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2008年01月17日
カテゴリー:近畿・南紀・伊勢 | 旅ニュース

大阪/北浜の街と大阪証券取引所

江戸時代の“米穀取引所”がルーツである大阪証券取引所は
東京証券取引所、名古屋証券取引所と共に「日本の三市場」と呼ばれています。
日本ならず世界の証券市場の中でも、先物取引やオプション市場の分野に関しては
重要な地位とシェアを占めています。
また新興企業向けの市場、ニッポン・ニュー・マーケット・ヘラクレスも運営しています。
最近ではジャスダックとの統合話がニュースで度々報道されていますね。


大阪証券取引所の歴史は、江戸時代に諸藩の蔵屋敷があり“天下の台所”とも称された
大坂ではじまった米穀取引所を起源とし、明治時代に関西経済界の重鎮であった
五代友厚(ごだいともあつ)により設立された大阪株式取引所が前身。
江戸時代の米穀取引所はいくつかの変遷の後、堂島米会所と呼ばれるよう になり
現物がなくとも、帳簿上の差金の授受だけで決済が行われていました。
これが世界での先物取引の始まりであると言われています。

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写真は大阪証券取引所ビルの前に立つ五代友厚の銅像です。
五代友厚は江戸末期の薩摩藩士で、明治時代には実業家に転進した
明治時代の関西の経済界を代表する人物です。
薩摩藩藩士として長崎海軍伝習所に学び、海外視察のため上海や欧州へ行き
先進的な商取引を目の当たりにしました。明治政府樹立とともに参与職外国事務掛として
大阪に勤務、外交問題の処理に活躍。在官当時に造幣局を誘致したことでも知られています。
その後、わずか2年で官を辞し在野。銀山経営・紡績・製鉄・貿易・運輸など数多くの会社を
興し、関西経済の基礎を築きました。大阪商船や南海電鉄など現在でも関西で名だたる
会社も彼が設立に関わった会社のひとつです。
また、大阪商法会議所(大阪商工会議所:初代会頭)や大阪商業講習所(大阪市立大学)も
五代友厚によって開設されました。

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現在の大阪証券取引所は平成16年(2004年)11月に竣工した高層ビルに様変わりしています。
しかしながら、玄関ドーム部分(旧市場館)は建替え前の姿をそのまま残しています。
この玄関ドーム部分は“投資家の資産形成に資する”との縁起を担いで
打ち出の小槌型の形状をしています。近代的な建築に歴史的な建築物を残すことは
費用や時間もかかりますが、大変喜ばしいことですね。

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玄関ドームの内部は開放感あふれる吹き抜けの空間になっており、大証を代表する先物である
日経225先物取引の取引値や経済ニュースの大きなモニターがあります。
この大きなモニターを見ると、ここが証券取引所だという実感がひしひしとこみ上げてきます。

大阪証券取引所ビルは地上24階・地下2階建ての構造で、4階から24階が
オフィスフロア、地下2階から地上3階までは飲食店、クリニックなどのテナントです。
地下1・2階は和食、中華、蕎麦、カレー、焼き鳥など各種店舗の飲食街で
地下1階にはコンビニエンスストア(セブンイレブン)もあります。
1階には、山根大介シェフが腕を振るう大阪を代表する高級イタリア料理店
リストランテ「PONTE VECCHIO(ポンテベッキオ)」があります。
一度は行って味わいたいイタリアンのレストランです(でも安月給ではしんどいです)。

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地上2・3階にはクリニック、3階には大阪経済大学のサテライトキャンパスである
北浜キャンパスがあり社会人向け実践教育として開講しています。

大阪証券取引所周辺には、東京の証券街である兜町同様に多くの証券会社や
銀行の支店があり、まさに“大阪のウォール街”といったところでしょうか。

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証券取引所の目の前に流れる土佐堀川には、北浜と対岸の西天満を結ぶ
通称“ライオン橋”と呼ばれる難波橋(なにわばし)橋が架かっています。
その通称名の通り、橋の袂の欄干の親柱上にはライオン彫刻があります。
石造りの華麗な橋には装飾的なアーチ、市章を組み込んだ高欄や
デザイン性の高い照明灯など巧妙な意匠が施されています。

なお、大阪証券取引所では事前予約不要で一般見学ができます。
●見学時間は月曜日〜金曜日(午前 10:00 〜 午後 5:30)
●見学コースは、1Fアトリウムから,大証直通エレベーターで4Fへ上がり
警備員による受付(氏名等記載)後、見学者用のバッジを付け
4F展示コーナーと5F大証マレットを自由見学します。

大阪証券取引所へは大阪市営地下鉄堺筋線と京阪電車
北浜駅の地下1階に連絡通路があります。


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