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2007年12月03日
カテゴリー:山陰・山陽・四国 | 旅ニュース

高知/3つの“はりまや橋”をご存知ですか?

阪急交通社高知支店スタッフからの南国土佐情報です。

紺碧の太平洋、清流の四万十川など高知県は大自然の魅力いっぱい。
また、鰹のたたき、天然鰻や鮎、柚子、日本酒など海の幸、川の幸、山の幸など
美味しい食べ物やお酒も高知の自慢のひとつ。
気候よし、風土よし、人情よし、食べ物よし、ぜひ高知県へお越しください。
現地在住者からの身近な高知観光情報をご案内します。

よさこい節の歌詞にも登場する『はりまや橋』は高知の交通の要衝であり観光名所でもあります。
通常は朱塗りの欄干の橋を思い浮かべると思いますが、現在3つの『はりまや橋』があるのです。
それぞれをご紹介いたします。日本三大がっかり名所なんて言ってる人がいたら、ゆるさんぜよ(笑)。

harimayabashi1.jpg

まずひとつ目の『はりまや橋』です。
朱塗りの欄干にアーチの掛かった太鼓橋、観光客の多くの方々が
ステレオタイプに思い浮かべる典型的な「はりまや橋」です。
こちらのはりまや橋は、全国から寄せられた680件の
“はりまや橋に対する整備のイメージ”を基に1988年にはりまや橋周辺の
親水公園化事業の際に江戸期のはりやま橋として再現したものです。

橋の下には人工の水路が設けられ、かなり観光客がイメージする
はりまや橋にかなり近づいたようです。

さて、はりまや橋の由来ですが・・・
江戸時代、土佐藩の豪商であった播磨屋(はりまや)と柩屋(ひつや)は
高知城の堀川を隔てお互いの本店ありました。2つのお店の往来の便を考え
架けられた私設の橋が『播磨屋橋』でした。架橋当時は簡素な木造の橋でした。
表記も昔は漢字の播磨屋橋でしたが、現在は平仮名で表記されています。
その後、鋳鉄製を経て高知駅開業や道路の拡張に伴い幾度か架け替えが
おこなわれ昭和の時代には石製の欄干でした。

はりまや橋の名を全国的に知らしめたのは『よさこい節』のこの一節です。
土佐の高知の はりまや橋で 坊さんかんざし 買うを見た よさこい よさこい
五台山竹林寺の僧・純信と、城下一の美人いかけ屋の娘・お馬との恋物語を
土佐の民謡である、よさこい節に合わせて替え歌にしたものです。

時は下り、昭和33年に南国博覧会に合わせ朱色の欄干が登場。
その翌年、ペギー葉山が歌う「南国土佐を後にして」が大ヒットし
さらに、同名の映画が製作され銀幕を飾った朱色の欄干が「はりまや橋」として
全国津々浦々まで知られるようになりました。

harimayabashi3.jpg

こちらは高知駅前から続くメインストリートの国道32号線に架かっている「はりまや橋」です。
実際は橋の下には水流がないので“架かっている”の表現はおかしいですね。
現在は朱塗りの欄干は撤去され御影石製の欄干だけが橋の名残としてあります。

この橋の下は現在、交通量の多い通りの東西を結ぶ地下通路になっています。
地下通路の東西には地下広場があり、はりまや橋の由来やその変遷
よさこい節に歌われている純信・お馬の物語、高知の日曜市や土佐の偉人たち
よさこい祭の紹介パネルが展示されています。

harimayabashi2.jpg

はりまや橋交差点の東角、路線バス・空港バス・高速バスが発着する交通の要衝である
デンテツターミナルビル裏のはりまや橋公園の一角にある明治時代の鉄製「はりまや橋」です。
明治41年10月、それまで木製であったはりまや橋は鋳鉄製の橋に架け替えられました。
しかしながら大正末期から昭和の初期、高知駅から南の新道の建設に伴い鋳鉄製の橋は
撤去されてしまいます。この橋の親柱は、明治時代の鋳鉄橋であった当時のもので
長い間、心ある人によって保管されていたものです。その後、山翆園の庭に設置されていたところを
当園のご好意により提供いただき、明治の鋳鉄架橋当時の姿に復元され今に至ります。

時代の遷り変わりにより、実はたくさんの「はりまや橋」があるのです。
高知にお越しの際は、ぜひ一度自身の目でお確かめください。




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