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2018年3月20日出発 羽田発着 <ルフトハンザドイツ航空利用>時を紡ぐ北スペインとポルトガル9日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2018年3月20日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/鈴木 美津子(すずき みつこ)
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今回、出発日のフライトトラブルで、ポルトまで38時間もかかってしまう、ということになり大変ご迷惑をおかけしました。そのような状況にも関わらず、皆様方ご理解を示してくださり、本当に有り難かったです。  トラブルとトラベルは同じ語源で、何が起こっても不思議ではないのですが、「寛容、冷静、楽観」の精神で受け入れてくださった皆様方に感謝いたします。  私自身、とても救われましたし、個人的には「このように生きねば」と学ばせてもらう機会にもなりました。  皆様から頂いたTシャツ、早速トレーニングで着ました! 柔らかい素材でサイズもぴったり♡ こんなに嬉しいことはありません。皆様のこと、ずっと覚えていますね。 どうかこれからもお身体に気をつけられて毎日をお過ごしくださいませ。 この度は誠にありがとうございました。 またどこかの空の下、再会できますよう、心から願っております。

 

1日目
3月20日/晴れ/13℃
今日の出発は15:20。お昼過ぎには空港にスタンバイし、皆様のお越しを待つ予定でした。がっ! 朝、ホームページをチェックしてビックリ! 出発が18:00に変更になっているではありませんか! フランクフルトから先のポルト便に乗り継げない可能性大です。とにかく弊社の担当者と連絡を密に取り合いながら、羽田に急ぎました。果たして。遅延は確定...。乗り継ぎが同日中に叶わないことからフランクフルトでの1泊が決まりました。  受付では笑顔でご挨拶したかったのに、残念な状況を説明しなければならないのが申し訳なく...。  ようやく搭乗できた機材は、昔懐かしいボーイング747。愛称ジャンボ。とても人気のある機材でしたが日系からはすでに引退しています。「懐かしいなあ」とおっしゃる方もおいででした。  12時間近くの長旅。『どうか、現地ではうまくいきますように...』と祈りながら機内で眠りにつきました。
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ジャンボ機の前方は2階建て。懐かしいですね
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ポルトガルの有名なキャラクター「ガロ」をお供に出発です!
2日目
3月21日/晴れ/6℃
振替便は、チューリッヒ経由でのポルト入り。クリスタルハートでは「なるべく一筆書きの行程で、お体に優しい旅を」というスタンスですから、ポルトへ直接入るルートを探してもらいました。  空港ではスムーズに手続きが進み、バスに乗って飛行機のそばへ。『さあ、乗るぞ〜』と気合が入ったものの、バスのドアが一向に開きません。『あれ?どうして?』 ようやくドライバーさんから「テクニカルの問題で、調査中です。しばらくお待ちください」との説明が。『ええ、ここで待つの??』と不安がよぎりました。更なる不安は、その先、チューリッヒからポルトに行く便に乗り継げるか、ということでした。  ソワソワしながら調整を待ち、ようやく搭乗。結局2時間遅れの出発で、またもや乗り継げない事態に。『こんなことがあるんだ...』と一瞬呆然としましたが、再度振り替え便を手配して、ようやくようやくポルトに到着。皆様本当にお疲れさまでした。
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オ、オイル漏れてるの? だ、大丈夫??
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チューリッヒでの夕暮れ。一日中、空港にいた気がします。。。
3日目
3月22日/晴れ/13℃
オリジナルの日程では朝からギマランイスに向かう予定でしたが「ポルトを全く観光しないで行くのは勿体なさすぎる! 添乗員なんだから頑張れ!」と自分に気合いを入れまして(笑)ギュギュッと凝縮してポルトを観光していただきました。アズレージョが美しい「サン・ベント駅」。アズレージョは「装飾タイル」という意味ですが、2万枚以上のタイルの圧倒的な迫力に息を吞みましたね。  もちろんギマランイスにも立ち寄り、国境を越え、お昼はスペインのレストランへ。庶民的なお店で、ムール貝、カラマリ(イカ)、グリルシュリンプなどシーフードを堪能していただきました。   サンティアゴに近づいた時、明日は雨予報が出ているということと、遠くから歩いてきた巡礼者の気持ちになって頂けた方がいいかな、と思い明日の予定の「歓喜の丘」を今日に回しました。  そうしていよいよスペインでは2つしかない5つ星のパラドールへ向かいました。
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リベルダーデ広場にて。白馬と私のズボンの色がカブってます(笑)
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「やっとここまで来たー!」私の無茶振りに応えてくださってありがとうございました!
4日目
3月23日/曇り時々小雨/11℃
早朝、正面のオブラロイド(石切場)広場へ出てみました。静寂の中、朝6時の鐘が鳴りました。誰もいない広場に、大聖堂とパラドールが浮かび上がって、それはそれは厳かな時間でした。  観光では、お客様のご興味のある方面をお伺いしたところ圧倒的に「食文化!」。ということで、まずは市場に足を伸ばしました。食材別にエリアが分かれていましたね。昨日のスペインで食べた貝は日本では「藻貝(もがい)」と言うのですね。勉強になりました。  午後は再びポルトガルに戻りました。本日のお宿はポサーダ。スペインのパラドール版ですね。小高いスルジ山(標高240m)の中腹に建っていて、ヴィアナ・ド・カステロの美しい街並みが見下ろせる...はずなんですが、やや曇り気味...がっかりしていたら、夜にはなんと星空と街の灯りが現れたではありませんか! 嬉しくなってお客様に話したところ、今回は「太陽神」の方が多い事がわかりました!(笑)
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こういう時空間に身を置けるのも、クリスタルならでは、ですね
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ピチピチ! 綺麗な色をして跳ねていました!
5日目
3月24日/晴れ/14℃
朝起きたら青空! 太陽神の皆様、ありがとうございます!! ウキウキ気分でアヴェイロに向かいました。アズレージョのアヴェイロ駅や中央運河に浮かぶ「モリセイロ」という船をご覧頂きました。(盛りせいろ?お蕎麦みたいな名前ですね)この船はかつて海藻を運んだもので、現在はヴェネツィアのゴンドラのような感じで観光客向けに運行されています。海藻を畑に鋤(す)き込んでいるので、栄養の多い土地となり牧畜業も盛んなんですよ。  この街の有名なお菓子は「オボシュ モレシュ」です。お味はいかがでしたか? ポルトガルのお菓子は、卵黄を使っているものが多いのですが、私が調べたところ、修道院でアイロンの糊代わりに卵白を使っていて、その余りの活用策として卵黄を使ったお菓子が多く生まれたとのことです。なるほど〜。  夕刻にポルトガル屈指のリゾート地、ナザレに入りました。夕食はいわしグリル。焼き立てで美味しかったですね。
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「オボシュ モレシュ」こっくりとした味わいでした。
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コインブラの学生さん達の有名な黒マントも近くで見られました
6日目
3月25日/晴れ/15℃
今日はさらに南下し、午前中はオビドスに立ち寄りました。城壁に囲まれてはいますが、かわいい雰囲気の村でした。小さなチョコカップにシェリー酒を注いだ「ジンジャ」を皆さんで召し上がっていただきました。村の人たちがトラックで枝木を撒き、イースターの準備をしている様子も珍しい風景でしたね。    そしていよいよ首都リスボンへ。まずはアズレージョ博物館。ここはなかなか通常コースでは訪れないところです。これまで毎日ご覧になっていたアズレージョの歴史や流行等の変遷が一気にご覧頂けました。  エッグタルトのお店「パスティ・ド・ベレン」にも立ち寄りました。ここは本当に有名なお店で一日30,000個も売れているそうです。穏やかな甘さが日本人の口に合いましたね。  夕食はファドを聞きながらのディナー。三者三様の歌声を堪能していただけたのではないでしょうか。  とても長い一日、大変お疲れ様でした。
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サマータイムに変わる貴重な夜でした。こんなポスターを見つけました
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哀愁を帯びたファド。魂の歌という感じでした
7日目
3月26日/快晴!/17℃
今日は朝イチでロカ岬へ。真っ青な空と海。風も強くなくて良い景色をご覧いただけました。次に世界遺産であるシントラ宮殿のご見学へ。イースターホリデーということでたくさんの観光客でした。  その後、リスボン市内に戻りランチ。最後のお食事はカタプラーナ(海鮮鍋)。ポルトガルは魚介類が新鮮で、何を食べても美味しいとおもうのですが、カタプラーナはその中でもピカイチです! 2日目のランチに食べられなかったリゾットも堪能していただきました。  さてさてその後は、テクテク歩いてケーブルカーであっという間に高台の「アルカンタラ展望台」へ。向かいに見えるサン・ジョルジェ城の旗が青空に映えて美しいコントラストをなしていましたね。お次は貸切トラム体験。細い路地をスイスイ進んでいく電車。途中で車や人に呼びかける鐘の音。普段の歩く視線や、バスからとは違う目線で楽しんでいただけたかとおもいます。
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またもや無茶振り(汗)ユーラシア大陸の最西端でバンザーイ!
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ランチレストランの内装もアズレージョが美しかったです
8日目
3月27日/晴れ/19℃
今日はいよいよ帰国です。本日3月27日は、日本さくらの会が「さくらの日」と制定した日だそうです。3×9(さくら)=27の語呂合わせと、七十二候の一つ「桜始開(さくらはじめてひらく)」という日でもあるそう。とても語感が良いので、私自身好きな節目日(ふしめび)の一つです。日本の桜も咲き始めているというお便りが届いていました。皆様の街はいかがでしょうか? 間に合ったら良いですね。  リスボン空港は町の中心部から車で20分ほど。とても便利の良いところにあるので、旅の振り返りも駆け足でした。長かったような、あっという間のような。皆様はどうお感じになられましたか?  ポルトの出発がまたもや遅れ(もう勘弁して〜)、フランクフルトでの乗り継ぎがヒヤヒヤでしたが、出国審査が超スムーズに進みホッとしました。短時間でしたがラウンジにもご案内できて良かったです。さあ、あと一便! 頼むよ〜ルフトハンザ〜(笑)
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リスボンの朝です。これから帰りまーす
 
 
9日目
3月28日/晴れ/19℃
定刻よりも少し早く、無事に羽田空港に到着しました。 羽田空港では「顔認証」での入国審査の機械が導入されています(現在、日本の空港では羽田の国際線だけです)『良かったら体験なさってはいかがですか?』と紹介しましたところ、何人かのお客様が「面白そうね!」と興味を持ってくださいました。 この機械を製作した会社のサイトによると100万ケースのうちの判断できないものは平均3ケースだそうです(その後も、もちろん人的なフォローで完全対応されているとか)よく分からない世界ですが(笑)、日本の技術ってやっぱりスゴいなあ!と感心しました。 ターンテーブルで、皆様とのお別れ。どうかお家までお気をつけてお戻りくださいね。
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無事のフライトを願いながら「♪しょ〜〜しゅ〜りき〜」を歌い上げました(笑)
 
 

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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