2018年1月23日出発 羽田発着 <ルフトハンザドイツ航空利用>時を紡ぐ北スペインとポルトガル9日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年1月23日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/監物 聡江(けんもつ としえ)
- 冬のポルトガル・北スペインのツアーへ添乗して参りました。この時期は雨、寒い、日が短い・・・を覚悟して出発しましたが、雨に降られたのはサンチャゴ・デ・コンポステーラの観光の時だけ。特にツアー後半は快晴の青空が続き、また観光地では並ぶことの多い場所、聖ヤコブ様に何度もハグができたり、冬ならではの良さもありました。 今回ご参加の方々は、ご夫婦7組、ご家族1組、お一人参加2組、皆様年齢が近く、和気あいあいと楽しく旅を続けることができました。特に、太っ腹阪急より・・・のサービスが何度となくありましたが、コインブラのレストランでワインをサービスした時には、完全に宴会状態・・・本当に盛り上がっていました。ポルトガルって良い所なのですね!というお言葉を多くいただきましたが、あまりイメージできない国なのかもしれません。しかし実際に訪れると、日本とは親しい国であり密接な関係をもっていたことが分かります。帰国後、カステラ、コンペイトウ、天ぷら・・・を食べる度にこのポルトガル旅行を思い出していただけたら嬉しいです。皆様にご協力いただいたお陰で大きな事故もなく無事に帰国できたこと、感謝しております。近いうちにクリスタルツアーにて再会できる日を楽しみにしております!
- 1日目
- 1月23日/晴れ/6℃
- 昨日午後から関東では大雪となり、都心では20㎝もの雪が積もりました。 列車や飛行機などの交通機関が運休となり、多くの人々が足止めとなりました。 羽田空港周辺のホテルは予約でいっぱいで、どうやって空港までいらっしゃるのか、出発はできるのか・・・ と心配しながら空港へ向かいました。しかし、空は昨日の吹雪が嘘のような青空です。 早めにカウンターをオープンすると、早々と皆様がお見えになりました。無事に全員空港へ来ることができ一安心。 さあ、出発です。今回はルフトハンザドイツ航空にてフランクフルト経由でポルトまで参ります。 時間通りに到着すると、ガイドのベアトリーチェさんとドライバーのアルトゥールさんが空港でお出迎えしてくれました。 今日から2泊するのはクラウンプラザホテル。やはり連泊は良いですね。明日は、遅い時間の出発ですので、どうぞ今夜はゆっくりとお休みください。 長いフライト大変お疲れ様でした。
- 羽田空港
- 2日目
- 1月24日/くもり/13℃
- ボンディアー!おはようございます。今日からポルトガルの旅が始まります。 一番北のポルトからスタートして、最後はリスボンという無駄のない行程です。早速、ポルトガルの名前の由来であるポルトの町をご案内致しましょう。 まずはハリーポッターの作者J・Kローリングも通ったという「レロ・イ・イルマオン書店」実際に撮影には使われていませんが、中の素晴らしい階段などが構想を練るのにヒントになったそうです。 そしてサンベント駅。駅構内には2万枚のアズレージョがあり目を見張ります。イスラム文化の一つであるタイルは、今ではポルトガルを代表する立派な芸術文化となっています。 入って右手は15世紀にエンリケ航海王子がムーア人の要都セウタを攻略したシーンで、剣をもち勇ましく立っています。その上には父親であるジョアン1世と王妃フィリパの入城のシーンが描かれています。このあとも、ポルトガルのあちらこちらでアズレージョをみることができます。次はポートワインセラー「フェイラ」にて見学と試飲です。2012年のヴィンテージも出してくれました。 ほろ酔い気分で向かったのはサンフランシスコ教会。アッシジの教会のイメージとは裏腹に、中へ入ると金パックの祭壇、キリストの家系図、日本の殉教などをご覧いただきました。 ランチ後はフリータイムでしたが皆様ご一緒にドーロ川クルーズ、ロープウェイ、ドンルイス橋を歩いて渡り世界遺産ポルトの町を楽しみました。お夕食はチョイスメニューでカルドヴェルデ、バカリャウなど好きなものをお選びいただきました。
- サンベント駅アズレージョ
- ドンルイス橋
- 3日目
- 1月25日/晴れ くもり 雨/8℃
- 本日は初代国王が誕生したギマランイスへ出発。「ポルトガルここに誕生す」と城壁に書かれた横をゆっくりとドライバーのアルトゥールさんが通ってくれました。 サービス精神旺盛で穏やかで、何より安全運転に努めてくれて安心です。まずはブラカンサ侯爵館前でバスを降ります。目の前には英雄アフォンソ・エンリケスの銅像が立っています。 記念撮影のあとは洗礼を受けたという小さな教会の中へ。そしてギマランイス城の見学。10世紀にヴァイキングから守るべく建てられたお城は、後に初代国王が誕生した場所。外壁しか残っていませんが、眺めが良いですし是非とも入る価値があるので入場しました。お昼のお食事はサンチャゴ広場のレストランでいただきました。今日、この日にご結婚45周年記念をお迎えのご夫婦がいらっしゃいました。 皆様とワインと共に祝福させていただきました。是非、皆様も記念日にはクリスタルツアーにご参加くださいませ。 お食事後は、ミーニョ川を越えてスペインのサンチャゴ・デ・コンポステーラを目指します。サンチャゴとは「聖ヤコブ」、コンポステーラは「星の野原」の意味です。 本来、明日予定していました「歓喜の丘」に参りましょう。ここは命からがら、やっと辿り着いた巡礼者達が、遠くに見える大聖堂を見て感動し喜びの声をあげた場所です。 やはり、帰りに立ち寄るより今日行った方が巡礼者の気持ちが分かるのではないでしょうか・・・私達もバスとはいえ、飛行機に乗ってはるばる日本から来たのですから。 降っていた大雨も、何故かバスを降りて丘の上へ登ると急に雨が止みました。そして向こうには大聖堂が!雲も切れて晴れ間も見えています。まさに奇跡のようでした。 本日のお泊りはスペインが誇るパラドール。そしてお夕食は、もちろん名物のホタテをいただきました。今夜は中世に戻って、ゆっくりと滞在を楽しんで下さい。
- パラドール ディナー名物の帆立
- 歓喜の丘
- 4日目
- 1月26日/晴れ くもり 雨/8℃
- 今朝は10時にロビー集合。大聖堂が見える2階レストランで、ゆっくり朝食をいただいたり、朝からミサへ行かれたり、パラドールに泊まるからこその余裕・・・最高ですね。 目の前のオブライド広場からスタートです。真ん中にはサンチャゴ・デ・コンポステーラのゼロ地点があります。徒歩100km以上歩いた者のみ巡礼証明書をもらうことができます。 ヤコブの年が日曜日にあたる日だけ開けられる聖なる門の方へまわります。ここをくぐると全ての罪が許されるそうです。そして大聖堂の中へ。いつも長蛇の列で日帰りなどのツアー客は 諦めなければならない時もあるヤコブ様への入口が、誰も並んでいません。早速、主催壇右手より数段上がりヤコブ様にハグしました。ついに来ることができました!そして今度は階段を数段下りて 棺の前で祈ります。世界中の人々が巡礼に来るのには色々と理由がありますが、その先の目的は何を隠そう、このヤコブ様に会いに来るわけです!博物館にてカリクストゥス写本、聖体顕示台などをご覧 いただいた後はアラメダ公園、フランコ通りなどを散策しました。お昼は代表的なガリシア料理をいただいて、また国境を越えてポルトガルに戻ります。今夜のお泊りはヴィアナド・カステッロ。 ポルトガルの中でも人気のこのポサーダは、聖ルジア教会のすぐ上に建っています。高台からは、大西洋に注ぎ込むリマ川と町の様子を眺めることができ素晴らしいです。 皆様お着替えされ優雅な気分でお食事、そしてお部屋でお休みいただきました。
- ポサーダ ラウンジ
- 5日目
- 1月27日/快晴/17℃
- 朝から幻想的な景色が広がっています。ポサーダから左手には雲海が、目の前には聖ルジア教会の朝焼けのシルエットと大西洋が見渡せます。 本日は朝一番アヴェイロへ参ります。ここの旧駅舎は大変に美しいアズレージョが残っています。モリセイロと呼ばれる小さな小舟で藻を取っている様子や塩田、町の様子など その地方独特の景色が描かれています。せっかくなので予定には入っていませんでしたが、その様子が伺える中央運河まで参りましょう。ちょうど観光用の派手な色使いのモリセイロが 人を乗せていました。そして運河に沿ってカフェやショップが建ち並んでいます。ここで、皆様に名物のお菓子オヴォシュ・モーレスを召しあっていただきました。漁港アヴェイロを思わせる貝殻の形の 薄皮に真っ黄色の卵のあんが包み込まれた洋風もなかのようなお菓子で、日本では食べたことがない味です。お土産にお買いになった方もいましたね。 そしてコインブラへ。地元でも人気のレストラン「タベルナ」でお昼食。オープンキッチンでグリルしているのが見える家庭的な雰囲気で、お料理もワインも美味しい!とご満悦の皆様。 しかし宴もたけなわですが、そろそろ観光に行きませんと・・・と切り上げコインブラ大学へ。何しろ、ここの図書館は時間に遅れても早くても入れない厳しいところなのです。 内装が素晴らしい内部は保存するのが大変で、コウモリに害虫を駆除させたりと工夫をしているそうです。現在でも使っている校舎の中も見学し、校内の売店でお買い物をしたあとは旧カテドラルの見学、 そしてたのしみにしているコンペイトウを買いに行きました。1日グルメ、ショッピングと満喫したあと本日お泊りの宿のあるナザレへ。着いたのは、ちょうどサンセットの時間でした。早々とお部屋に 入られてお食事前に休憩。このゆったりとした時間がクリスタルならではの良さですね。お夕食には名物のイワシをいただきました。
- アヴェイロ駅 アズレージョ
- コインブラ大学
- 6日目
- 1月28日/快晴/18℃
- 今回は本当にお天気に恵まれていますね。ナザレの展望台からは、ずっと続く砂浜と漁村の町並みが一望できます。ここにはマリア様の出現により助かった貴族によって建てた礼拝堂があります。 そして、いました名物のおばちゃん!ミニスカートを7枚重ね着して、愛するご主人の帰りを毎日1枚ずつ脱いで待っていたそうですが・・・今ではナッツ売り娘?として有名です。 今回のツアーで一番安いのがこの場所。セーターやテーブルクロスなど、上手にお買い物してらっしゃいました。次は、代々の王妃に愛された城壁に囲まれた可愛らしいオビドス。 入口の強固な二重の門をくぐると、そこは中世の町。なだらかな細いメインストリートが城跡のポサーダまで続いています。両脇には所狭しとお店が並びジンジーニャと呼ばれるチェリーで作られた お酒やコルク製品、タイルなど覗いてみたいお店ばかりです。フリータイムには城壁を歩いたり、ショッピングを楽しみました。本日も、同じくご結婚45周年記念をお迎えになるご夫婦がいらっしゃいました。ランチの時に皆様と一緒に乾杯!45年経っても本当に仲が良いですね。 いよいよ大都会ポルトガルの首都、リスボンへ。リスボンではジェロニモス修道院、ベレンの塔、発見のモニュメント、アズレージョ博物館へご案内。途中で、エッグタルトをいただきながらのティータイムもお楽しみいただきました。夜はマリーザや他有名歌手も歌った老舗「クルベ デ ファド」でのファドショー。その歌声は年を重ねれば重ねるほど味のあるものになり、本当に哀愁のある歌声です。これだけは、その場に行かなければ感じることのできない体験でした。
- ナザレの名物おばちゃん
- 発見のモニュメント
- 7日目
- 1月29日/快晴/18℃
- 天気予報通り快晴ですが、風が強くとても寒い朝です。まずはロカ岬へ参りましょう。 到着すると、吹き飛ばされそうな強風の中をカモンイスの「ここに地終わり海始まる」を刻んだ石碑まで歩いて行きました。ここは西経9度30分にあるユーラシア大陸最西端で、目の前には 大西洋が限りなく向こうまで見えています。今回のご旅行の目的がここを訪れることで、夢がかなったー!と感動している方も多かったですね。そしてシントラ宮へ。ここはイベリア半島が イスラム教徒ムーア人によって支配されていた頃に始まり、ゴシック、マヌエル様式など混在しています。白鳥の間、鵲の間、アラビアの間などガイドのヨコキさんが順に案内してくれました。 リスボンに戻った後はアルカンタラ展望台へ。今回、特別にグロリア線ケーブルカーに乗って参ります。あのミゲルくんのCMでもお馴染みのポルトガルの景色です。 本日のランチはカタプラーナというポルトガル風魚介鍋です。でも、その前に・・・太っ腹阪急から最後のサープライズ。是非、私が大好きなタコを皆様に食べていただきたい!とサービス させていただきました。とても大好評で、お酒が進むよ!と喜んでいただけて良かったです。午後はトラムにご乗車いただきました。やはり貸切はいいですね、スリの心配も不要ですし。 3時半頃からフリータイム。最後の時間を有効に使って満喫されていました。
- リスボン ケーブルカー
- ロカ岬
- 8日目
- 1月30日/快晴/17℃
- とうとう本日は帰国日、日本へ出発致します。 今回の旅では、ポートワイン、チーズ、タコ缶詰、ピリピリ、クッキー、セーター、コルク製品などお買い物も楽しかったですが、比例してスーツケースもだいぶ重くなっていますね。 空港へ着くと1日目のポルトからずっと一緒だったドライバーのアルトゥールさんとお別れです。無事にここまで来られたのは、仕事とはいえ安全運転に努めてくれたアルトゥールさんのお陰です。 安心して旅を続けることができました、ありがとう・・・お元気で。 チェックインがスムーズだったのでリスボンの空港では最後のショッピングタイム。エッグタルト、免税店など充実していました。 そして、時間通りフランクフルトへ出発。
- ドンペドロ リスボア 朝食
- 9日目
- 1月31日/晴れ/8℃
- 少し早目に到着し、無事に入国。荷物を受け取るターンテーブルにてお別れ、そして皆様へご挨拶。 この度はクリスタルツアーにご参加いただきありがとうございました。 数多くあるツアーの中で、このコースを選んでいただけたこと、そして私の名前で?選んでいただいたこと(笑)にお礼を申し上げるとともに、ツアーが無事に終えることができたのは 皆様のご協力があってのことと感謝しております。皆様と一緒に過ごし、同じ景色を見た、この9日間は一生忘れません。そして、きっとご縁があるのだと信じ、またお会いできることを 楽しみにしております。ありがとうございました!
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