今年は梅雨はつらかった!
湿気が多く、気分も滅入りがちですが、これがあるから夏到来がうれしいんです。

はっきりとした四季を体感できる国 日本。日本人でよかった!移りゆく季節を楽しみましょうね!
ちなみに我が家にはクーラーありません。



「一歩先のイタリア語講座」
「イタリア語で話してみたいけど、「グラッツィエ!」「ボンジョールノ!」「チャオ!」以外で気の利いたイタリア語ってないのかしら?」と思われた貴方! そんな方にひとつ「魔法の言葉」をお教えしましょう。 リストランテで食事をした後にこの言葉を言ったら きっとカメリエーレ(ウエイター)はうれしくて素晴らしい笑顔を見せてくれることでしょう。その魔法の言葉とは・・・

「ジャ マンジャート ベーネ!」意味は「大変 おいしくいただきましたよ」という意味です。 日本で帰り際に「ごちそうさまでした!」と声をかけるのに似ています。イタリア人が日本の観光客からこの言葉を聞いたら「おっ ただ者じゃないぞ」と思ってくれる(?)かどうかはわかりませんが、生のイタリア語です。機会があれば使ってみてくださいね。
又、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、「ありがとう!」の発音は「グラッツィエ」です。「グラッチェ!」ではありません。 又、主な観光都市をイタリア語で言うと「ミラノ、ヴェネツィア、フィレンツエ、ローマ、シチリア」です。これを英語で言うと「ミラン、ベニス、フローレンス、ロウム、シシリー」となります。 もちろん英語でも間違いではありません。
ちなみに国名の「イタリア」はイタリア語、英語では「イタリー」ですね。以上 今日のNHK講座でした(笑)


<それでは皆さんの声紹介コーナーです>
今回は先月のお題「最近 感動したこと」を中心にほのぼのしたお手紙をご紹介しましょう。

 *田中さん・工藤さん、今月も楽しい通信有難うございました。イタリアとケアンズ情報、旅の一般誌と違ってイキイキ現地の楽しさが伝わって来ました。木々の若葉が膨らみはじめると、この季節私は気分がそぞろになります。というのは、旅を通じてお知りになった仲間たちと毎年一回4月29日に恒例の「春の自然交遊会」を開いているからです。埼玉県の河川敷を利用して、ぶっつけ本番なのですが、「野草のてんぷら」を揚げ、それを酒の肴に大いに人生を語るという、それはそれは楽しい一日を毎年過ごしています。
 
 この季節河川敷には、ヨモギ・セリ・なずな・ハコベが若々しく柔らかい葉となり食べこととなります。さっと湯がいてお浸しにしたり、柿の葉やタンポポのてんぷらはなかなか存在感があり、あげたてに誰もが箸をのばします。最初の頃は、ヨモギと菊の葉を間違えたり、トイレの心配など試行錯誤状態でしたが、最近はそれらもクリアし、仲間も増え20人くらい集るようになりました。
 
 青空の下、みんなで河川敷を歩きながら、食べられそうな雑草を摘み、お座敷てんぷらのようにその場で揚げて頂くアツアツ料理。素朴だけれどもなんと和やかで心温まるひとときでしょう。サンサンと注ぐ太陽に眼を細めながら、持ち寄りのお酒を酌み交わし、ああだこうだと取り留めない話に花が咲きます。ハモニカ持参の人の伴奏で、童謡を合唱したり、琴を奏でて下さる芸達者の方も。
 
 傍らには白鷲・コイサギの営巣が始まり、生地も出てきて鳴いたりします。若葉が萌え、蚊もいないまさにベストシーズン。人生の先輩である高齢の方から、働き盛りの30代など、中には、癌を抱えての参加の方もいます。でも、異年齢集団なのに、こうして集っても話題にこと欠きません。人生・趣味は違っても、全てを包み込んでしまう野外料理って本当に懐が広いと感じます。(Y・I様)
→旅をきっかけに人が集い、新しい輪が出来、充実した同じ“時“を過ごす・・・改めて「旅のパワー」を感じます。皆さん 温かい人ばかりですね!

 * <最近感激したこと>ある私立中学へ通っている孫の運動会でのこと。色別に分かれた対抗リレーで選手も応援も最高潮に盛り上がっていたとき、一人の選手が転びました。その1歩前も去っていた選手が戻ってその転んだ子に手を貸したのです。その時わーっと拍手が起こりました。
 当然起こした選手のグループは遅れを取り、1位か2位に入れたはずなのに4位でした。役員をしていた娘がゴールの傍らで目撃したのは、「ごめん・ごめん」という起こしてあげた生徒の言葉に対して「いいんだよ・いいんだよ、あれでよかったんだよ」というそのグループの言葉だったとか。そのグループに孫も属していました。なんて良い子達なのでしょう。
 
 人間形成の大切な時期にこういう友達に囲まれて学べる孫は恵まれた幸せ者と大感激。今月もありがとうございました。お忙しい中、毎月皆様の温かいお心を嬉しく拝見しております。この新聞で旅に馳せる思いが益々膨らみます。 どうぞお元気で。(M・I様)
→読んでいて感動で背筋がぞくっとしました。効率、成果、勝ち組、負け組と殺伐とした世の中に突き進んでいく中、日本の未来もまだまだ捨てたもんじゃないなと感じたエピソードでした。

 *感動というよりはも、むしろ嬉しい驚きといった方が適切かも分かりません。それは、海外旅行をしているときは常に枕銭をサービスに対するお礼の意味で置くようにしていますが、私の場合はチップに加えて折り鶴と備え付けのメモ用紙に有難うという現地の言葉で残すようにしています。(携帯してゆくガイドブックには、必ず“会話”というコーナーがあり、メッセージに必要な単語は載っています。)
 
 先日は、“美しき東欧4カ国夢周遊”に参加しました。訪れた3都市のホテルで2連泊しましたが、その最後のブタペストのホテルにおける初日の宿泊でチップと折鶴とメモを置いて観光に出掛けました。観光が終わり部屋に戻ってみると私の残したメモにチップを受け取った人のメッセージが加えてありました。
 
 初めてお礼のメッセージを受け取り、嬉しくなってその日のディナーで同じテーブルに付いた人達にそれを紹介しました。すると皆さんが今後それを実行しようと仰ってくださり、とりあえずはそれぞれのペーパーナプキンで折鶴と作り、テーブルに残そうということになりました。異文化コミュニケーションの1つと考えて、これからもずっと続けてゆきたいと思っています。(T・M様)
→した方もしてもらった方もうれしい、この思いやりと感謝の気持ちがあれば平和が訪れますね。とっても良いと思ったのは、森下さんの喜びが他の人達に伝染し、輪が広がったことです。

 
*「新聞」を楽しみに読ませて頂いております。読むだけでは悪いと思い何か書こうとしていただのですが、なかなか見つからず、延び延びになってしまいました。そして、いつの間に次の新聞が届いてしまったわけです。
 
 私共夫婦は6年前くらいから年2回の海外旅行はほとんど阪急さんにお願いしています。きっかけは知り合いがみんな集った時、何人かの人達が「阪急はいいわよ〜割に安いみたいだし・・」というのを聞いてからでした。確かにいくらか安いみたいですが、“クリスタル”ではそうでもなさそうです・・。
 
 先の新聞で“嫌い”なところでホテルがよくないとか、土産物店へより過ぎ、OPが高いなど色々挙げればそれなりに確かにそうなのです。しかし、私としては、それはその“割安さ”を引き出す方法だと理解して割り切っています。費用のこともありますが、あくまでもどこで何を見るのか、何をそこで出来るのかをポイントに選択しています。
 
 これは個人的な見解なのですが、ホテルの設備があまりに良くないとか、食事が良くないとかなどはあまり気にかけません。もちろん良いことに越したことはありませんが、今までに堪らなく嫌なんて言うことはありませんでした。強いて言えば、国内旅行で昼食が美味しくなかったことがありましたが・・。
 
 よくいう事で、私は割と日程が欲張りコースである阪急さんが好きで、パンフレットを楽しく眺め、吟味しながら次の行き先を探しています。今までの海外旅行で、添乗員さんには恵まれていたというか、良い人ばかりでした。それほどまでにお客さんを引き立ててくれなくともよいのにと思うことさえありました。これは、私が出会った人がたまたまと言うことではないでしょう。おそらく社内教育が徹底しているからだと推測できます。
 
 数年前から旅行終了後、添乗員さんから手書きの日記を頂きます。私としては、これは写真を整理するときにそれを切り抜いて利用できるので大変助かります。これはおそらくアンケートなどから採用され、実施事項になったのかと思われます。でもこれって添乗員さんの仕事を増やすばかりで気の毒に思います。現地ではてきぱきと明るく解りやすい指示をしてくれますし、南米に出かけたときは、気の毒です。いくら仕事といえ、お客さまと一緒に楽しむ場もあってもいい気もします。お互いが楽しくないと旅行はうまくいかないと思うのです。
 
 ということで、先日は東北のある方が、“某旅行会社の人はひどかった”と言うのを聞き阪急さんを勧めておきました。本当のことです。こういうことって意外と大きいかも知れませんよ!


 ところで今回のテーマは何でしたっけ?「旅の効果」ですか?それは、 ①世界中の自然やそこに住んでいる人の生活に直に触れられることです。映像と違ってそこの土地の匂いがあり、そこに吹いている風に当たるとそこに住んでいる人となぜか共感できそうな心地良さを感じてなかなかいいのです。

 少し前にインドに行ったとき、普通の家庭にお邪魔してカレーを食べさせていただきましたが、その土地の人とも話ができたし、大変有意義でした。このような体験が入る旅行も良いものです。 ②現地のガイドさんの話は寝ないでよく聞いています。知っているようでほとんど外国のことがわかりませんので旅行中にあらゆることを知りたくなります。中にはしつこいほど熱心なガイドさんもいます。この国をもっと正しく知ってもらいたいとかが伝わってきます。

 トルコでしたが、バスの中で旅行者からのなんでも良いからと質問をメモして渡すやり方はなかなかグッドなアイディアでした。たくさん出て、それに丁寧に答えてくれていました。その国を良く知ると自分の国がもっと良く分るというのをいつも実感しています。

 「旅行の効用?」の副産物として、夫婦で出かけるのでどうしても1日中2人で行動をするので仲良くせざるをえません。いつも家ではわりとそれぞれ勝手なことをしてブスッとしているのですが、旅行中となるとそうは行かず、周りの人の目もありますので笑顔が多くなります。それに周りから“ご一緒に写真とりましょうか?”度々いわれ仕方ないのでくっついて、これもカメラに笑顔を向けます。それから、旅行から帰ってくるとしばらくはこの効果があり、写真が出来アルバムが出来上がる頃まで、家庭が円満だと思います。また、しばし家庭に沈黙が始まった頃には、次の旅行の話が出てくるという具合で、この点では阪急さんにお礼を言わなくちゃいけないくらいかも知れません!(N・A様)
→思わず読みながら微笑んでしまうくらいユニークで温かいお手紙をありがとうございました。旅が夫婦円満の為に大活躍していることが大変うれしいです。我が家でも参考にさせていただきます。(笑)

多くの声をありがとうございました。掲載できなかった皆さん、ごめんなさい。頂いたお手紙はすべて読ませて励みにさせていただいています。


<今月のお題>
 人生最後の旅はどこへ行きたいですか?昔、ニュースステーションで「最後の晩餐--人生最後の食事は何を食べたいですか?」とゲストに尋ねる企画がありましたね。あなたの「最後の航海はどこにしたいか?」をお聞かせ下さい。 今号はちょっと趣向を変えて、最近日本でもどんどん人気が上昇しているクルーズ(船)旅の魅力について書いてみました。

 クルーズ旅のススメ朝、まどろみの中で目が覚めた 今日も目覚まし時計は要らない時間に縛られることなく目覚める感覚 それは今まで感じたことのない至福感 「今ここはどこだろう?」今日でクルーズ旅も4日目毎朝起きたら見知らぬ新しい場所にいる。

 「ナポリ港にはあとどれくらいで着くのかしら・・・」 ゆっくりとベッドから身を起こし、窓から海を眺める。穏やかな波の音が心地よい今日も楽しい1日になりそうな予感部屋のドアから入れられた船内新聞を開く 「今日は押花教室に行ってみようかしら」ダンスレッスン、ヨガ教室、カジノ、映画、フラワーアレンジメント教室、船上ウオーキング大会、マジックショー、どのイベントに参加しようか目移りしてしまう。

 移動がないので、スーツケースをまとめる必要もない。気のままにラフな格好で部屋を出るレストランで朝食いつもながらメニューの多さに驚く。きっと帰国後はダイエットに励むことになりそうだわ。

  「クルーズ旅っていいわよ」と友人から勧められたのはもう5年前になる。「日本人には船旅は合わないんじゃないかしら」「旅行代金が高そうだわ」「船酔いが心配だわ」「船の上って退屈しそう」「外国人ばかりで言葉もわからないし、不安だわ」なんとなくそんなイメージを持っていた。 そして初めて参加してから今回は3回目。今ではクルーズ旅が病みつきになっている自分がいる。一度 船の旅を体験してリピーターになる確率はなんと70%だそうだ。理解できるわ!

 今はクルーズ旅の良がはっきりと分かる。「次々とホテルを移動する周遊ツアーと違って荷物の整理や詰めなおしがいらない」「疲れたらいつでも部屋に戻って休むことができる」「どれにしようか迷うほどたくさんの船上イベントがある」「そのイベントも参加するしないは個人の自由」「旅行代金は一見高そうに見えても、イベント参加費用、食事代などほとんどが料金に含まれているので、思ったより出費が少ない」「夜寝ている間もホテルごと移動しているようなもので行程の無駄がない」「朝ゆっくり寝坊ができる」「最近の船は揺れ防止装置が付いていて思ったほど揺れない」「船には必ずドクターが乗っているので安心」「治安が良い」「外国籍の船の場合、言葉の問題があるが、ほとんどが言葉がしゃべれなくても大丈夫」 「ツアーであれば添乗員が付いていて安心だし、日本人スタッフが乗っている場合もある。」「友達が出来る」「たまにはドレスアップして優雅な貴族気分を味わえる」

 そんなふうにクルーズ旅にはたくさんの魅力がある。 でもクルーズ旅の一番の魅力は「時間の贅沢な過ごし方」だと私は思う。 時計をはずし、自分の思うままの時間を過ごす。デッキを歩いたり、プールで泳いだり、デッキチェアーで本を好きなだけ読む。陸の見えないどこまでも続く青い水平線を見ながらただただぼーっとする。 船の旅なんてお金持ちの王侯貴族だけのものだと思っていた。まさか自分がこんな夢のような時間と空間の中にいられるなんていまだに信じられない。

  旅はカタチが残らない。けれども「至福の時を過ごした」という思い出は私の心に刻まれる。金銀宝石のようなカタチに勝る「心のゆたかさ」という財産を手にすることができるのです。 どこに行くかではなく、何をするか?言い換えれば何をしないか?クルーズ旅は究極の旅のカタチかもしれません。阪急交通社ではクルーズ人気を受け、ロイヤルコレクション、クリスタルハート、トラピックスのそれぞれのブランドでクルーズ旅をご用意しています。
 ご興味のある方はお問い合わせくださいね。
電話番号ロイヤルコレクション クルーズデスク:03-5442-5816
      クリスタルハート:03-3798-8007
      トラピックス:03-3798-8822 (ヨーロッパ)
             :03-3798-2424 (ヨーロッパ以外)


  皆さんお久しぶりです、工藤です。
 
あつーい夏で体調を崩されたりしていませんか?がんがんクーラーの効いた部屋の中で涼んでいては体が鈍ってしまいますよ!っと自分に言い聞かせた私は、7月からジムに通い始めようと申し込みをしました、やっと!!実は・・・・冬から行く行くと言っていたのですが、結局半年間温めてしまっていました。夏になると俄然元気になる私は、うきうきして申し込みに行きました。プールもあるので、まずは泳ぎから始めようかなっと思っています。

 ところで、最近、私の体年齢は実年齢マイナス1歳だということが判明!!目標マイナス5歳を目指して頑張ります。皆さん応援よろしくお願いします。

 今後は「体力をつけよう企画〜2006〜」と題しまして冒頭に結果報告をさせていただきます。 来月も多
分、継続できていると・・・・頑張ります!!前回は「最近感動したこと」と題して多くの方からたくさんのエピソードをお送りいただきましたので、私もごく最近の事ではありませんが、今でも思い出すと心がジーンと熱くなる思い出のひとつをお送りしたいと思います。

 2年前になる留学最後の週でのこと。いよいよ、今週の金曜日に卒業式、そして、次の日土曜日にはパースを去る日を私は迎えようとしていた。6ヶ月間の留学生活は日本にいる時より遥かに充実していた。日本にいたらきっと、「あっという間の6ヶ月だったな」と自分や生活を振り返えることなく終わってしまったであろうこの半年間が、全く違ったものになっていた。一時一時、1つ1つの出来事が鮮明に思い出される。 最後のクラスは今までのクラスの中で一番楽しかった。とにかく皆が皆仲が良く、毎日学校に行くのが楽しみだった。

 学習は?というと、それはハードで、毎週金曜日に行われるテストとプレゼンテーションには、かなりの努力を要したが、いやだと思わなかった。いや、思えなかったのだ。なぜこんなに授業を楽しめたのだろう。いつもテンションが高く、ユーモアたっぷりの口調で、明解な説明をしてくれる担任。思わず私たちが授業に吸い込まれてしまう、人気者の先生であった。担任がこのような親しみやすい先生であったため、全員が毎日必ず話を交わしあった。私達のクラスは、実に国際的で、韓国人・台湾人・フランス人・トルコ人・ドイツ人・ブラジル人そして日本人と多国籍だったが、皆隔たりがなく仲が良かった。

  このクラスメイトが一番楽しみにしていたのは、クラス替え前の最後の午後の授業。この時間だけは、クラスで何をしても良いのだ。私たちは皆で話し合いビーチバレーをすることにした。ゲーム中の皆の笑顔、輝いていた。そして、このクラスでの授業もこれが最後・・。この思い出が心の中だけでなく形としても残るように・・・・と皆で何枚も写真を撮った。そして、最後に担任が「明日の卒業式の後、皆ブラスモンキー(オープンテラスがあるバーで、パースでもかなりの有名なお店)に18時集合だよ」と言って分かれた。

  ついに来た、卒業式の当日。クラスでは6ヶ月を終えた私ひとりだけが卒業。卒業式では、青空の下の式場で皆に囲まれ卒業証書をいただいた。これでこの学校・そして私の留学生活が終わった、いや終わってしまったと思った瞬間だった。

 そして、この後、18時からのクラス皆との飲み会が待っていた。何が開かれるかももちろん分からなかった私としては、友達と駅で待ち合わせをし、ブラスモンキーへ向かった。到着すると、オープンテラスへとクラスメイトが私を誘導した。誘導されたオープンテラスには、今まで5週間ともに勉強をしてきたクラスメイト達が、卒業おめでとうの言葉で私を迎えてくれたのだ。それは、私に内緒でこっそり計画をしてくれたパーティーだったのだ。 クラス皆・担任も含めて集ってくれていた。

 本当に涙が出そうなくらい嬉しかった。今までこんな事があっただろうか。私は20人のうちのたった一人の卒業生でしかないのに、こんな機会を設けてくれたのが嬉しくてしょうがなかった。そして、また、このクラスメイト達同志の絆も感じたのだ。顔の色・目の色も違うし、国も違う。年も違うし、もちろん性別も。みんな違う事だらけなのだけれど、温かい、優しい心だけは皆同じだった。なぜか、驚くほど似ていた。皆が母国語でない英語を学んでいる学生なので、時には、英語では微妙に表現することが難しいことももちろんあったが、つたない英語を通じて知り合い、語り、他国の文化を知り、絆まで深めることが出来たこの留学を、私は一生涯の宝物として今過ごしている。

 今でも、写真を見るとあのなつかしい日々の出来事がよみがえってきて目頭が熱くなる。このような貴重な経験が出来たことを家族に感謝しています。