2018年3月27日出発 羽田発着 <ルフトハンザドイツ航空利用>時を紡ぐ北スペインとポルトガル9日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年3月27日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/金光 早苗(かねみつ さなえ)
- 「花冷え」という言葉がぴったりだったポルトガル&北スペイン。穏やかな春の陽気から一転して、厳しい寒さに襲われ冬用のコートが大活躍。手袋も持ってくればよかった・・・との声も聞かれました。それだけに晴れた日の、柔らかな日の光に心が躍りました。優しいドライバーのエルトゥールさんが、ポルトガルのイースター(復活祭)を色々なところで演出してくれ、普段できない経験をすることができました。旅先で出会う人によって、旅の印象は大きく変わります。笑顔が素敵な皆様とご一緒できた事に、感謝感謝の9日間でした。
- 1日目
- 3月27日/くもり/20℃
- 羽田空港→フランクフルト→ポルト(クラウンプラザ泊) ルフトハンザドイツ航空にてフランクフルトへ。午後発なので、集合時間にゆとりがあってよかったとのお声が聞かれました。さて、ルフトハンザドイツ航空のロゴマークには、JALと同じように鳥のマークがついておりますが、実は形こそ違えど両航空会社とも同じ鶴のマークだとご存知でしたでしょうか?なぜ鶴なのか?これについてはフライトアテンダントに尋ねてみたのですが、彼らも判らないという事でWikipedia情報です。鶴は鳥の中で最大級の大きさ・おとぎ話や童話で天国の使い・幸運を呼ぶ鳥・長寿のシンボル等として取り上げられているそうで、つまり「縁起の良い鳥」という事らしいです。伝統的なデザインにも意味があり、黄色は「差別化」「発見」銀色は「高い技術水準」白は「信頼」灰色は「品質」ということです。他の航空会社のロゴマークが持つ意味も気になりますね。
- 羽田空港国際線ターミナル内も桜が満開
- ルフトハンザドイツ航空のロゴマーク
- 2日目
- 3月28日/曇・小雨/8~15℃
- ポルト(連泊) ハリーポッターの世界観に影響を与えたと言われる「レロ書店」。ここまで来て中に入らないのは勿体ない!ということで、寒い中お待ちいただきましたが、内部見学へ。思わず魔法の杖を振りたくなってしまうような内装。緩やかな曲線を描いた木製の階段。天井のステンドグラスがこの書店の美しさを更に引き立てます。その後、2万枚のアズレージョが美しいサン・ベント駅、日本語を勉強中な好青年によるポルトワインのワイナリー見学。大航海時代にブラジルから運んできた金をふんだんに使った煌びやかな内装の聖フランシスコ教会。長崎の大殉教の木彫りは心を打つものがありました。昼食後のフリータイムは、ご希望の方とドウロ川クルーズとロープウェーからポルトの街並みをご覧頂きました。
- レロ書店のステンドグラス。
- ロープウェーから見たポルト旧市街の景色
- 3日目
- 3月29日/晴れ・雨・あられ・くもり/3~13℃
- ポルト→ギマランイス→ミーニョ川を越えスペイン→ビーゴ→サンティアゴ・デ・コンポステーラ(パラドール泊) ポルトガル初代国王アフォンソ・エンリケス生誕の地ギマランイス散策後、港町ビーゴの「O PORTION」で採れたての新鮮な魚介類に舌鼓。以前立ち寄った際に店主と撮った集合写真を、嬉しそうに見せてくれたのも忘れられない思い出です。巡礼者が旅の終着点であるサンティアゴデコンポステーラを丘から臨み、歓喜の声を上げたと言われる歓喜の丘。叩きつけるような雨が突然止み、歓喜の声を上げていたら、滞在時間終了間際にあられが!残念ながら、20mの高さから吊るされた大香炉を8人のティラボレイロスが引っ張り、左右に香の煙を振りまくボタフメイロの儀式は行われませんでしたが、大聖堂に響くパイプオルガンの音色と歌声・洗礼式に聖体拝領と貴重な体験ができてよかったとの言葉を頂けて嬉しかったです。
- 叩きつけるような雨が突然止んで、思わず歓喜の声を上げた「歓喜の丘」
- 大聖堂内の聖ヤコブの像に触れ、旅の無事を感謝する巡礼者
- 4日目
- 3月30日/小雨・くもり/7~14℃
- サンティアゴ・デ・コンポステーラ→ミーニョ川を越えポルトガル ヴィアナ・ド・カステーロ(ポサーダ泊) 私達が宿泊したパラドールは、もともとカトリック両王が巡礼者の宿泊施設兼病院として建てた建物。歴史ある建物故に、シリンダーキーの開閉にちょっと難があったりするのはご愛敬。寒さに震えながら、街を散策。大聖堂では、キリストの復活を祝うイースター(復活祭)前の、キリストの受難を偲ぶ聖週間に関係した儀式や行事が行われていました。聖ヤコブの背中に触れ旅の無事を感謝し、再び国境を越えポルトガルへ。ポサーダ近くにある聖ルチア教会のステンドグラスがとてもきれいでした。
- サンティアゴ・デ・コンポステーラのパラドール
- カメリア(椿)の品評会が行われていました
- 5日目
- 3月31日/晴れ/8~12℃
- ヴィアナ・ド・カステーロ→アヴェイロ→コインブラ→バターリャ→ナザレ(プライア泊) ヴィアナ・ド・カステーロのポサーダから眺める聖ルチア教会は、私のお気に入りの景色のひとつです。アヴェイロでは、古い駅舎のアズレージョや、私のお気に入りのアヴェイロ名物アヴォス・モーリス(鶏卵そうめんをモナカに詰めたようなこのお菓子)をお召し上がり頂き、モリセイロの写真を撮ってコインブラへ。コインブラ大学では、好きな男子生徒のマントを女子生徒が噛み切るという伝統が。歯でマントを噛み切るなんて事が本当にできるのか?機会があったら試してみたい気もします。ジョアン5世の命で18世紀に建てられた美しいジョアニナ図書館に住む蝙蝠には、本につく紙魚(しみ)退治という立派なお仕事が!ジェロニモス修道院の代替えとして、バターリャ修道院に立ち寄った後ナザレへ。ナザレ名物のイワシのグリルも美味しかったですね。
- ヴィアナ・ド・カステーロ(ポサーダ)から見た聖ルチア教会
- バターリャ修道院
- 6日目
- 4月1日/晴れ/18℃
- ナザレ→オビドス→シントラ→ロカ岬→リスボン(ドン・ペドロパレス泊) イースター(復活祭) ひざ丈の7枚重ねのスカートにハイソックスというなんともキュートな民族衣装に身を包んだナザレの女性たち。今の若い人たちは特別な時にしか民族衣装を着ないようで、民族衣装を着ているのは年配の方がほとんど。ぜひ若い方たちにも伝統を引き継いでもらいたいですね。中世の面影を今に残す城壁に囲まれた小さな村オビドスは、私の大好きな場所のひとつ。お天気にも恵まれ、城壁からの眺めをお楽しみ頂きました。午後はシントラとロカ岬へ訪れました。夜は世界的に有名なギタリスト、マリオ・パシェーコが手掛けるファドの名店「Clube De Fado」へ。運命という意味のファド。哀愁漂うイメージが強いファドですが、人生には喜びも。手拍子をしながら軽やかに歌われたファドも素敵でしたね。
- 聖職者がイスラエルのナザレから持ってきた聖母子像(ナザレの聖母マリア教会)
- クルベ・デ・ファドにて
- 7日目
- 4月2日/小雨・くもり/13~18℃
- リスボン(連泊) ベレンの塔や発見のモニュメント・ジェロニモス修道院(外観)をご覧頂いた後は、エッグタルトで有名な「Pasteis de Belem」でティータイム。雨風で冷え切った体に、温かい飲み物が嬉しかったですね。アズレージョ博物館の代替としてアジェダ宮殿へ。ブラガンサ王朝の住居の1つであるこの宮殿は、18世紀に火災で焼失後、バッキンガム宮殿を模して建て直されました。絢爛豪華な内装は、見応えたっぷりでした。昼食は、魚貝の旨味たっぷりのカタプラーナを頂きました。16世紀天正遣欧使節が宿舎として1か月ほど滞在した聖ロケ教会を見学後、サンペドロ・デ・アルカンタラ展望台よりミゲルくんが出ていた消臭剤のCMで使われたリスボンの街を一望。貸し切りトラムでリスボンの街を駆け抜け、ロッシオ広場周辺でフリータイムをお楽しみ頂きホテルへ。
- アジェダ宮殿
- そこのけ、そこのけトラムが通る。路上駐車はトラムの最大の敵なり。
- 8日目
- 4月3日/晴れ/14~18℃
- リスボン→フランクフルト(機中泊) →9日目(4月4日)成田空港着 ポルトガルから戻ったら、次はギリシア添乗へ。今回の報告書を仕上げなくては・・・とパソコンとにらめっこをしていたら、あっという間に羽田空港到着。パソコンの光が目立つのか、優しいフライトアテンダントが何度も何度も飲み物を運んできてくれました。お陰でお腹はたぷんたぷん。お手洗いついでに体を動かし、旅行者血栓症予防。10時間程度のフライトで必要な水分摂取量は約2Lと言われます。アルコールやカフェインが入ったものは、体内の水分を排出してしまう作用があるので注意が必要です。砂漠以上に乾燥していると言われる機内。十分な水分補給も大切ですが、身体を動かすのも忘れずに!いつも優しい笑顔で支えてくださった皆様、どうもありがとうございました。時折パンフレットを見て私の生存確認をして頂けたら嬉しいです。
- 風が強いロカ岬の灯台前で、ハイチーズ!
- オビドスの城壁からの景色
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