまくりました。国土の半分以上が森、その地下が石灰のカルスト地形のスロベニアには6千の洞窟があるそうで、外から見えない別世界。全長19.5kmポストイナ鍾乳洞は、トロッコで10分駆け抜け、1kmの観光コースを鍾乳石、石筍、石柱を見ながら見学しました。あまりのスケールに感動の声。一生に3,4回微生物を食べるだけで100年生きる類人魚が水槽の中にいました。お泊りは海のリゾート地ポルトローシュ。チェックイン後の散歩が心地よくバカンス気分をたっぷり味わえました。
- スロベニア唯一の島ブレッド島
- 一際真っ白に輝くブリリアン
- 3日目
- 5月23日/曇雨晴/18-25℃
- ベネチア共和国時代の面影が残るイストラ半島観光は、クロアチアに入り、ヨーロッパの美しい村30選に選ばれたロヴィニへ。かつての石切り場だった島を本土とくっつけてた18世紀の要塞の町。丸く突き出た形が珍しく、岩山に密集した町のてっぺんに伝説の聖エウフェミア教会。風見鶏が海を向くと晴れるということで、ふーふー吹いてみました。晴れを祈った甲斐あって雨が上がり、芸術家に愛される絵になる可愛らしい街並みの写真の撮り直し!イストラ半島はトリュフとワインとオリーブの産地で、青空市場に並んでいました。トリュフパスタのランチ後、首都ザグレブに向け出発してまもなくバス故障のハプニング。1時間かけて運転手さんが一人で必死に直してくれた頼もしい姿が心に残ります。ザグレブでは、聖母被昇天大聖堂、タイルの屋根が可愛い聖マルコ教会、クラシックな登山列車にも乗ってみました。ゆっくりと時間が流れているのどかな首都でした。
- ヨーロッパ美しい村30選の一つロヴィニ
- タイル屋根が可愛い聖マルコ教会(ザグレブ)
- 4日目
- 5月24日/晴曇/13-23℃
- 今日の行程は、内戦の被害が大きかった地域。野外戦争博物館で、実際に使われた戦車、戦闘機を見学。周辺の住宅の壁には弾痕がたくさんありました。戦争の悼みを忘れないという意識からでしょう。2つの川の合流点で高い川の流れが村の軒下を通り低い川に滝になって流れ落ちていくラストケ村。家の中に粉ひき水車があり、滝になって川に流れて出る音、妖精伝説がある美しい村はまるで映画の舞台のよう。ますます良い旅になるように、名物のマスを昼食に頂き、いよいよプリトヴィッツエ国立公園観光。8kmに渡って16ある湖が多くの滝で連結して段々に流れ下ります。今日は大滝のマイナスイオンを浴びてから下の湖群の散策。ミネラルが豊富で透明度が高くウグイ、マスたち、お花もいっぱい咲いていました。最後は遊覧船で最大のコジャック湖を渡り、歩いて国立公園内のホテルへ。今年は雨続きとのことで、ガイドさんも傘を持っていましたが、観光日和でした。
- ラストケ村では軒下から水が流れ出て滝に!
- プリトヴィッツェ湖群国立公園最大ヴェリキ滝
- 5日目
- 5月25日/曇晴/15-27℃
- 清々しい朝、皆様と同じく喜んでいる鳥のさえずりが響きました。観光客が到着する前の静かな時間、団体客が少ない上の湖群の散策へ。当コースは、2日間に分けて上下湖群をわけて見学できるのがポイントです!上コースは12湖、滝やカスケードの数が多い散策路。鳥や蛙の声、滝の音を聞きながら、大自然を満喫しました。アドリア海岸ダルマチア地方へ向かう途中、広大な湖、湿地帯が出現。冬は雪が多く、連日の雨でできたと運転手さんもびっくり。幸運の皆様が去った後はまた1週間以上雨マークが続くとか。海に近づくと気候が変わり、強烈な日差し。101匹わんちゃん原産地でダルメシアンのような斑点ができそうです。城壁の街トロギールでは、現存するロマネスク様式で中世芸術最高傑作と讃えられる聖ロブロ大聖堂を見学しました。スプリットでは、有名レストラン「ルクソール」で夕食。ホテルは海の眺めが素晴らしく広いリッチなジュニアスイートでした。
- プリトヴィッツェ上の湖群散策路
- トロギールの街を囲む城壁と海の門、聖ロブロ教会の鐘楼
- 6日目
- 5月26日/晴/25-28℃
- 目覚めるとバルコニーからアドリア海。大型クルーズ船が入港してきます。海を見ながら頂く贅沢な朝食ビュッフェは豪華リゾート気分。観光はスプリット旧市街へ。キリスト教を迫害したデオクレティアヌス皇帝の宮殿跡に町とキリスト教会を建てた皮肉なリサイクルの町。宮殿地下はゴミ捨て場とされていたため、ごみを除いたら蘇りました。皇帝のお墓は教会に転用って、迫害の仕返し?伝統音楽で世界遺産のアカペラ「クラッパ」を聞かせてもらいました。途中、ボスニア・ヘルツェゴビナを通過。クロアチアが寸断されているため、陸路では必ず通過することになります。いよいよ最終地ドブロブニク。旧市街入口ピレ門まで2分の好立地ヒルトンインペリアルホテルに連泊です。夕食は城壁や旧港を望むレストランで、手長エビ。ライトアップされた憧れのドブロブニクでほろ酔いで散歩しながらホテルへ帰りました。ドブロブニクも2泊3日のんびりしながら徹底攻略です。
- 大聖堂に転用されたディオクレティアヌス帝の廟
- 7日目
- 5月27日/晴/20-28℃
- 観光最終日。バスは使わず、ドブロブニク半日観光とランチ後半日自由行動、自由夕食。ホテルが好立地のため、お買い物の後お荷物を置きに、汗を流しに、シエスタをしにとホテルに戻って出直すこともできます。先ずは、ロープウェイでスルジ山へ。真っ青な空と海、ドブロブニクの強固な城壁に囲まれたオレンジ屋根の町並み。期待どおりのポスターのような写真が撮り放題。山から、クルーズで海側から、2キロの城壁をぐるり歩きながらと、いろんな角度から見たすり鉢状の美しい要塞都市はまさに「アドリア海の真珠」。歴史とロマンを感じました。級で狭い階段、裏路地に並んだテラスレストランはどこも観光客で賑やかでした。ランチはイカグリル、自由夕食もたっぷり美味しいシーフードを頂き、ロマンチックな夜の城郭都市に残っているのは、個人の観光客だけでしょうか。食前酒から始まり食後酒で名残惜しそうに夜を楽しんでいる様子。
- クルーズで海側から見るドブロブニク
- ドブロブニク守護聖人聖ロブロのピレ門
- 8日目
- 5月28日/晴/25℃
- 朝から真っ青な空と海とまぶしい太陽です。ご飯、お味噌汁、茄子の天ぷらなどの日本食まで用意してくれていた美味しい朝食バイキングをいただき、小さなドブロブニク空港へ向かいます。断崖中腹道路へ上がり、美しすぎるアドリア海と島、クルーズ船そして海に突き出た強固な城壁に囲まれたドブロブニク下に後ろにずっと名残惜しくシャッターを切りながら眺めながら。パパラッチのような連写シャッター音が響きました。山に囲まれた平地が少ない土地柄、小さな空港は搭乗口が2階建て、滑走路のすぐ先はまた山山山。現地通貨クーナ(=テン)、リーパ(=菩提樹)はお土産で上手に使い切り、飛行機が飛び立つと、遊覧飛行のように海岸線と山並みが見渡せました。あ~、こんな所を旅してきたのですね~。
- 空港へ向かう途中の車窓からドブロブニクにさようなら
- 坂道を上ると聖エウフェミア教会へ通じるロヴィニの街角(3日目)
- 9日目
- 5月29日/晴曇/25℃
- 無事、予定どおりに帰国。皆様が大きなスーツケースを押して通関するまで、背中をお見送り。ほっと一安心する瞬間のはずが、最後に残ったターンテーブルの荷物には私のスーツケースがありません!ロストバゲージ発生!翌日、精算報告と次のツアーの打合せを控えているのにピンチ~とガッカリしながら手続きを進めていると間もなく、別便に乗せられて到着。長引かずに助かりました。お客様の荷物ではなかった事が救いでした。旅をしているといろんなハプニングがつきもの。今回もバス故障、ホテルで予約がないと言われたり、細々ありましたが、皆様の優しさ、明るさ、笑顔に支えられ、ご協力のおかげで、今となっては思い出話。楽しい旅はあっという間に終わってしまいましたが、写真と思い出はいつまでも残ることでしょう。旅は一期一会と言いますが、また皆様にお会いできる日を心より楽しみにお待ちしております。ご参加ありがとうございました!
- スルジ山から眺めたアドリア海の真珠ドブロブニク
- ドブロブニクの城壁が見えるレストランでスカンピグリルディナー
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