2018年3月26日出発 <イベリア航空利用>聖地へ続く道100kmを歩くスペイン巡礼の旅10日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年3月26日出発ツアー添乗員レポート
- ※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
- 添乗員/荒武 由夏(あらたけ ゆか)
- タイトルどうりサンティアゴ・デ・コンポステーラまで100km歩くツアーです。ご参加20名様、40代おひとり以外は60、70代のご参加でした。巡礼ツアーだけに歩くのが大好きで普段からよく歩いている、山登りが趣味という方が多かったです。毎日長距離歩けるかご心配されていた方もいらっしゃいましたが、なだらかで歩きやすい道を通常よりゆっくりスケジュールでご案内していますので、歩きたい気持ちがあれば大丈夫です。3月の北スペインはまだ歩くには早すぎるかと心配しましたが、イースター休暇の最中だった事もあり沢山の巡礼者達が歩いていて、春の花も咲き始め時期が早すぎる事はありませんでした。信仰心だけでなく、レジャーとしても確立されている巡礼の旅。100km歩く達成感を味わいに、楽しんで癒される。ウォーキングホリディこんな旅もいかがでしょうか!
- 1日目
- 3月26日
- 成田発イベリア航空の利用です。ヨーロッパの西の果てサンティアゴまで長旅のスタート!IB6800便にてマドリッドへ。日本から直行便で行ける1番遠いヨーロッパの空港で14時間15分かかります。マドリッドで乗り継ぎサンティアゴへ。イベリア航空はヨーロッパ内の機内食とドリンクは有料です。サンティアゴ空港から市内のホテルまで15分位。ホテル着く頃には日付が変わっていました。お泊まりはサンティアゴ旧市街に近いヘルミレスホテル。長いフライトの疲れはあるけど明日からいや、あと数時間後には始まる巡礼ウォークに向けて楽しみでワクワク、興奮する気持ちもあり?歩く準備をしたりで2〜3時間位しか眠れなかった方が多かったようです。
- サンティアゴまで100kmのモホン
- 巡礼者の象徴 ホタテ貝
- 2日目
- 3月27日/晴のち曇/9〜20℃
- 昨夜のお疲れがまだ残ってるはずなのに今日からスタートする巡礼ウォークへの期待からか、朝からお客様の表情も明るく見えます。バスでスタート地点のフェレイロスへ。ここは聖地サンティアゴまで100.746km地点。巡礼者の象徴であるホタテ貝を身に付け、道中のBARや教会、ホテル等でクレデンシャルという巡礼手帳にスタンプを押しながら進んでいきます。今回の先導役のガイドはピラールさん、バスのドライバーさんハビエルさんです。巡礼ウォーク1日目は13.6km。お昼までは下りが中心の歩きやすい道です。途中ミーニョ川のダムがあり長い橋を渡るとポルトマリンに到着。昔の村はダムに沈み、古いロマネスク教会等が現在の街に移築され大事にされています。ポルトマリンでお昼を食べて食後小1時間歩き、初日の巡礼ウォーク終了。昼過ぎから晴れて陽射しも強くなり、日焼け止めが欲しい位でした。
- 巡礼の道の道しるべ
- ポルトマリンの教会
- 3日目
- 3月28日/曇時々雨/6〜13℃
- 昨日からルーゴのグランホテルルーゴに4連泊し、巡礼路に通います。昨日のゴール地点トシボより歩き始めます。本日のハイライトはケルト時代の遺跡が見られるカストロマイオールです。ケルト人は丘の上に集落を築いて丸いお堀で囲ったそうです。丘の上の集落全体をカストロと言うそうで、ガリシア出身の方の苗字にカストロさんが多いのだとか。。先日なくなったキューバのフィデル カストロ議長も先祖がガリシア人とピラールさんが教えてくれました。丘の上にある遺跡なのでそこまではなだらかな上り坂が続きますが、遺跡から眺める景色は最高でした。風が強くて体が冷えましたが。ランチが遅くなりましたがブレアまで17.1km歩きました。今日のレストランは巡礼路から少し離れた所にあるレストラン。歩いて冷えた体が温まるスープが嬉しかったです。ワインも付いていて美味しい食事と歩き終わった安心感で幸せなランチタイムでした。
- カストロマイオール
- 休憩所近く
- 4日目
- 3月29日/曇のち雨/3〜7℃
- 巡礼ウォーク3日目そろそろ歩き慣れてきて、巡礼者同士の挨拶、ブエンカミーノも自然と言える様になってきました。雨の中のウォーキングになりましたが、皆さん雨具の準備はバッチリです。今の時期は冬によく降る雨のせいで道がぬかるんでいたり、水たまりも多く靴は毎日泥だらけになるし泥も跳ねるので泥除けソックスみたいなのがあるといいです。ホテルで泥落とせる様に古い歯ブラシも役立ちます。雨の中のウォーキング、今日のご褒美はお昼のタコです。プルポ、プルポ(スペイン語でタコの意)と呟きながら歩きました。17.3km歩いてゴールのメリデに到着!この街の名物はガリシア風タコ。柔らかくてとても美味しいんです。今日も歩き終えてからのランチ。メリデの有名レストランAGarnachaは満席で大賑わいでした。ゆっくりランチの後ルーゴのホテルへ。ルーゴの街はローマ時代に築かれた城壁に囲まれ世界遺産です。
- メリデ手前、フレイロスの石橋
- メリデ名物のタコ
- 5日目
- 3月30日/雨/2〜6℃
- メリデをスタートしてしばらくするとサンティアゴまであと50km切ります。5日目にして半分ですがこの先があっという間に感じられると思います。朝から1日雨降りで途中のBARで雨が小振りになるのを待ったりしました。寒い日のBARでの飲み物はコーヒーにコニャック等のお酒を入れたカラヒージョが冷えた体を温めてくれます。昨日一昨日に比べて歩行距離は若干短い区間ですが、キツイ坂もあります。今日は足のマメが悪化して痛さで歩けなくなってしまったお客様、ホテルで1日お休みしていただきました。ルーゴ4連泊最後の夜は旧市街のBARへ食事に行きました。色々頼んで皆さんでシェアしました。3回の自由食の機会がありますが、ルーゴにはBARが沢山ありますしお腹空いてなくてもお部屋でゆっくり日本から持参したもので軽く済ませることもでき、ホテルとなりのスーパーで調達する事も出来便利です。
- 小川を渡る
- あちこちにあります。高床式倉庫のオレオ
- 6日目
- 3月31日/晴のち曇/3〜10℃
- 昨日のゴール地点プレグントーニョから歩き始めました。この辺りモホンに数字が書いてなくて、サンティアゴまであと何キロなのかいまいち分かりませんが、暫く歩くと数字が現れあと32kmちょっと。着実に数字が減ってきています。今日は馬巡礼の方達と会いました。20頭位いたでしょうか。聞いたところ、馬巡礼ツアーがあるそうで馬はレンタルで人間と一緒に宿泊しながらサンティアゴまで行くそうです。それにしても馬巡礼の方々とてもカッコよくて、注目の的でお客様も一緒に写真に収まってました。今日のご褒美ランチはポークリブの炭火焼。ドライバーさんもここのランチを楽しみにしてました。知る人ぞ知る名物です。ワインも付いて今日も幸せなランチタイム。ワインとともにガセオサという炭酸飲料を混ぜてティントベラーノというスペイン風の飲み方も人気でした。小1時間歩いてゴール。サンティアゴまであと19.308km!
- 朝陽に照らされながら歩く巡礼の道
- 馬巡礼の方々
- 7日目
- 4月1日/曇/6〜13℃
- サンティアゴまであと20km切り、ゴールが見えてきた感じで一歩一歩楽しみたいという余裕も見えてきました。いつも歩き始めは軽くストレッチしてましたが、今日はピラールさんに日本のラジオ体操を見せてあげようと、全員でラジオ体操をしました。日本国民だったら誰でも出来ると説明し揃って体操する様子を見てピラールさんもハビエルさんも感動してました!ラジオ体操のお陰で体も温まり順調に歩き始めました。途中登りもありますが、最後の登りを歩くとそこはモンテドゴゾです。歓喜の丘という意味で、そこまで行けばサンティアゴの大聖堂の塔が見えます。冷たい風が吹く中モンテドゴゾに着き、ヨハネパウロ2世が訪れた記念碑、少し離れた所に巡礼者2人のモニュメントがあり、巡礼者が大聖堂の方向を示しています。スタートしてから6日目、ゴール地点の大聖堂が本当に見えました!ここからあと5km弱ですが、ゴールは明日にお預けです。
- 空港近くサンティアゴのモニュメント
- モンテドゴゾにある巡礼者のモニュメント
- 8日目
- 4月2日/曇時々雨/7〜14℃
- 2連泊したモンテドゴゾのホテルからラジオ体操第2をして歩き始めました。4.5kmと言っても最後はアスファルトと石畳なのでけっこう足にきます。旧市街入る前に最後のBARでトイレタイム。ここでもスタンプ押してもらい、7日間なのにスタンプいっぱいになった方もいらっしゃいました。いい記念です。そして旧市街に入り、ゴールのオブラドイロ広場へ。そして手を繋いでゴールしました。広場の真ん中のホタテ貝にタッチしてゴーーール!感動冷めやらぬ中、巡礼事務所で一人づつ巡礼証明書を発行してもらいました。そして大聖堂でヤコブ様に感謝のハグとお墓参りをしていただき、12時からの巡礼者の為のミサに参列。ミサの最後にボタフメイロも行ってもらい美しい賛美歌の中天井高く振られるボタフメイロを見て神聖な気持ちになり、改めてゴールした実感が湧いてきたのではと思います。 その後旧市街のレストランへ。ゴールした後のご褒美ランチはガリシアの海の幸です。巡礼者の象徴であるホタテ貝をはじめ、マテ貝、アサリ、エビやタコ。ゴールした満足感と安心感で格別なランチでした。食後ホテルまで歩いていきます。途中大聖堂が一望出来るアラメダ公園へ。大聖堂の正面の修復が半分終わり、上半分が姿を見せています。お泊まりは旧市街が目の前のコンポステーラホテル。ゆっくり休憩して、ご希望の方とサンペラージョ修道院の修道女が作るクッキーを買いに行きました。夕食までお散歩したり、お買い物したり思い思いにお過ごし頂き最後のディナーは旧市街のレストランで。パエリアが食べたいとのお声がチラホラ聞こえたので特別にパエリアを用意させていただきました。やっぱりスペインに来たからにはパエリアですね!
- サンティアゴ到着!
- アラメダ公園からの眺め
- 9日目
- 4月3日/雨/ ℃
- ホテルで朝食をお召し上がり頂きサンティアゴ空港へ。空港まで12、3km位なので市内から歩く巡礼者もいるそうです。お客様の中にも空港まで歩きたかった方がいらしたかもしれませんね。イベリア航空を利用し、マドリッド乗り継ぎで予定通り成田到着。
- オブラドイロ広場
- 写真2の名称:ルーゴの大聖堂
- 10日目
- 4月4日/0/ ℃
- 10日間、サンティアゴデコンポステーラまで100km巡礼の道を歩くツアーも終了です。100km楽しく歩けた方、途中足の痛みと戦いながら歩かれた方、体調を崩された方もいらっしゃいましたが、皆様頑張って歩いている姿を後ろから見ていました。巡礼の道を歩く、特別な時間をご一緒出来てとても光栄です。本当にお疲れ様でした。またツアー中のご協力ありがとうござました。これからも皆様の道が明るく照らされる事をお祈りして、ブエンカミーノ!
- 世界遺産ルーゴのローマ時代の城壁
- マドリッド空港の黄色い矢印、巡礼の道を思い出します。
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