愛媛/漱石先生の入浴法とは?
松山といえば、夏目漱石の『坊ちゃん』ゆかりの地。
「坊ちゃん列車」「坊ちゃん団子」などが有名ですが、
忘れてならないのが“坊ちゃん”づくし道後温泉です。
夏目漱石は、28歳の時、松山中学に英語教師として赴任します。
当初、なかなか土地になじめなかった漱石先生の心を癒してくれたのが高浜虚子、正岡子規らと俳句を創ること。そして温泉でした。
漱石先生が浸っていた木造3階建ての立派な共同浴場は、「道後温泉本館」として今なお健在。
重要文化財に指定され、一般客に開放されています。
また、道後温泉の駅前には“赤シャツ”や“マドンナ”など『坊ちゃん』の登場人物の衣装を着た人たちがいて一緒に写真を撮ってくれます。
後に、漱石流温泉の楽しみ方について高浜虚子がこう書いています。
「彼は暇を見出せばここ道後温泉に来た。
ただ心の赴くままに湯の中に浸ったり、また出たりしてぼんやりと時間を過ごした。
石段に腰をかけて足の下部を湯に浸したままで、手を膝の辺に置いたり、時に背に湯を掛けたりして時を過ごした。漸(ようや)く身体の冷えるのに気づくと、また湯の中に浸った」
漱石先生は小説だけでなく、温泉の入り方も上手だったようですね。
山陰・山陽・四国


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