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2018年1月11日出発 スカンジナビア航空利用> 氷河の洞窟アイスケーブと氷河湖オーロラ観測 絶景の島アイスランド8日間

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

2018年1月11日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。
添乗員/木藤 久美子(きとう くみこ)
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12名様と一緒に、大自然の宝庫「絶景」に出会える島アイスランドへ行って来ました。 極北のオーロラベルト地帯に位置し、国名から「極寒の氷つく国」をイメージされがちですが、北海道の約1.3倍の国土のうち、氷河は10%。日本に流れる暖流の5倍温かいというメキシコ暖流と活発な火山活動による地熱のおかげで、オーロラ観測の国の中では冬でもそんなに寒くないのです。この期間は、気温と天気がよく変わりました。氷河の中に自然にできる洞窟「アイスケーブ」に入るためには、気温が氷点下になって凍りついてもらわないと!!! と、ずっと願ったものの、ツアー出発前から気温が+7度位まで上がり、しかも前夜まで雨が降ってしまったため、当日氷点下になっても、川になった洞窟は凍りついてくれませんでした。スーパーブルーの中にお入りいただけなかったことが心残りでしたが、日中は、ゴールデンサークル、南部海岸エリア、氷河エリアの見どころが満載で充実した観光、夜は満天の星空とオーロラ、アットホームでオーロラ鑑賞に便利な快適一軒宿と美味しい食事、温泉などなど、めいっぱい楽しく遊んでいただけたご様子でした。

 

1日目
9月12日/曇り/0〜5℃
成田空港からは、スカンジナビア航空にて約11時間でコペンハーゲンへ。温もりある木の床とお店、飲食店が充実した空港でしたが、4時間トランジットは睡魔との戦いだったご様子でした。いつも満席のアイスランド航空に乗り継いでケフラヴィーク空港へ3時間強。成田空港から 18時間かかりましたが、予定どおりの順調!実は、無事出発するまで何度も天気予報を確認しながら、「アイスランドが強風!飛ばないのでは?」とやきもきしていました。直前まで多くの便がアイスランドに到着できずにいたのです。空港に向かう道路も閉鎖されていたとのこと。そんなこと全く知らずに機内で爆睡されていた皆様はとってもラッキーでした。トイレチップも クレジットカード払いが可能な国ですが、少しアイスランドクローネにご両替いただき、優しそうなあごちょび髭の好青年運転手シギさんと、最終日までお世話になる一人4席は利用できる大型バスで、レイキャビックのホテルへ。空に星が見え始めていたので、これはもしかして?24時半、ご希望の方とオーロラ鑑賞散歩に出かけると、うっすら雲のようなものがカメラを通すと緑に映り、オーロラを確認していただくことができました。肉眼でご満足板いただけるものではありませんでしたが、1日目、オーロラ探し入門編でした。
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7日12名様をお乗せした快適大型バス
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国道1号線往復バスの旅(5日目撮影)
2日目
9月13日/曇雨晴/ 3~6℃
午前中は、総人口34万人の2/3が周辺に、市内には12万人が住むコンパクトで可愛いらしいカラフル首都レイキャビク観光です。日の出11時、日の入16時15分のこの季節。10時にホテルを出発した時はまだ薄暗~く、不安そうな皆様の表情を見ておもわず「大丈夫、すぐ明るくなりますから(笑)」と出発。柱状節理をデザイン化した白いハトルグリムス教会のシルエットと入口のステンドグラスがキレイでした。雨が!この国では傘は風で折れるため、合羽、ポンチョを被って、大ハクチョウとカモが待つ人工チョルトニン湖を横目に市庁舎内へ避難。警備員もいないのどかな玄武岩の国会議事堂、レーガン大統領とゴルバチョフ書記長が冷戦の終結を協議した迎賓館ホフディハウスで真似して握手の記念撮影、地熱発電所からの温水タンクが見晴台と観光スポットになっているペルトランを観光して、ランチはアイスランド名物ロブスター一人4尾!伊勢海老ではありません、手長エビのこと。美味しかった~。さて、75%が水力発電、25%が地熱発電。国土の98%に温泉水が供給されている国最大の地熱発電所で、硫黄に強い三菱重工と東芝のタービンが活躍しているのをご覧いただく予定が、なんと火事で燃えているではありませんか!部分的のようですが、消防隊が消火をしているところでした。スーパーの建物の地面にある裂け目ギャウをまたいで、明日のイメトレをしてから、  ラグジュアリーデザインホテルイオンへチェックイン。温泉ホットタブ、サウナに入り、 オーロラ待機ルームでうっすら出現したオーロラと満天の星空でカメラの練習をしながら、早速、皆様が打ち解け、これから楽しい旅になりそうです。
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市民の憩いの人造池チョルトニン湖と市庁舎
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柱状節理をイメージしてデザインされたハトルグリムス教会
3日目
9月14日/雨曇/ 0~4℃
首都から近く、最大の滝、間欠泉とともに周れることから最も観光客が多いゴールデンサークル観光の一部で、世界遺産シンクヴェトリル国立公園になっているユーラシアプレートと北アメリカプレートがお互いに引っ張りやって新しい大地が生まれる地球の裂け目ギャウを観光。幅が約7キロもあり、毎年両側に2センチずつ新大地が広がっているようですが、昨日の予習でイメージしやすくなりましたか?通常は、深い海の底にある海嶺が地表で見られ、そこを歩けるのは世にも珍しいことでした。湖畔レストランで、北極イワナの燻製と5,6か月で食肉にされてしまう美味しいラム肉ランチを頂き、午後は、南部海岸観光です。落差65mのスコウガフォスと滝裏に財宝が隠されているという伝説がある「森の滝」スコルガフォス、氷河の下で噴火して、海底火山と同じ原理で一気に冷えて黒砂になった海岸と玄武岩の柱状節理、荒波のコントラストが素晴らしい所でした。真っ暗闇の1号線を風の音を聞きながら西へ西へと熟睡しながら移動。真っ暗で周りの様子が全く分からない1号線沿いのホテルに到着。どんなところなのかは明日のサプライズです!1年半にできた素敵なデザイナーホテルで、ロブスタースープとタラ料理を頂いて、雨風の音を聞きながらおやすみなさい。
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世界遺産シンクヴェトリル国立公園の大地の裂け目ギャウ
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落差60mの滝スコゥガフォス
4日目
9月15日/曇り晴雪/-3~2 ℃
今朝方ようやく雨が上がり、願いが通じて気温がぐぐっと下がりました!これを期待していたのです。気温が下がると晴れる!アイスケーブが凍るのです!国土の10%を占める氷河の中で8割に当たるヴァトナヨークトル氷河の観光に最も近いホテルで、1号線の先は海岸、わずか25分で氷舌にあるヨークルサゥルロン氷河湖に到着しました。凄いところにこんな快適なホテルがポツンと建っていたのです。氷河湖は海と結ばれていて、満潮時に海水が入り込むため、冬でも凍らない珍しい氷河湖。それだけではありません!わずか1割しか頭を出していない巨大な氷山がプカプカ川から大海原に旅立とうと向かうのですが、波に戻されて海岸線に打ち上げられるのです。南極、グリーンランドに次ぐ、東京、埼玉、神奈川県を合わせた大きさ、世界3番目の氷河、ブルーの氷山が浮く氷河湖の美しいこと。時を忘れ、大自然の驚異に、いろんなことがちっぽけに思えて、ただただ幸せな笑みに変わります。そんなパワーを感じるスポット。昼食後、腰の高さ位あるタイヤのスーパージープでアドベンチャーツアーへ。おっと、珍しい!トナカイの群れに遭遇。ガタガタ道、月面のようなクレーターがある氷と砂利の道なき道をぐんぐん上ったり下ったりして、氷河へ。上がり過ぎた気温と続いた雨で氷河が解けて川になり、アイスケーブが凍るのに1週間かかりそうと言われた時は肩が落ちましたが、ヘルメットとアイゼンを装着して氷河歩きを体験。氷山が海岸で輝くダイヤモンドビーチ、夜の氷河湖の天の川は忘れられない美しさでした。
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ヨークルサウルロン氷河湖に浮かぶ氷山
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波で打ち上げられた氷山がいっぱいのダイヤモンドビーチ
5日目
9月16日/曇晴/ -5~0℃
国土の10%を占める溶岩台地、所によっては15mもの厚さに達して根を張る苔、火山、氷河、雪景色と強風で雪が舞う演歌の舞台設定のような景色、海岸の奇岩、田部井淳子さんも登頂した最高峰クワンナダルスクフヌゥクル、2011年に大噴火してヨーロッパの空の交通を1週間も麻痺させたエイヤフィットラヨークトル氷河などの素晴らしい景色を眺めながら、1号線を東のゴールデンサークルへと戻りました。2日前に夢の中で移動した同じ道を、目を閉じるのがもったいないと言わんばかりの癒された表情です。ゴールデンサークルでは、3日目の続きの観光です。幅70mの黄金の滝の迫力感じ、ストロックル間欠泉では、直径2 M の 口から温水がドームのように盛り上がって、6、7分おきに、時には 20 M も青空に吹き上がる大迫力を写真におさめるのに夢中になり大自然の生命の鼓動を 感じる所でした。 最も優雅な白亜で高級感あるバルコニー付きのホテルで、待望のオーロラショータイムをご覧いただけました。白い帯が大きくなり、2本になり、緑になり、高い空から緑の大きな幕が下りて下の緑の帯に掛かるように動き、幻想的でロマンチックな夜に感激した夜でした。
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ヴィークから見たレイニスファラ奇岩
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グドルォス(黄金の滝)
6日目
9月17日/晴曇/ -6~‐2℃
今日は、地熱発電所の代替え案で、アイスランドにいる動物だけがいる童心に返って楽しめる動物園へ。これまで車窓からだけ見ることができた羊、忍耐の象徴と言われ1200年近く前に移住者とやって来てから全く混血していない馬、トナカイ、北極キツネ、アザラシ、ミンクなどがいました。そうそう、この国には、ゴキブリも蟻もいません。レイキャビックでは、コンサートホール「ハルパ」を中心に、クリントン元米国大統領が世界一と絶賛したホットドックを食べたり、お買い物をしたりと自由行動をお楽しみいただきました。癒しの旅のクライマックスは、世界一の露天風呂「ブルーラグーン」で冷えと疲れをたっぷり癒し、シリカパックで若返り、温泉内で乾杯!隣の地熱発電所で、地下2千メートルから汲み上げたお湯に海水を混ぜた泉質はつるつる。でも、1日目から日に日にツルツルになっていましたね。どこでも、お湯の蛇口をひねると温泉が出てくる、つまり毎日温泉を浴びていました。水道水は、世界最高レベルの美味しい軟水!何とも贅沢なこと。最後の夕食は、スパークリングワインで「スカール(乾杯)!」
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人懐こいアイスランドホース
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世界一大きな露天風呂ブルーラグーン
7日目
9月18日/曇/1℃
早朝5時、空港に向かいました。最も安全な国、世界平和ランキングでは8年連続1位の国、気取らないナチュラル美人が多い国、苗字がなく、6代遡ると親戚のアイスランド人、美しい癒しのアイスランドは、観光客が人口の5倍を超えるほどの人気で、ホテル不足、労働者不足で外国人がたくさん働き、英語が飛び交っていました。観光客は、春から秋がピークですが、季節を変えて訪れるリピーターも多くいらっしゃいます。空港は早朝から賑やか。手続きは何でも自動化。免税店、ブルーラグーンスキンケア製品店などでお土産品も増え、大荷物です。物価が日本の3倍程高く、税金が24.5%もかかっているため、まとめ買いをした方は税金の払い戻し手続きもできました。サンタクロースが13人もいて、妖精も住んでいそうな夢の国ともいよいよお別れです。世界一本を読む国民には、芸術センスあふれる人が多く、小さな首都レイキャビックでさえ賑やかに感じて、大自然の中の別荘滞在を好み、ゆっくり流れる時間からあのセンス、笑顔、優しさが生まれるのでしょうか。さ、現実の世界へ舞い戻る時間が来てしまいました。コペンハーゲンを経由し、帰国です。
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オーロラ(5日目)
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オーロラ(5日目)(1)
8日目
9月19日/0/ ℃
毎日が天候に左右される大自然の絶景を追い求めるツアーのため、強風、雨、待ちわびてもなかなか姿を出さないオーロラに、みんなで好天と好転を願って、きっときっと~と祈祷をし、太陽と美しい景色にいっぱい喜んで感謝し、オーロラ出現に万歳し、一緒に一丸になって共有した時間が、忘れられない強い印象の思い出として心の残り、いつかまたどこかで語り合える日がくることを心から楽しみにしております。お疲れが取れましたら、写真を整理しながらまた振り返って楽しんでいください。5年後も、10年後も、数十年後も語られる旅づくりに、お力になれたなら幸いです。たくさんの笑顔をありがとうございました。タック!
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2日目昼食アイスランドロブスター(手長海老)
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北極イワナの燻製

旅はもっと、おもしろい。
阪急交通社クリスタルハート

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