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2018年2月14日出発 <フィンランド航空利用>神秘の北欧 オーロラ&フィヨルドクルーズ10日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2018年2月14日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/坪田 宣子(つぼた のりこ)
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バレンタインの日に東京から13名様と大阪から4名様で、北欧オーロラとフィヨルドクルーズへ旅立ちました。ノルウェーのベルゲンからノルウェー海を北上し、キルケネスまで行くフッティルーテンという船の中でも、2016年にリノベーションされてモダンなインテリアに変わったMs.コングハロルドに乗りました。ノルウェーのハラルド王にちなんで名付けられた船です。フッティルーテンは、世界で最も美しい航路を走る船と言われています。ノルウェーの北極圏トロムソに本社を置き、沿岸住民へ物資を運ぶ生活ラインとして1893年に創業しました。沿岸住民のライフラインの他に深く入り組んだフィヨルドの断崖や大小様々な島々を眺めながらの観光で人気があります。私たちも昼間はゆったりとフィヨルド景色を眺めたり、上陸して観光を楽しんだりしながら、夜になると「オーロラが出ました」の放送でワクワクしながら眠いのも忘れて、思う存分にオーロラを楽しみました。
1日目
2月14日/晴れ/-5℃
フィンランド航空でヘルシンキ乗り継ぎです。時間がほとんどなく、しかも入国審査が激混みの中、皆さまで一致団結して乗り継げました。お疲れ様です!ムーミンやマリメッコのお店を横目で見ながら、そのまま乗り継ぎゲートで乗り込みました。帰りにゆっくりとムーミンなどを見ましょうね。いざ!ノルウェーのオスロへ。フィヨルドの美しい国です。福祉が充実していて、税金は高いけど、授業料・医療費は全部無料で受けられ、父親の育児休暇は国が支払ってくれて、男女平等ですとガイドさんが力説すると、いいなあ・・・の声が聞こえました。ただ、福祉の充実に甘えることなく、ノルウェー人は勤勉でまじめな性格で、アルコールも夜8時を過ぎると販売はしてくれないと聞くと、それは困ると言う声も聞こえました。国連調査で、世界で一番人が幸せに暮らせる国1位に選ばれたそうですよ。
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フィンランド航空にて
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オスロの町並み
2日目
2月15日/雪/-3~-4℃
朝早くから歩いてオスロ駅へ。オスロ駅午前8時25分発ベルゲン行き特急列列車に乗りました。朝歩いていた時に曇っていた空から雪まで降ってきました。471.6㎞の距離を森林限界まで184のトンネルを抜けて走ります。昼食も車内で済ませ、午後2時57分にベルゲンに到着しました。ノルウェー西岸の南にある都市で、首都オスロに次ぐ第2の規模の都市です。ベルゲンは1217年から1299年までノルウェーの首都であった所で、13世紀からはドイツから北欧の貿易を独占するハンザ同盟都市となりました。今では、国際的な養殖業・海運・海洋石油産業の中心地で、学術・観光・金融の中心都市でもあります。魚市場など古い街並みを1時間の観光の後、いよいよフッティルーテンへと乗船しました。
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オスロからベルゲンへ
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ハンザ同盟の建物
3日目
2月16日/曇り後雨/2~5℃
世界でも有数のタラの漁獲量で知られるオーレスンの観光です。曇りとは言え、0℃を上回る気温で暖かく、道路隅に雪はあるものの、歩道は雪が溶けてアスファルトが見えています。例年の氷の上のツルツル歩道を歩くのとは違った景色になっています。出かける前の船内アナウンスで、『アクスラ山の山頂は氷で滑るのでアイゼンをはいていないと登れません』とありましたが、実際どこまで登れるか試してみると、山頂までの道は氷が溶けていました。1904年1月23日町は大火に見舞われ、16時間で700~800軒の家が失われたそうです。ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世が復興の手助けをして、街全体がアールヌーボー様式で建て直された街です。思ったほど寒くないねえと思いながら、歩きやすい街並みを観光しました。
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アクスラ山展望台
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オーレスンの町並み
4日目
2月17日/快晴/1℃~3℃
今日は雲一つない快晴な日です。北に向かっている筈ですが、気温もどんどん上がっています。太陽がまぶしい中、トロンハイムの観光にでかけました。トロンハイムフィヨルドの奥にあるノルウェー第3の都市です。人口18万人のノルウェー王国最初の首都だった所です。市内には歴史的遺産が残されていて、中でもオラヴ2世を祀るニーダロス大聖堂へは中世から巡礼が盛んに行われていました。また、国立大学やハイテク産業の研究所が集まる大学都市でもある大きな街です。少し雪が残る中、皆さまご一緒に大聖堂まで歩いて行ってみました。日差しが強いので、とても暖かかったですね。今日はお天気!オーロラレベルも4まで上がったのでいよいよオーロラが期待できそうです。船のアナウンスもあり、皆さま夕食後からスタンバイ。そして10時20分、夜空にかかるオーロラが見えました。その後、何回か消えては現れ、夜中の12時にクッキリと見えましたね。
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ニーダロス大聖堂
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川沿いの倉庫街
5日目
2月18日/晴れ/1℃~2℃
朝、7時15分に北極圏に突入しました。皆様、予想は当たりましたでしょうか?一番近かったのはノルウェー人の男性。10時からの北極圏のセレモニーで、船長とネプチューンからお祝いの水と氷の洗礼を受けましたね。午後からはボードーの観光です。北極圏のちょうど北側に位置して、夏の時期は白夜となり、12月は反対に太陽のない時期もあるノルウェー海峡に突き出した半島の上にある、強風がよく吹く都市です。が、今日は太陽もさんさんと注ぎ、風もほとんど吹くことなく、散策するにはピッタリのピクニック日和です。ノルウェー最北端の駅っぽくない駅舎を眺め、市の紋章となっている白夜の太陽を表している市庁舎を眺め、第2次世界大戦後に建ったという近代的な教会の中も訪れました。観光から戻ると、部屋には北極圏到達証明書が届いていました。夕食の後は、スヴォルバーでまた下船して、マジックアイスを眺めたり。またまた、オーロラコールがあり、忙しいと嬉しい悲鳴を上げる一日でした。
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北極圏
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北極圏通過セレモニー
6日目
2月19日/快晴/-5℃~-8℃
ノルウェー北部中心都市のトロムソです。スカンジナビア半島とその東のコラ半島を合わせた地域で、先住民であるサーメ人が住む地域です。オプションの犬ぞりにご参加の方々が先に出発。白銀の中をソリで豪快に走り、かわいいワンちゃんたちと戯れて、癒されたとお夕食の席で披露してくださり、盛り上がりましたね。オプションが入っていない方とは北極圏の水族館やMACKビール見学や北の果てでのショッピングを楽しまれました。トロムソはオーロラを観測するには絶好の土地です。今日までもすでに何度もオーロラを目にする事が出来ていましたが白い色で、薄い感じ。もう、白いオーロラは見飽きたと言う声が聞かれる中、お待たせ致しました!トロムソのオーロラは緑や赤まで入って鮮やか!それも絶え間なく出てくれました。夜8時過ぎからの船内オーロラコールは30分置きにかかり、11時過ぎには、『夜中の3時位まで 出続けるので、もう船内アナウンスはしません』となるほど、オーロラのラッシュでした。
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トロムソ大聖堂
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MACKビール
7日目
2月20日/晴れ後曇り/-3℃~-6℃
朝から降っていた雪がピタリと収まり、晴れのホニングヴォーグの観光です。ヨーロッパ大陸最北端と言われているノールカップへと向かいます。白銀の世界をバスで進みながら、途中からコンボイでたくさんの車が連なって進みます。実は西よりのクニヴスシェロデンの方が1476m長いと言われています。その方面をチラッと見ながら、それでも307mの断崖の最北端の地球儀前で全員集合で写真を撮りました。いつもは突風の吹く最北端ですが、今日はいつまでも眺めていられるほど風もなく、良いお日和でたくさんの写真を皆さんで激写しました。暖かったねと船に戻ると、間もなく空が暗くなり、雪が降ってきました。でも、夜になるとピタッと止んでくれて、またまたオーロラの出現が!
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ノールカップ
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ホニングスヴォーグの町並み
8日目
2月21日/曇り後晴れ/-13℃~2℃
毎日見ていたオーロラの船の旅も終わり、キルケネスで降りました。ロシアとの国境付近に位置し、バレンツ海と繋がる広大なヴァランゲルフィヨルドの一部、ボクフィヨルドに築かれた土地です。およそ400㎞北に北極点があります。町としての人口は3300人の小さな町です。ノルウェー人とサーメ人が暮らす町です。ロシアも近いので、近年では移民も目立つそうです。キルケネスはフッティルーテンの起点・終点となります。夏は白夜、冬は太陽の出ない極夜となります。第2次世界大戦時は、ドイツ海軍やドイツ空軍の基地が置かれ戦線へ物資を供給する総本部となり、ヨーロッパの町の中でマルタに次いで多く空襲を受けた過去があります。そんなロシア国境やロシア記念碑を見ました。また、ちょうど冬の氷の彫刻フェスティバルが行われていたので、写真を撮りました。今日は国境を越えてフィンランドのサーリセルカのホテルに泊まりました。今日も晩御飯の後、皆さまでオーロラを見にホテルの外で。なかなか現れてくれず、しびれを切らしたあたりで出ました。もう、オーロラは沢山見たのでいいわというかたも続出するほど毎日見られました。それでもまた、今日の夜中に再び見た方もいらしたとか。
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ロシア記念碑
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冬のフェスティバル氷の彫刻
9日目
2月22日/晴れ/-11℃~ー5℃
今までのノルウェーが晴れ続きで暖かかったせいか、フィンランドのサーリセルカは寒く感じます。雪もだいぶ積もっていました。サーリセルカはフィンランドの最北にある人口350名ほどの小さな街です。オーロラや犬ぞりやクロスカントリーなど自然を満喫するためのアクティビティがそろっています。住民のほぼ全員が観光業を営んでいて、警察も消防もない平和な街です。午前中の自由行動では皆様と街内を散策したり、スーパーマーケットやいろいろなお土産屋さんを覗いてみたり。ホテルのサウナで楽しんだ方もいらっしゃいました。思う存分楽しんで頂いてから、空港へ。いよいよ帰ります。サーリセルカの小さな空港からヘルシンキ乗り継ぎへ。行きに十分空港内を見られませんでしたのでお待たせいたしました。マリメッコやムーミンのお店が広がります。そんなに持って帰れるんですか?と心配になる位、皆さまお買い物をわんさかとされてました。
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サーリセルカ
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IVALO空港
10日目
2月23日/晴
朝10時過ぎに成田空港へ到着です。お疲れ様でした。フッティルーテンの旅はいかがでしたでしょうか。オーロラは17日から毎日のように出てくれました。冬の厳しい時期のオーロラと観光なので、万全の準備をして向かって行った割には、今回のノルウェーは暖かかったですね。晴天が続いた事も幸いでした。昼間は暖かい中、綺麗な街並みを観光することができました。『自然に囲まれたありのままの暮らし』が、ノルウェー人が自分たちについて語る時に思い浮かべる事だそうです。船に乗りながら、手つかずの大自然の美しさや大きさを肌で感じました。また、ちょうど冬季オリンピックの時期。訪れたレストランでノルウェー人に「日本人は頑張ってメダルを取ったよ」と教えてもらいましたが、ノルウェー人のメダルの多さにビックリ。自然界の環境が整っているとは言え、威張らず謙虚に日本人をたたえてくれるやさしさを感じました。また、季節を変えて北欧を訪れてみてください。皆様とお会いできる日を楽しみに!ありがとうございました。
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フッテンルーテンのMs.コングハロルド
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トナカイ

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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