2018年2月26日出発 <日本航空往復直行便利用>世界遺産ハロン湾1泊クルーズと美しきランタン祭りに染まるベトナム縦断8日間
※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
2018年2月26日出発ツアー添乗員レポート
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- 添乗員/木藤 久美子(きとう くみこ)
- ご夫婦7組合計14名様と一緒に、南北に細長いベトナムを南部、中部、北部と縦断してきました。それぞれ気候、歴史、食文化などが違い、アジアにしては長いかなと印象があった8日間は毎日が変化に富み、のんびり過ごすことができて、あっという間に過ぎてしまいました。朝食は、フォー、南国果物とフレッシュジュースなどのバイキング、昼夕食は南部の甘目、中部の辛目、北部の塩辛目の食べきれない程並んだ食事も飽きることなく、食欲が落ちることなく、たくさん美味しくいただき、旅仲間の会話も弾みました。宮廷料理は、飾りやいろどりなど、目でも満足。全体的にゆとりある行程で、観光、カートやシクロでラクしながらの見学、食事、自由時間、ハロン湾クルーズ船宿泊などバランス良く構成さされ、毎日笑顔でお過ごしいただけたことに何より感謝です。
- 1日目
- 2月26日/曇/27℃
- 夕刻発、約6時間半の空の旅。日本人、ベトナム人でほぼ満席でしたが、食事後は就寝時間で静かなフライトでした。長距離は日本の航空会社が快適で安心ですね。2時間遅れの時差があるホーチミンは23時をまわっているのに、入国審査に並ぶ人が多く、空港の外で出迎える大勢の人はまるで有名アイドルの出待ち状態。家族や仲間を迎える温かさとムワッと湿度が高くて夏のような熱気と東南アジアの匂いを感じた第一印象でした。街は、お正月イルミネーションがまだ飾られていていました。24時のシンデレラタイムにホテル到着!こんなに遅い時間でもいつでもにこやかに迎えてくれ、応対してくれるベトナム的フレンドリーなサービスに疲れが少し飛ばされました。長い移動日、大変お疲れ様でした。朝起きたら、窓の下の道路がバイク競争状態に賑やかになっている朝の光景が楽しみです。
- ランタン屋台(2)
- 灯篭流し(2)
- 2日目
- 2月27日/晴れ曇り/ 24〜34℃
- 日焼け、埃対策用のカラフルなマスクとヘルメット姿の武装集団のような格好で早朝から大渋滞。人口900万人が所有するバイクはなんと700万台だそうで、しかも1台に最高5人は乗れてるよう。大人は2人乗りまで、子供は制限がないため、大人の間に子供を2、3人挟んでいます。大荷物や動物も乗せています。5時には起床して9割以上が朝食を外食で済ませる朝方生活で、2部制の学校は7時スタート。急げ急げ~!バイクなんて言いません。どこ製メーカー関係なく「ホンダ」と呼びます。元南ベトナムの大統領官邸だった統一会堂、フランス時代建築で現在17%の信者がいるキリスト教徒のサイゴン大教会、コロニアル風中央郵便局を見学し、ランチは珍しい「花鍋」(かぼちゃ、芋、ティンリー、ハナニラなどの花)を頂きました。ベトナム中部にある最後の王朝阮朝の都フエへ飛行機で移動し、皇太子や世界の要人がお泊りになったインペリアホテルに宿泊。夕食の宮廷料理は、一皿ごとに飾られた野菜と果物のカービングデコレーションが素晴らしい芸術性で、目でも楽しい華やかな昼夕食の一日でした。
- インペリアルホテル
- サイゴン大教会
- 3日目
- 2月28日/曇り晴れ/ 21〜29℃
- 京都のような古都フエを、ユネスコ事務局は「賞賛すべき建築上のポエムである」と称賛しました。世界遺産の「王宮」は、1945年までの143年間13代にわたる皇帝の居城で、ベトナム戦争中に80%も被害を受け、あまりの広さに現在もまだ修復中。黒檀製太和殿にある皇帝の天蓋付き玉座はベトナム唯一の本物金箔製で煌びやかでした。正月の黄梅の花が咲き、この時期ならではのたくさんのお花で飾られた華やかな王宮をラクラク電気カートに乗って巡りました。カイディン帝廟は、世界中から輸入した陶器・ガラスを割ってモザイクのようにした贅沢でユニークな装飾。日本製を発見!「ビラ」「TOKYO」の文字に嬉しくなりました。午後は、ランコーと第3の町ダナンを結ぶ大成建設が手掛けた6280mのトンネル(2005年完成)を通過して、パワースポットの大理石山五行山へ。連泊するホイアンのホテルは、海に面したリゾートホテルで、お部屋は太平洋南シナ海の波しぶきを浴びそうな程波打ち際に近いロッジタイプのジュニアスイートでした。外のプールサイドテラス席でお夕食を頂きながら民族舞踊を鑑賞し、波の音、満月、星が優雅で贅沢な時間を演出してくれました。
- アンヒエン庭園
- フエ 阮朝王宮(1)
- 4日目
- 3月1日/曇り晴れ/ 22〜29℃
- ホイアン観光。アジア、アラブ、ヨーロッパの中継貿易都市「海のシルクロード」として繁栄し、最盛期500年前には1000人以上もの日本人が暮らしていた世界遺産の旧市街は、日本風の懐かしさが漂う風情ある木造の街並み。「日本橋」と愛称がある屋根つき木造の来遠橋などの見どころ移動と街並みのパノラマは、人力車シクロに一人ずつ15台で周りました。着物姿、ちょんまげヘアーの日本人が歩いていそうな、なんだか心地いい古都でした。午後は、山に囲まれた盆地にあったインド系国家チャンパ王国(4~13世紀)の聖地ミーソン(美しい山)遺跡にでかける方、旧市街散策する方、リゾートホテルでのんびりする方に分かれ、夜は月に一度満月の夜に行われる「ランタン祭り」。旧市街は街灯りを最小限にし、ランタンと川に浮いた灯篭、夜市の明かりで町全体が幻想的になります。願いを込めて灯篭流しを体験しました。
- シクロ(人リク車)で旧市街巡り
- ホイアン旧市街
- 5日目
- 3月2日/晴れ曇り/ 21〜27℃
- 世界で6番目にきれいなビーチに選ばれたダナンビーチエリアを通りながら空港へ。高級ホテルの建設ラッシュで、カジノ、ゴルフ場、滋賀県から移設した観覧車、火を吹くドラゴン橋、モダンなビルがあり、日本からの直行便もあります。韓国人は日本人の2倍、中国人は3倍、欧米人も増えているそうで、空港も新しくキレイでした。北部ハノイにやってきました。こちらも活気があります。南はアメリカの影響を、北はフランスの影響を色濃く残す街並みです。96年間もフランスに支配されていました。文廟、一柱寺、ホーチミン廟を観光したら、何だか中日のお疲れが出た様子。そこで地元スーパーにご案内するとみるみるパワー回復で、持ちきれない程のお土産が揃いました。宿泊ホテルは、黄色いフランス風オペラ座の隣にあるモダンなヒルトンホテル。お夕食は、中華料理をいただきました。
- ホアンキエム湖
- ホーチミン廟
- 6日目
- 3月3日/曇り晴にわか雨/ 20〜24℃
- バスで片道220㎞4時間半の移動は長いですが、3時間クルーズのために往復する観光客もいる程人気の観光地へ。果物畑、香草や野菜畑、田んぼの景色が続きます。南部の田んぼはモミを撒く陸田3期作、北部は稲から作る美味しい水田の2期作、そして香草パクチーがとっても美味しいそうです。日本人には苦手な方が多いため、食事の時はお好みで入れて頂くようにしました。田舎はまだ冷蔵庫、スーパーがなく、町ごとに市場があり、バイクに仰向けの豚を縛って売りに行く「ドナドナ」光景なども見られました。船で召し上がっていただく用に、ジャックフルーツとミルクフルーツを購入。わずか21室2016年6月就航のラ・ヴェッラ・プレミアム号はジャグジー付バスタブもある落ち着いた寛げるキャビンで、3千もの奇岩が海から頭を出して並ぶ神秘的な山水画の世界を昼、夕景、夜、夜明けと時間の流れと共に雰囲気を変えるハロン湾の絶景をデッキやレストランではもちろん、ベットから寝ながら眺めることができました。鍾乳洞、真珠養殖所を見学し、美味しい魚介とお肉の豊富なメニューを頂き、夜はイカ釣りにもチャレンジ。どんな料理にしてもらおうか欲が出過ぎて釣れませんでしたが。
- ハロン湾クルーズ
- ハロン湾クルーズ(5)
- 7日目
- 3月4日/曇晴れ/21〜32 ℃
- 静かな夜は、まるで鏡のようで、朝もやはまるで水墨画のような世界遺産ハロン湾(意味:竜の降りた所)の中で清々しい最終日を迎えました。6時半、デッキで太極拳をしながら、美味しい空気を吸って深い深呼吸。ティートップ島の展望台に登り、生春巻き料理レッスン、ベトナムティーセレモニーのイベントに参加しながら、船は港に戻りました。機械化はまだ5割にも満たず、牛や水牛が活躍し、食用アヒルが遊んでいる田舎を通りながら昨日の道を戻り、ハノイに近づくと路上にグアバ屋台が並んでいました。郊外の超高級住宅エリアでランチ。日曜日のため、セレブな家族が木陰のレストラン、カフェなどで過ごしている光景は別世界でした。バチャン陶器村に立ち寄り、経済、文化、政治の中心で人口730万人のハノイでは、コミカルでなかなか面白い水上人形劇を鑑賞。深夜発の帰国便のため、最終日までたっぷり遊んでくたくたになってから、直行便で成田空港へ。おやすみなさい。
- バチャン陶器村
- 水上人形劇
- 8日目
- 3月5日/曇り/17℃
- 予定どおり無事帰国。気候、お天気にも恵まれ、お陰様で全て順調で、何より旅仲間にも恵まれたツアーでした。日本やヨーロッパは寒波のニュースが多い中、温かい南国で汗をかきながら麺をすすり、ビールや生ジュースを飲み、限界までお腹を満たしましたね。2年続けて同じ当ツアーにご参加くださったご夫婦もいらっしゃいました。旅行経験・人生経験豊富な皆様との会話が毎日楽しく時間が過ぎるのも早く感じました。親日的なベトナム人ともたくさんふれあいました。TVドラマ「おしん」が流行ってから、お手伝いさんを外来語『おしん』といい、ドクちゃんはお子さんに「フジくん」「サクラちゃん」と名付け、二人ともお元気にホーチミンの病院に勤務しているそうです。旧正月の雰囲気が残る良い時期にご参加いただき、ありがとうございました。またいつか一緒に旅行できる日が来ることを楽しみにお待ちしております。
- フォー
- 集合写真
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