滋賀/行く春を近江の人と・・・
かの松尾芭蕉が『行く春を近江の人と惜しみけり』と詠み、
晩春を名残惜しみ愛でた近江地方。

<滋賀・近江八幡市内 新町通り/イメージ>
屋形船で行く春の近江八幡の水郷地帯には独特の風情があり、旅情に満ちています。
かつて織田信長は『近江を制する者、天下を制す』と言い、
実際に彼は近江は琵琶湖に程近い小高い山に城を築き安土城と命名、
楽市楽座や天下布武の政策を練りました。
そしてつわものどもが夢の跡、日本一壮麗と謳われた天下の名城も、
信長の死とともにわずか3年で炎に包まれました。
そんな数々の歴史の舞台となった場所が、ここ近江です。

<滋賀・近江八幡市内 新町通り/イメージ>
何も近江でなくとも行く春は惜しめる』と批判した弟子に対し、
芭蕉は琵琶湖の風情をあげ、やはり近江でなくては、と反論しています。
信長に代表される歴史的事実も念頭に置いての句なのでしょう。
そんな春の近江地方の旅は、近江八幡の水郷地帯を行く屋形船がお勧めです。
名残の桜や豊かな緑を眺めながら、のんびりとした束の間の船旅は、
句聖ならずとも、誰もが俳人、詩人となることでしょう。

<滋賀・琵琶湖/イメージ>
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