2018年2月28日出発 アンナプルナハイキングと絶景リゾートに泊まる!天空の国ネパール心に染みる旅8日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年2月28日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/金光 早苗(かねみつ さなえ)
- 天候と素敵な旅仲間に恵まれ、思い出に残る8日間を過ごすことができました。自然が織りなす美しい風景は、山の神様の気分次第で雲のベールで隠されてしまう事もあります。絶対見られるかどうか判らないからこそ、見られた時の感動はひとしおです。関西国際空港からネパールに直行便が飛んでいた頃は、毎年5万人以上の日本人がネパールを訪れていたそうです。内戦の影響で日本人観光客が減少し、今はどこかを経由しないとネパールに来ることができません。ネパールにとって観光業は大事な収入源です。2015年の大地震からの復興のためにも、これから先多くの日本人がネパールを訪れられるよう羽田空港からの直行便が飛んでくれたらと願わずにいられません。
- 1日目
- 2月28日/晴れ/ 19℃
- ★成田空港→香港→カトマンズ(ゴルナーフォレストリゾート泊)キャセイパシフィック航空にて、香港経由でカトマンズトリプパン国際空港へ。この空港は周囲を高い山に囲まれている為、離着陸が難しい空港です。当時レーダー施設が無く、着陸の際には無線連絡と目視にのみ頼っていた空港に、レーダー施設を設置したのが日本のODAでした。ネパールで初めて放送された国際ドラマは日本の「おしん」。ドラマの内容がその時代のネパールとよく似ており、史上最高視聴率80.9%を記録したそうです。日本に対するよい印象もあってか、びっくりするほどスムーズに入国。「驚く事も沢山あると思います。日本との違いを楽しんでくださいね!」とスタートしたこの旅の最初の驚きは、ホテルまでのでこぼこ道。ヒーハー!と荒馬に乗っているような揺れに大興奮な私。皆様長い一日お疲れさまでした。
- マラロッジにて、シェルパさん達とハイチーズ
- ヒマラヤそばのお店の庭にも春が・・・
- 2日目
- 3月1日/晴れ・夕立/17~26℃
- ★カトマンズ→ポカラ(ポカラグランデ泊) 昨晩の深夜到着に、本日の早朝出発。ほとんど眠れなかったお客様も、青空に映える美しいヒマラヤの山並みを見た途端元気いっぱいに!イエティ航空の優しいフライトアテンダントが、目に映る山々の名前を教えてくれたり、コクピットまで案内してくれたり。満足満足な遊覧飛行と、光り輝くエベレストにシャンパンで乾杯!さぁ、次はポカラへGO!と思っていたら、ポカラ空港周辺視界不良の為出発が大幅に遅れ、ポカラに到着できたのは2時過ぎ。かなり遅い昼食になりましたが、美しいペワ湖を望むレストランでの食事が疲れを癒してくれました。その後ボートクルーズ・デビス滝やチベット難民キャンプを訪れホテルへ。夕食時、暗い話をしていたら、部屋の電気まで落ちてしまい皆様大爆笑。言霊の持つ力は偉大です。
- 機上から、エベレストも綺麗に見えました!
- 翌日のハイキングの様子。思わず揺らしたくなるつり橋です。
- 3日目
- 3月2日/晴れ・夕立・ひょう・晴れ/16~28℃
- ★ポカラ→ナヤプル→ビレタンティ(サンクチュアリロッジ泊) 希望者の方と展望台へ。山は雲に隠れてほとんど見えませんでしたが、ホテルからでは見えない美しい朝日が見られたので満足満足。今日からシェルパさん達とハイキング&トレッキングが始まります。ナヤプルから山村を通りビレンタンティのサンクチュアリロッジへ。「ナマステ!」と声をかけてくれる村の人々、そして子供たちの笑顔に疲れも飛んでいきます。昼食後は、ご希望の方と一緒にハイキング。突然の通り雨に小さなお店の前で雨宿り。雷の音が怖いのか、新たに加わった旅仲間のワンちゃんもテーブルの下でひと休み。雨が止んだと思ったら、今度は大粒のひょうが!その後晴れ渡った空の向こうに自然からのプレゼントが!雨上がりの白く輝く山並みの美しい事!ロッジの従業員も一緒にお祝いしてくれたM様の誕生日。色水や粉を付けあうホーリー祭りの気分も味わえ、何ともの素敵な1日でした。
- 雨上がりの雲の晴れ間から見えた雪山!
- 皆様の顔がまるでホーリー祭りのようですが、これはロッジの従業員からの祝福の印です!
- 4日目
- 3月3日/晴れ/11~26℃
- ★ビレタンティ→マジュガオン(マラロッジ泊) 客室に電話が無いロッジでは、モーニングコールならぬモーニングノック&コーヒー。ゆっくりと姿を現すマチャプチャレ(魚の尻尾)。アンナプルナのヒマラヤの山々の中でも特に神聖な山だと言われているマチャプチャレを時折振り返りながらマラロッジへ。「お菓子を頂戴!」と声には出さないけれど、私達の側に集まってきてじっと見つめてくる大きな目。ひなあられを、嬉しそうに分け合う姿に心が温かくなりました。午後は近くの山村へ。と言っても、石段の上り下りがありなかなかハード。指を怪我した女の子の応急処置をしたり、地酒を味見させてもらったり、人とのふれあいが旅を更に素敵にしてくれます。夜にはシェルパさん達が歌や踊りを披露。私達も一緒に踊ったり、日本の歌を披露したりしました。この夜の事は一生忘れないと思います。
- サンクチュアリロッジから見えた、マチャプチャレ。ちゃんと魚の尻尾に見えますね
- この後、幸せなら手をたたこうを一緒に踊り、ふるさとを合唱しました。
- 5日目
- 3月4日/晴れ・くもり/10~27℃
- ★マジュガオン→ポカラ→カトマンズ(ゴルナーフォレストリゾート泊) 私達の荷物を運んでくれたシェルパさん達とも今日でお別れ。ネパールの国花シャクナゲを眺めながら、ルムレへ。そこからは走れ走れでポカラで昼食。お天気も良く、カトマンズに向かう機内から再び美しい山並みが見られました。カトマンズ到着後、ネパール最大のチベット仏教のストゥーパー(巨大仏塔)があるボダナートへ。ストゥーパーの4面に描かれた目は、四方を見渡すブッダの智慧の目。風にたなびく5色の旗は、タルチョ(祈祷旗)と呼ばれ、この旗には経文が書かれており、風が吹くたび揺れてお経を唱えるのと同じ効果があるそうです。夕食にチキンヌードルを作ってくれると聞いて「チキンラーメン」を頭に浮かべていた私達。出てきたチキン焼きそばに、あれ?と一瞬思ったものの、美味しい焼きそばに大満足でした。
- 前日、マラロッジに向かう途中通った山村から見えた山並み
- 山村の生活風景
- 6日目
- 3月5日/晴れ・くもり/14~28℃
- ★カトマンズ→ドゥリケル(ドゥリカズリゾート泊) ネパール最古のチベット仏教寺院スワヤンブナートで、地元民に交じり願いを込めてコイン投げ。その後、高台にそびえるストゥパーへ。ここはモンキーテンプルと呼ばれるほど猿が多いです。クマリの館では生き神様のクマリが窓から顔を出してくれました。クマリは国の守護神である女神タレージュやアルナプルナが宿ってると言われ、未来を予言し、人々に幸福をもたらす存在と言われています。クマリとして選ばれるには、多くの厳しい条件に加え、殺された生贄の頭部を飾った部屋で、泣く事なく夜を過ごすという試練も課されるそうです。お昼は標高2600mの地域で栽培されたそば粉を使った、ヒマラヤそば御膳を頂きました。本日宿泊のドゥリケルのドゥリカズリゾートでは、ゆっくりとお茶を楽しみながら、展望台からの美しい夕日やテラスから見える満天の星空を堪能しました。
- ボダナートのネパール最大のチベット仏教のストゥーパー(巨大仏塔)
- ドゥリカズリゾートの展望台から見た夕日
- 7日目
- 3月6日/晴れ/10~23℃
- ★ドゥリケル→バクタプル→カトマンズ 「どうか美しい山並みが見れますように!」との願いを込めて、本日のラッキーカラーの赤いロングスカーフを身に着け、いざ展望台へ!展望台には昨日友達になった猫ちゃんが膝の上でゴロゴロとご機嫌な様子。朝日より猫に夢中な私でしたが、昨日の幻想的な夕日に負けないほど美しい朝日と山並みを堪能した後は、散策やヨガを楽しみ朝食へ。午後は12~18世紀、首都のひとつとして栄えたバクタプルへ。2015年ネパールを襲ったM7.8の地震により、約9千人の人が亡くなり、多くの建物が被害を受けました。中でも多くの寺院が被害を受けたのは、神様が自分たちの身代わりになってくれたからとネパールの人は思っているそうです。カトマンズに比べ、その傷跡は未だ生々しく、元の美しい中世の街並みに戻るにはまだ時間がかかりそうです。1週間ずっとご一緒してくれたガイドのマダンさんとも空港でお別れです。
- ドゥリカズリゾートの展望台から見た朝日
- 大地震で壊れた寺院の修復作業
- 8日目
- 3月7日/7/くもり℃
- 多くの人を魅了してやまないネパールの豊かな自然の美しさ、そして土埃が舞う街もまたネパールの一部。ロッジで過ごす私達が寒くないようにと、ロッジの方々が用意してくれた愛情たっぷりの湯たんぽは、体だけでなく心も暖めてくれました。父の為にと買ったXLのパシュミナのセーターは、何故かXSの母にぴったり。縫い付けたタグが間違っていたのか?それとも私の母は、ネパールサイズではXLなのか?そんな笑い話のような出来事も、素敵なネパールの思い出です。笑う門には福来る。皆様の笑顔が引き寄せて下さった多くの恵みに感謝感謝の8日間でした。時々パンフレットやインターネットの添乗員レポートを覗いて、私の生存確認をして頂けたら嬉しいです。懇親会や説明会にも、ご都合が合えばぜひいらしてください。またご一緒できる日を楽しみにしています。
- ドゥリカズリゾートのプールサイドから見た山並み
- ズッキューン!村の子供の可愛さに、ハートを撃ち抜かれました。
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