大歌舞伎「中村芝翫襲名披露」


八代目中村芝翫襲名披露公演が行われている歌舞伎座。11時開始の昼公演へ行ってまいりました。

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開園前から歌舞伎座の前は人、人、人の人だかり。親子4人の同時襲名を披露する公演だけあって豪華な俳優が舞台を彩ります。

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私はイヤホンガイドを借り万全の体制で観賞にのぞみます。イヤホンガイドはうるさいのかな?って思うかもしれませんがそこは心配無用。プロの解説者がピンポイントで完結に解説してくれます。初心者はもちろん、リピーターでも演目によっては使ってみるといいかもしれません。

お席は前から10列目の中央と、肉眼でもしっかりと表情が読み取れるよいお席。本日は、終了が16時ぐらいと長丁場。

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アートディレクター佐藤可士和さんデザインの祝幕がお出迎えです。幕の左右に一筆書きされたアートの中に八代目中村芝翫、四代目中村橋之助、三代目中村福之助、四代目中村歌之助のネーム。そして成駒屋の屋号が中央にドカン!現代アートを思わせる素敵なデザインです。

第一幕は成駒屋3兄弟が舞を舞う晴れやかな一幕。若干のぎこちなさは見えるものの凛々しい姿に頬が緩みます。

第二幕は「女斬(おんなしばらく)」女ながらに武勇に優れた巴御前が「斬」を演じる華やかな舞台。巴御前役の中村七之助の口上とユーモアあふれたお芝居に客席からはあふれんばかりの拍手が。脇を飾る尾上松也や中村児太郎の演技もこれまた素晴らしい!

第三幕は「お染 久松 浮塒?(うきねのともどり)」大店の一人娘・お染と使用人の久松の、身分違いの恋を描いた舞踊。家を飛び出したふたりが隅田川の土手で右往左往しているところへ女猿曳が通りかかります。二人の気を引き立てようと万歳の様子を見る軽妙な味わいが舞台を盛り上げます。

そして最後は芝翫主演の時代劇「極付 幡随長兵衛」江戸村山座を舞台に、町奴の長兵衛と旗本の水野の対決を鮮やかに描いた河竹黙阿弥の名作。親分の芝翫、子分の3兄弟、親子4人の顔合わせも見どころ。

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幕の合い間には、最中アイスを買い求める観客が行列をなしていました。どんなお味なのか?

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また奥にはお菓子から雑貨までを扱うショップもあります。ちょっとしたおみやげにもオススメです。

襲名披露公演は11月いっぱいまで開催。夜の部には玉三郎の藤娘も登場します。秋の歌舞伎もいいもんですよ!

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