2018年1月29日出発 <ターキッシュエアラインズ利用>5つ星ナイル川クルーズ船「アマルコ2」で行く 優雅なエジプト11日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年1月29日出発ツアー添乗員レポート
- ※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
- 添乗員/高久 礼子(たかく れいこ)
- 11日間本当にお疲れ様でした。楽しくお過ごし頂きました事、ご一緒させて頂きましたこと、改めて御礼申し上げます。2月の日本は普通に寒く、エジプトとの温度差に戸惑う事もあるでしょうが、旅行の疲れが出ませんようにお体ご自愛ください。またどこかでお目に架かれますことを願っております。
- 1日目
- 1月29日/0/ ℃
- こんにちは。 いよいよエジプトに出発です。ターキッシュエアラインを使うため、乗継の時間も合わせると約18時の飛行機の旅となります。お集まりいただきました16名の皆様に、添乗員として高久礼子が同行させていただきます。
- 2日目
- 1月30日/0/ ℃
- 定刻でカイロに到着。観光警察を伴っての観光がスタートします。 我々の案内は日本語の堪能な好青年、ナセルさん。10日間の予定を全体にまぶして本日は考古学博物館のみの観光。ギザのピラミッドエリアに新しい博物館を建設中。ようやく今年の冬、一部オープンの目処が立ち、展示品をJICAの全面協力のもと少しずつ移動させている真最中。展示品のほとんどが巨大な石という事で傷を付けずにどうやって運び出すのか、どのような展示方法になるのか。本当に楽しみです。
- 3日目
- 1月31日/晴れ/ ℃
- 早朝アスワンへ飛行機で移動後、アブシンベルまで約300キロのバス移動。穏やかな海のように見えるナセル湖は、アスワンハイダムの建設でナイル川の水位が上がったことにより造られた人造湖。このダムの完成で、水に沈む危機に見舞われていた多くの古代遺跡がユネスコの協力を得て移築されました。その中で最も有名な物がアブシンベル神殿。ライトアップされた神殿を眺めつつ、幻想的な音と光のショ-をご覧いただきました。客席にいる人数の多い言語で見るので、今回は日本語での案内となり、ラッキーでした。
- イシス神殿
- ナセル湖の夕日
- 4日目
- 2月1日/晴れ/ ℃
- 約3300年前、ラムセス2世が自らの為に造営したアブシンベル大神殿と最愛の王妃ネフェルタリの為に造った小神殿。朝日とともに見る神殿の姿を心ゆくまで満喫出来ました。普段は決して見ることのないドームの中もご覧いただきました。数万のパーツに切り分けられ、当時最も難易度の高いパズルと言わしめた痕跡と、それを支える工事現場の様なバックヤードは正直、神秘性が欠如した不思議な空間でした。本日の宿泊はアスワンにある高級ホテル、オールド・カタラクトアスワン。滞在した有名著名人は数知れず。ミステリー作家、アガサ・クリスティが『ナイルに死す』を執筆した部屋も見せてもらえましたし、チャーチルスイートのバルコニーは優雅なカフェの様でした。皆様のお部屋は2011年リニューアルオープンのナイルセクションでしたが、優雅な雰囲気は充分お楽しみ頂けたことと思います。
- アブシンベル大神殿
- ナイル川の夕日
- 5日目
- 2月2日/晴れ/ ℃
- 南エジプトの玄関口として知られるアスワン。のどかな空気が流れ、ナイル川の治水と発電のために造られたアスワンハイダム。切りかけのオベリスク、フィラエ島にある世界遺産のイシス神殿などが主な観光地。ヌビア人の操る帆掛け船、ファルーカでは歌ったり踊ったりしながらナイル川を漂いました。そしてアスワンとルクソール間はナイル川のクルーズ船(アマルコ2)にご乗船。エジプト文明の発展に大きな役割を果たしたナイル川。河岸近くには今も古代の面影を残す遺跡群が点在し当時の繁栄が想像できます。クルーズ船で3泊4日かけ、ゆっくりとご案内します
- アマルコ2
- 6日目
- 2月3日/晴れ/ ℃
- アスワンから北に約50キロ。コムオンボ神殿が目の前に飛び込んできます。ホルス神(はやぶさ)とソベク神(ワニ)を祀っていて、医療道具や出産のレリーフが珍しく、カレンダーのレリーフはここでしか見られません。エドフに着くと馬車に乗ってホルス神殿へ。保存状態が大変良く、そびえ立つ塔門の素晴らしさに目を奪われます。びっしりのヒエログリフ。読めたら素敵ですよね。夜はガラベーヤパーティー。踊ったりゲームをしたり、皆様に選んでいただいたガラベーヤを着て、汗だくになって盛り上がりました。
- コムオンボ神殿
- ホルス神殿
- 7日目
- 2月4日/晴れ/ ℃
- ルクソールを1日で回る弾丸ツアーは、午前:ナイル川西岸(王家の谷、ハトシェプスト女王葬祭殿、ネフェルタリ王妃の墓、メムノンの巨像)。午後:ナイル川東岸(カルナック神殿、ルクソール神殿)と充実のスケジュール。日記も長くなります!!ご了承下さい。 王家の谷は岩山の谷にある岩窟墓群のこと。新王国時代の王たちの墓が集中していることからこの名があり、現在63の墓が発見されています(まだまだ増えるでしょう)この地が選ばれた理由が王家の谷の裏にそびえる、ピラミッドの形に似た山があるからだ、と言われています。古王国時代の様に財力も労働力も必要なピラミッドを作る事はもはや出来ず、ピラミッドに似た山を見立てて、その裾野に王の墓を作ることに決めたのだとか。。。今回はツタンカーメン、ラムセス4世、9世のお墓を見ました。ハトシェプスト女王葬祭殿は古代エジプト唯一の女性ファラオが造営した葬祭殿。後に(血のつながらない)息子トトメス3世によって壁画や銘文が削られるなど破壊を受けました。残って入れは。。。よほど嫌いだったのでしょう。 王妃の谷は、ファラオが王家の谷に埋葬されているのに対して、王妃や王の親族たちの墓が80基以上発見されています。ラムセス2世の愛妻だったネフェルタリの墓は、修復が終わりようやく見学が可能になりました。入場拝観料は破格の1000ポンド。ですが色鮮やかなレリーフは見ごたえがありました。写真撮影が出来なかったのが残念でしたが保存のためにはやむをえず。 午前の観光最後はメムノンの巨像。こちらの観光は簡単で2体のアメンホテプ3世の像。元々は、同王の葬祭殿があり、その入口の部分であったが後のファラオが自身の葬祭殿の石材調達のため破壊したそう。そんな事で車から降りて写真を撮っておしまい。 船で昼食を取り休憩後、午後観光はルクソール東岸にある2つの神殿。まずは、カルナック神殿へ。紀元前2000年から1世紀ごろまで約2000年にわたって約500m四方の神域に歴代の王が関与して増改築を重ねたエジプト最大級の神殿。昔はナイル川がすぐ近くまで流れていたそう。ふんころがしの周りを5回,7回と願掛けをしながら反時計回りに回ります。ルクソール神殿は、元々、カルナック神殿の中心を形成するアメン大神殿の付属神殿として紀元前1500年頃アメンホテプ3世によって建立された物。二つの神殿はスフィンクスの参道で結ばれていました。神殿入口はラムセス2世により建てられ、入口にはラムセス2世の坐像、その手前にはオベリスクが1本。本来左右2本あったが、右側の1本はパリのコンコルド広場にあります。ローマ時代には教会として使われていた跡、アラブ時代に神殿の上に作られてしまったモスクなど見ながら、入口に戻る頃には神殿のライトアップ。皆様おつかれさまでした。明日は下船日。あでやかなベリーダンスの音楽が頭の中で鳴り響きます。
- カルナック神殿の列柱
- ルクソール神殿のライトアップ
- 8日目
- 2月5日/晴れ/ ℃
- アマルコ2を下船し、飛行機でカイロにもどります。空港に着いたら何の予告もなく1時間早く飛行機出発!?こんな所でエジプトあるある!!を体験します。カイロからギザまでは大渋滞の洗礼。昼食を取り、パピルスのお店に立寄りました。カルトゥシュとパピルスはエジプトのお土産の定番です。ギザのホテルは格調高いメナハウス。お部屋から見たピラミッドはいかがでしたか?
- メナハウスからのピラミッド
- 9日目
- 2月6日/晴れ/ ℃
- エジプトを象徴するピラミッド。造営は紀元前2500年頃とされ、被葬者はクフ王、カフラー王、メンカウラー王。また、王妃たちのピラミッドや衛星ピラミッドなどが付属しており、いわゆるピラミッドコンプレックスを形成しています。この時期は霧が多く全く見えないことも多いのですが、これらが並ぶビューポイントではピラミッドを乗せたり、つまんだりとたくさんのお写真もお撮り頂きました。スフィンクスとはキスしたり、ここまでの観光は何と貸切。これは素晴らしいことです。ダハシュール、サッカラのピラミッドはもっと古い物。ウナス王のピラミッドに至っては2016年からの公開です。
- スフィンクスと第2ピラミッド
- 階段ピラミッド
- 10日目
- 2月7日/0/ ℃
- 帰国日となりました。2011年の革命後ずっとクローズしていたアブディーン宮殿は、大統領府所有とされていて、一部は博物館として公開されていましたが、この度再オープン。王族の愛用品や国交のある国々からのプレゼントは興味深いく、時間が足りませんね。信仰の象徴モハメッドアリモスクは、高台にそびえ立つ城塞であるシタデルの中にあります。大きなドームを小さなドームで支えた柱の少ない構造はオスマントルコの影響で、エジプトでは珍しい形です。テラスから見下ろすカイロの町、エジプトは漢字で書くと埃の及ぶ国(埃及国)。黄色い砂の空気感だったのかもしれませんね。 飛行機は定刻に飛び、予想はしていましたがイスタンブールではせかせかと乗継、でも気持ち早めに日本に到着しました。
- モハメドアリモスク
条件を指定して添乗レポートを探す
カタログや新聞に掲載のコース番号や国名・都市名、添乗員の名前などで検索いただけます。
※添乗員の名前で検索される場合は、名字と名前の間に全角スペースを入れてください。
ありふれたツアーでは物足りない。思い出に残る旅がしたい。クリスタルハート海外旅行は、そんなお客様の声にお応えいたします。イタリアやスペインなどヨーロッパから、アジア、南米まで豊富なツアーをご用意しております。