2018年4月17日出発ツアー添乗員レポート

※当レポートは現在募集中のツアーと内容が異なる場合がございます。

添乗員／大藪 和彦（おおやぶ かずひこ）

挨拶文：今回は「キャセイパシフィック航空ビジネスクラス利用！ブルートレイン！南部アフリカ絶景の旅」にご参加いただきまして、誠にありがとうございました。ご旅行代金も代金ですので、お客様がガッカリされないよう細心の注意を持って添乗しようと、気合を入れて成田空港に参りました。１２名様がご参加されましたが、皆様穏やかで、旅慣れていらっしゃいまして、私がいなくても問題ないくらいでしたし、私自身も休暇のようなツアーでした。雨季が終わったジンバブエ、ボツワナでは朝は涼しい感じでしたが日中は暑くなりましたし、その分ヴィクトリアの滝では水量が一番多い時で貴重な体験ができましたね！また南アフリカへ来てからは、丁度いいくらいの気候でゆったりツアーをお楽しみいただきました。１２日間のツアーはあっという間でしたが、この旅日誌でもう一度旅を振り返っていただければ幸いです！本当にありがとうございました！

1日目

4月17日/晴れ/１３～２０℃

今日はいよいよツアー出発の日・・・それでも夕方出発なのでご集合も午後三時。ですから地方からいらして下さるお客様にとっても前泊が必要ないので参加しやすいツアーです。また、全員様ビジネスクラス利用のツアーですので他のお客様に気兼ねすることもありませんし、ラウンジが使えますので、皆様早めに来て下さいましたね。香港までは約４時間半、市街地から３５キロ離れたランタオ島の沖合の２４時間運用の国際空港、通称チェクラプコク空港に到着。待ち合わせのお時間はここでもラウンジが使えますのでゆったりできて、お疲れも出ません。そして夜２３時５０分のフライトで赤道を越えてヨハネスブルグへ・・・ちなみに香港を本拠地とするキャセイパシフィック航空ですが、キャセイとはマルコポーロによって有名になり、欧米の陸路貿易国を中心に使われてきた「契丹」に由来する中国の名称「カタイ」の英語訳のことで、現地では「國泰航空公司」です！

成田空港からキャセイパシフィック航空で出発

ヨハネスブルグの空港で高達さんと合流

2日目

4月18日/晴れ/１８～３２℃

南アフリカ最大の街ヨハネスブルグに早朝７時に到着しました！この空港の名前はＯＲタンボ国際空港。反アパルトヘイト主義の政治家でアフリカ民族議会（ＡＮＣ）の中心的な人物だったオリバー・レギナルド・タンボの名前から由来しています。ここで入国して高建さんと会い、ＢＡのチェックインをして両替をしてジンバブエに向けて出発！到着後の入国審査は１時間くらいかかってしまい、アフリカを感じましたね。さらに今日はジンバブエからお隣りのボツワナへ。夕方４時になってしまいましたので、双眼鏡をスーツケースから出したりして、すぐにゲームドライブ（サファリカーに乗って動物を探すドライブ、ちなみにサファリとは古いスワヒリ語で小旅行という意味です）！木の陰にゾウやインパラの群れ、ヒヒなどが見られましたし、チョべ川に沈む夕日が綺麗でした。ご夕食はホテルでバイキング。これで長い一日半が終わりました。本当にお疲れ様でした。

サファリカーは日本が誇る日産パトロールでし

サファリカーから見たチョべ川に沈む夕日

3日目

4月19日/晴れ/１６～２６℃

朝は鳥のさえずりで目が覚めたのではないでしょうか？モーニングコールは午前５時！というのも動物は早朝にアクティブに動いているからそれを見に行くのです！これこそチョべに泊まる醍醐味です！ヴィクトリアフォールズに泊まっていて、日帰りでチョべに来るコースもありますが、それでは見られない動物が早朝にはたくさん動いているのです。このチョべ国立公園は１９６７年に創立された面積１１７００平方キロメートル（日本の秋田県くらい）で、ゾウの個体数が８４０００頭以上と非常に多い国立公園です。がしかし今回はゾウがいない？雨季でどこにでも水があるから川に降りてこない、とのことです。しかしバッファローやキリン、ホロホロ鳥等に出会いましたし、お昼をいただいてゆっくり旅の疲れを取って、夕方のボートサファリではカバにゾウ、そしてワニや美しい夕日が見られました。そして今夜も蚊帳をつったサファリロッジのお部屋で連泊します。

サファリロッジでのご昼食

夕方はチョべ川をボートサファリ！

4日目

4月20日/晴れ/１７～３１℃

今日も早朝からゲームドライブ！運転手のクリスもエミリーもなんとかライオンを見せてあげたい！と、仲間と探してくれましたが、ライオンは最後まで出てこなかったですね。でもバッファローの群れやキリンなど見られ、ドキドキしながら探すのも楽しかったですよね。ロッジへ帰って朝食をいただき、今日はボツワナからジンバブエに戻って参ります。途中の道路で見たゾウが一番近かったかも？ヴィクトリアフォールズのホテルでは、今回初めての上げ善据え膳、バイキングじゃなくサービスされるご昼食をいただきました。午後は町中にご案内するつもりでしたが、今回の旅慣れたお客様はホテルライフもお楽しみ・・ミニバーも無料で使え、プールもあり、ハイティーやハッピーアワーも楽しめます。夕食は一番アフリカらしいレストラン「ＢＯＭＡ」にてチブクという地元のお酒にワニのしっぽのお肉。そしてバーベキューバイキング！アフリカンダンスもありました！

キリンは何回かかなり近くで見られました！

ＢＯＭＡレストランにて！

5日目

4月21日/晴れ/１６～３０℃

ヴィクトリアフォールズ・サファリクラブのホテルは全室スィートの２０室しかない特別なホテル。お隣のサファリロッジとはサービスも部屋も全く違います。そしてふもとの池には沢山の動物が集まり、朝食時はゾウがみられましたね。そして今日は世界三大瀑布のうちの一つ「ヴィクトリアの滝」ご観光。雨季の終わりのこの時期にこそ行くべきなのはお隣りのザンビア！滝の落ちざま、虹がかかる場所で団体撮影もご協力いただきました。それからいよいよナイフエッジと呼ばれるザンビア側最大の名所！ここは滝のしぶきが舞いあがり、途切れることなく、まるで台風のように吹き荒れていましたね！乾季には水が全くないんですよ、ここは。そしてジンバブエ側からも遊歩道を歩き、お昼のレストランですこし着替え、時間ができたので一度ホテルへ帰り、次はヘリコプターに乗って空からの滝観光！ヴィクトリアの滝観光を三方向からお楽しみいただきました！

ザンビアのナイフエッジ観光中！

ヘリコプターで空中散歩もご満喫！

6日目

4月22日/晴れ/１６～２８℃

サファリクラブのご朝食は卵料理が注文できますが、昨日は時間がかかり、しっかり食べられませんでした。が、しかし、今日は１１時出発なのでゆっくりお召し上がりいただきましたね。さて旅も中盤ですが、今日はジンバブエから南アフリカの行政上の首都プレトリアへと移動しました。ここでガイド高建さんと合流して南アフリカの現状など色々なお話を聞くことができました。プレトリアはイギリスの植民地支配に抵抗したアフリカーナのアンドリュー・プレトリウスの名に由来します。１８５２年に建国したトランスバール共和国の首都として繁栄した南アフリカの中心都市。このプレトリアを車窓で観光して、政府庁舎で大統領官邸もある「ユニオンビル」でバスを降りて、大きなネルソン・マンデラ像の写真を撮り、そのまま歩いてホテルへ。この街は１０月～１１月にかけては７万本のジャカランダの花が咲いて紫に染まる街なのです。ご夕食はホテルでバイキングです！

ヴィクトリアフォールズサファリクラブにて・・・

プレトリアのユニオンビル観光中！

7日目

4月23日/晴れ/１７～２５℃

今日はこのツアーのハイライトの一つである「豪華列車ブルートレイン」ご乗車です！今回はプレトリアからケープタウンまでの約１６００キロ！これをゆっくり３０時間ほどかけて旅をします。ラウンジに入ったら、ニュージーランド人の何組かの家族などで一杯だったので予定より早くにブルートレインに搭乗して、ウエルカムドリンクなどいただきました。一度お部屋に行かれた後、１０時半からブランチを！アラカルトメニューからお選びいただけます！ハイティーもありましたが、予定より早く出発したのに、遅れが出ていたようで、ダイヤモンドの町キンバリーに到着した時は２時間遅れの１９時！しかもあと３０分でご夕食の時間でしたが、一応はツアーが出て「ビッグホール」はご覧いただけましたね。夕食は皆さまおしゃれされていましたので、誰だかわからないくらいでしたが、美味しいアラカルトをいただきました。その後ラウンジカーでコーヒーや食後酒を！

１９車両あるなかの最後尾は展望車です！

キンバリー観光から帰って・・・

8日目

4月24日/晴れ時々曇り/１２～１８℃

ご朝食は優雅に「ブルートレイン・ベネディクト」を！そして展望車でスタッフがセレモニーを開催して下さり、皆様がそれぞれ御心付けをお渡しし、金時計をいただき、記念撮影をしましたね。そのあとご昼食もいただき、いつの間にか遅れを取り戻したようで２時半にケープタウンにご到着。ガイドの圭子さんとホテルへ。今日はバスの運転手によるストライキがあったようで、それに同意しなかった大型バスが石を投げられました。ですので今日は２台のミニバンでホテルへ。早めにホテルへチェックインしましたので、ご希望のお客様（といっても全員でしたが・・・）ウォーターフロントのヴィクトリア＆アルフレッドショッピングセンターご案内。ルイボスティーやアマルーラ入りチョコレートなどがお手頃に手に入る「Ｐｉｃｋ'ｎ　Ｐａｙ」スーパーでフリータイム。ご夕食はホテル内レストランで選択メニューを・・しかし時間がかかってしまいましたね。

ブルートレインがテーブルマウンテンに向かって・・・

ザ・テーブルベイはショッピングセンター内にあります！ザ・テーブルベイはショッピングセンター内にあります！

9日目

4月25日/曇りのち晴れ一時雨/１３～１９℃

ホテルのご朝食はご満足されましたか？品数が多く、注文もできて、生ガキなどもありましたね！今朝は皆様にすこしご協力いただき８時にご出発。おかげでテーブルマウンテンには並ばず、待たせられることもなくスムーズに上がることができました。頂上は平らではなくてごつごつしているようで、坂道もありましたよ。標高１０８５メートルからのケープタウンの街並みや、美しい海、ネルソン・マンデラも収監されていたロベン島なども見られました。でもハイラックス通称ダッシーが重なっていたのが可愛かったですね。あれでも分類上はゾウの仲間になるようです。そして足をのばして「SIMONSIS」ワイナリーを訪れ、５種類のワインの試飲や美味しい食事をいただきました。そして雨が降らないうちに「カーステンボッシュ植物園」もご観光。一度ホテルへ戻り、イタリアンの夕食をいただいてから夜景観光へ。天気が不安でしたが綺麗な夜景がみられましたね。

テーブルマウンテン観光中！

ワイナリーにて試飲の時間です！

10日目

4月26日/雨のち曇りそして晴れ/１２～１８℃

今日はケープ半島の観光へ！まずはボールダーズビーチの南アフリカペンギンに会いに行きましたよ！鳴き声がロバの鳴き声のようですからジャッカスペンギンとも呼ばれます。ただここでは大雨になってしまい、一番激しい時の観光になってしまいましたね。今思えばこれも想い出の一つ！その後は天気も快復してケープ半島自然保護区へ。なんと観光バスがいない喜望峰は私も初めてかも？看板と一緒に、しかも他の人が入らない年賀状用の写真を撮ることができました。ケープポイントでは展望台に登りましたし、ご昼食もいただき早めにホテルへ帰ることができました。ウォーターフロントは保安がしっかりしていて安心なショッピングセンター！その中にあるホテルに泊まるからこそ、お買い物に行ったり、お部屋でくつろいだりできるのです。ご夕食もそのショッピングセンター内のシーフードレストランでケープロックロブスターとクィーンシュリンプを！

ケープタウンの夜景

ボールダーズビーチのペンギンたち・・・

11日目

4月27日/晴れ/１２～１７℃

今日のモーニングコールは鬼のような午前４時！４時１５分頃に二度寝防止用に私からのモーニングコール、そして５時には軽食がロビーに用意されて、それを朝食に５時半のホテルご出発！７時半出発の飛行機では６時出発では遅い！とガイドの圭子姉さんからアドバイスをいただきましたので、皆様にもご協力願いました。おかげでチェックイン後少し余裕もありましたし、時間通りヨハネスブルグに到着して、高建さんとは三回目のお仕事！南アフリカ最大の都市ヨハネスブルグは人口４５０万人、都市圏は８００万人の方々が生活してアフリカ大陸では第４位の人口をかかえます。治安が悪い犯罪都市としても悪名高い街ですが、これは主にギャング同士の抗争のためで、日本からの観光客が殺人などの被害に遭ったケースはここ数年ゼロだそうです。そのヨハネスブルグを出発し、赤道を越えて香港へ向かいます。帰りも楽しいビジネスクラスの旅です！（私以外は・・・）

憧れの喜望峰！

飛行機の中から・・・

12日目

4月28日/晴れ/２２～２６℃

香港には７時２０分に到着しました。その前に機内を回りましたら、寝ていたお客様、疲れたようなお客様などなど、いくらビジネスクラスでも長いフライトはお疲れになるんですね。ちなみにエコノミークラスはヨハネスブルグー香港間と香港ー成田間共に満席でした。お疲れではあったでしょうが、手荷物検査を終えて、今回は往路の「The Bridge」ではなくて「The Pier」にご案内。搭乗ゲートも近くで良かったですし、再会したときは皆さま元気になってらっしゃったようでしたので、ラウンジに美味しいものがあったのでしょうね・・・さすが食の香港！成田空港に無事到着してスーツケースが全て出てきたので、私の仕事も終りです。しかし添乗員がいなくても、自宅の玄関に入るまでは旅が続きますので、お気をつけてご自宅にお帰り下さい。今回は皆さまのご協力とご理解、そして楽しい想い出を本当にありがとうございました。

ヴィクトリアの滝で虹をバックに全員撮影！

BOMAレストランにはモパニという・・・？