<第5回>映画「関ヶ原」プロダクションノート~こだわりのロケーション・合戦編

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2017年8月30日
カテゴリー:中部・北陸 | 岐阜県

<第5回>映画「関ヶ原」プロダクションノート~こだわりのロケーション・合戦編

映画「関ヶ原」が公開になりました!もうご覧いただけましたでしょうか?

この映画「関ヶ原」きっかけで、知識を補うためにいろいろ調べているうちに、すこし楽しくなってきた私の【披露すると「へー!」と言ってもらえる話】をご紹介します。

 

★関東・関西の語源の話。

関ヶ原の合戦での西軍と東軍・・・「関」の西・東で「関西」「関東」の説。本当は関所の「関」説が有力ですが「天下分け目の関ヶ原」で分け目の「関」だと面白いですね!

 

★関ヶ原の合戦と幕末の話。

西軍の総大将だった毛利氏(長州藩)や島津氏(薩摩藩)は、関ヶ原で負けたあと徳川幕府からの扱いが悪く、江戸時代の約250年間恨みを抱え続け討幕活動の原動力となったといわれています。

同じく西軍の土佐の長宗我部氏は改易となり、関ヶ原で勝利した山内一豊氏があらたに土佐をおさめましたが、旧長宗我部氏の部下は「郷士」と呼ばれ、やはり扱いが悪く・・・討幕につながるのだそうです(坂本竜馬は郷士の出です)。

関ヶ原の合戦の影響力ってすごいですね!

 

ではこのプロダクションノートも最終回です。

迫力ある合戦シーンの撮影秘話、映画と重ねて一読いただけましたらより臨場感も増すかと思います。名残惜しいのですが最終回をお楽しみください!

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原田組こだわりのロケーション〈合戦編〉

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撮影も終盤に近づいた10月7日からは、合戦最中の三成の本陣・笹尾山のシーンを4日間にわたって撮っていく。三成の本陣のロケ地は滋賀の下古賀。そこには、まるで1600年9月15日にタイムスリップしたかのようなリアルな戦場風景が広がっていた。鉄砲部隊、弓部隊、槍部隊、足軽、騎馬部隊……髪は乱れ、衣装は破れ、傷を負っている、ものすごくリアルな戦いを描いていく。エキストラ総数3000人、延べ400頭にも及ぶ騎馬や鉄砲隊が入り乱れる合戦シーンは、リアルにして大迫力だ。その最前線には三成の右腕にして百戦錬磨の猛将・左近がいる。松尾山の小早川秀秋の動向をさぐるため左近の息子・信勝が松尾山に向かおうとするシーンではハプニングが続出。左近の「島津軍の前方をかすめ、松尾山の裏手を目指せ、ひたすら駈けよ」のセリフが出てこなく、さらにスタッフの伝達ミスでAカメに「カット」がかかってしまう。しかし、300人近くのエキストラが動き、大砲の爆破もスタンバイしている現場をそう簡単に止めるわけにはいかず、監督からは「続けろー!」の怒号が飛ぶ。そしてずっと回り続けていたBカメが捉えたのは、一旦芝居を止めてしまった平の役者としての葛藤が左近の父親としての葛藤と重なる姿だった。原田監督の怒号が後押しして出てきたセリフ──「ひたすら駆けよ!」。瞬きをせずに力強く放ったそのひと言によって、結果的には禍を転じて福と為す、ドラマチックなシーンとなった。

 

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西軍と東軍がぶつかりあう戦場のパノラマシーンは、富士山の裾野に広がる朝霧高原で撮影。合戦シーンのため一面に広がるススキの一部を刈る準備も必要だった。そして、三成の盟友・大谷刑部(大場秦正)勢を小早川勢が飲み込むシーンは、台本に“雪崩のように”とあるように、各勢がぶつかり合うタイミングが何よりも重要となり、夕陽が山に隠れるギリギリの時間まで粘った。このシーンでは馬上カメラも登場する。今回、原田組の初の挑戦として、馬上カメラの活用、空撮でドローンを使うなど新しいテクノロジーを取り入れている。また、原田監督が三成役に「必要不可欠だった」という岡田の乗馬の実力が証明されるシーンがいくつもあり、敵の攻撃をかわしながら関ヶ原を駈け抜ける三成の姿は、本当に美しく絵になる。戦の勝負が見え、花野に「落ち延びてくれ」と伝えに行く途中、大砲をかわしながら一本道を走る三成も印象的だ。コンテには“ポエティックな走り”とある。何とも難しいシーンではあったが、三成の置かれた状況と心情を岡田はみごとに捉え、惚れ惚れする走りと記憶に残る表情で演じきった。

 

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取材・文/新谷里映

 

写真提供:(C)2017「関ヶ原」製作委員会

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