秋田/悪童も震え上がるなまはげ伝説
![]() 秋田の伝統行事、なまはげ |
「泣く子はいねがー」。大晦日の晩に奇声を発して家々を回る、男鹿半島の奇習なまはげ。コワイ顔して手には出刃包丁だもん、そりゃー泣きますって。しかし、なまはげは鬼ではなく、悪い子やぐうたらな嫁を戒め、災いをはらい祝福を与える神の使いなのです。 長時間火に当たると手足にできる斑点を方言でナモミと言い、これすなわち怠け者の印として包丁で剥いで懲らしめるというわけ。「ナモミ剥ぎ」が転じて、「なまはげ」となったそうなんです。家の主人は酒や料理をふるまい、餅を献上するなど、下にも置かない歓待ぶり。装束のケデから落ちた藁くずも決して捨てたりせず、無病息災のお守りとして大事に身につけます。 最近少子高齢化の影響で、なまはげのなり手である未婚の男性や子供が少なく、存続を危ぶむ声もあります。国の重要無形民俗文化財にも指定された日本の宝として、なんとか後世に引き継いでいきたいもの。また、男鹿真山伝承館では、通年なまはげの実演を見ることができます。2月には勇壮かつ幻想的な「なまはげ柴灯まつり」も開催。この冬は、なまはげの迫力を間近で体験し、温泉に浸かって日本海の幸に舌鼓もいいかも! |
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