大分/タワー6兄弟の三男坊・別府タワー

別府タワーは塔博士、耐震構造の父と呼ばれる
内藤多仲(ないとうたちゅう)早大名誉教授の設計により、
1957年(昭和32年)5月10日に完成した。高さは90m。

00700_170401_01.jpg




内藤多仲氏が手掛けた名古屋テレビ塔(1954年)・大阪通天閣(1956年)・別府タワー(1957年)・
さっぽろテレビ塔(1957年)・東京タワー(1958年)・博多ポートタワー(1964年)は、タワー6兄弟と呼ばれている。


当初は電波塔としての利用が計画されていたが、
県内各放送局は山側の十文字原に電波塔を建設したため、
その役割を果たすことはなかった。
しかし、1960年代の観光ブーム時には、修学旅行生をはじめ
年間90万人が訪れる別府の一大観光スポットとなった。


その後入場者数の減少による経営危機、塔解体の検討が行われるが、
経営母体の移譲により解体されることなく現在に至っている。
2007年(平成19年)に登録有形文化財に指定された。

00700_170401_02.jpg



00700_170401_03.jpg




右の大きなデパートは「トキハ別府店」。
交差点を右折すると別府駅に突き当たる。
山はお猿で有名な「高崎山」。

00700_170401_04.jpg




別府の街は将来の人口増加、観光施設の増加を予見し、
昭和初期には碁盤目状の市街地整備計画が完了した。
当時、大都市でしか行われていない市街地整備計画が、
地方の小さな町で行われたことは特筆すべきものである。
最も高い山は鶴見岳。

00700_170401_05.jpg




海岸線に沿って延びるのは国道10号線。
砂浜は「的ケ浜公園」。奥は日出、国東方向。

00700_170401_06.jpg





明礬温泉にほど近い十文字原の放送局電波塔。
電波塔の横は展望所が整備され、別府湾を中心に別府市街地、国東半島、大分市、
天気の良い日は四国まで眺めることができる。
特に美しい夜景を楽しむことができるポイントとして、多くの市民や観光客が訪れている。

00700_170401_07.jpg




別府タワーに上ると別府湾、別府市街が360度一望に見渡すことができる。
晴天の日はタワーの歴史を学びながら、
美しい景色を是非とも楽しんで頂ければと思う。
夜の営業も行われているようなので、夜景を見ながらお酒や食事を楽しむのもおすすめだ。




大分」に興味わいてきた?あなたにおすすめの『大分』旅行はこちら

※外部サイトに遷移します

Related postこの記事に関連する記事

Ranking大分記事ランキング

ランキングをもっと見る

この記事に関連するエリア

この記事に関連するタグ

プロフィール画像

ちび太郎

故郷「長崎」と転勤先のいろいろな情報を...。休日は運動不足解消と暇つぶしに、あちこちさるき回っています!

Pick upピックアップ特集

全国の動物園&水族館 徹底取材レポート特集!デートや家族のおでかけなど是非参考にしてみてください♪

特集をもっと見る

たびこふれメールマガジン「たびとどけ」
たびこふれサロン

たびこふれ公式アカウント
旬な情報を更新中!