中部・北陸/雪景色三様
![]() 白川郷/イメージ |
白川郷 昔話の山里に訪れた冬 日本三大名山のひとつ白山の麓に静かに佇む合掌造りの集落、それが白川郷だ。しんしんと降り積もる雪に覆われる季節は、いっそう趣深い。期間限定でライトアップも行われ、幻想的な様は日本人の心のどこかにある「ふるさと」そのままの姿である。 1995年に世界遺産にも登録された白川郷。以来四季を通じて訪れる人々の足は途絶えることなく、かといって観光用に様変わりすることもない。大家族がひとつ屋根の下に暮らす、昔ながらの生活。釘やカスガイなどの金具を一切使わない家屋は、今でも数十年に一度、村人が協力して茅葺きの屋根を葺き替える。この昔話から抜け出したような合掌造りの家で、食事や宿泊の温かなもてなしを楽しむこともできるのだそうだ。ここでなら、のんびりとした昔に返ってみたくなる。 白川郷の荻町合掌造り集落から庄川沿いに点在する五箇山の相倉・菅沼の集落にもまた、旅情豊かな合掌造りの風景が広がる。平家の落人伝説も残るひっそりとした山里は、懐かしい民謡の宝庫。雪降る夜に響く民謡の調べに、誰もが郷愁を誘われる。 |
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![]() 飛騨高山 雪見風呂/イメージ |
飛騨高山 江戸情緒あふれる古都を散策 「飛騨の小京都」とも言われる飛騨高山も、もうひとつの“日本のふるさと”と言えるのではないだろうか。城下町の風情が随所に残る古い街並みは、ぶらぶらと気ままに散策を。街の中心を流れる宮川を境に、町家造りの家々が並ぶ三町筋、対岸には格式高い寺院が点在する東山寺町。 町家を改築したみやげ物屋をのぞいたり、朴葉味噌やみたらし団子など素朴な味に舌鼓。江戸の風情を色濃く残す高山陣屋の前では、毎朝朝市も開かれる。夜は名湯、奥飛騨温泉郷で野趣あふれる温を楽しめば、昼間の旅の疲れも吹き飛ぶだろう。 |
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![]() 兼六園/イメージ |
兼六園 加賀百万力の文化にふれる 雪景色がこれほど似合う庭園がほかにあるだろうか。日本三名園のひとつとして名高い兼六園。冬の風物詩、雪吊りはことさら趣深く、雪国ならではの美しい情緒に感動を覚える。 そもそも「兼六園」とは、「宏大・幽邃(ゆうすい)・人力・蒼古・水泉・眺望」の六勝を兼ね備えたことから命名されたという。広大な園内に配された灯籠、池、橋、さらに雪までもが見事に調和し、江戸の様式を今に伝える日本庭園の素晴らしさに改めて気づかされる。 加賀百万石の城下町らしく、兼六園をはじめとした伝統的な文化財などが多く残る古都金沢は、見どころにこと欠かない。前田利家の居城として知られる金沢城、しっとりとした風情漂うひがし茶屋街は泉鏡花ゆかりの地としても知られる。古き良き昔に思いを馳せつつ、静かにゆったりと歩きたくなる街だ。 |
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写真提供:©白川村産業課商工観光係
中部・信州・北陸


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