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アラブ首長国連邦

アラブ首長国連邦在住の現地記者が各地のお祭りやイベント、ご当地グルメからおもしろスポット、生活のひとコマまでフレッシュな現地の情報をお届けします。

ラマダンの期間限定ディナー"イフタール"を味わおう

イスラム圏のドバイには「ラマダン」と呼ばれる神聖な1カ月があります。ラマダン中は貧しい人の気持ちに寄り添うことなどを目的に、日の出から日没までの約12時間は断食するというのがイスラム教徒の義務とされているそうな。

 

それに伴い、ドバイ内のほとんどのレストランやカフェは日中クローズしていて、基本夜19時以降から営業を開始します(一部のフードコートはオープンしていたり、テイクアウトのみ可能なお店も)。加えて、ラマダン中は人前で水を飲むこともNGで、普段以上に露出を避けた服装を心がける必要があるなど、イスラム教徒以外にとっても制約の多いひと月といえるでしょう。

 

そんな断食も日没19時を過ぎれば食事にありつける!ということで、断食後の最初の食事を”イフタール”と呼び、多くのレストランやホテルではいつもより豪華な中東料理をビュッフェ形式で提供しています。

 

今回は、3カ所のイフタールをのぞいてみました。

 

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<イブンバットゥータモールに隣接する5つ星ホテルのモーベンピック>

 

まずは、Movenpick Ibn Battuta Gate Hotel Dubai(モーベンピックイブンバットゥータゲートホテルドバイ)。メインエントランスを入ってすぐのAl Bahouがイフタール会場です。モロッコの宮殿を彷彿とさせる高さ90mの吹き抜けと色とりどりの照明。ウード(マンドリン風の中東の楽器)の生演奏も心地よく、幻想的な空間です。

 

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<Al Bahouは「大広間」という意味を持つそう>

 

入口には、空っぽの胃に刺激を与えないようイフタールのはじめに食べるとされているデーツやナッツなどの専用ワゴンが。それに続いて中東料理、モロッコ料理、インド料理、イタリア料理、アジア料理が並びます。一角には巻き寿司や握りもありました。

 

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<天井から吊るされたテントは、日本では味わえない雰囲気>

 

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<ラム肉とチキンがメイン。もちろん豚肉は一切ない>

 

そしてワゴンいっぱいのデザート!中東で親しまれている一口サイズのパイ菓子「バクラヴァ」は、繊細な糸状のパイ生地がサクッと口に広がり一度食べるとやみつきになること間違いなし。オム・アリと呼ばれるエジプト版のパンプディングも日本人好みの味で絶品でした。

 

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<チョコレートムースやチーズケーキなどおなじみのスイーツも>

 

モーベンピックホテルは世界一綺麗なスタバがあることでも知られるイブンバットゥータモールに隣接していますので、モールでショッピングを楽しんでからイフタールに向かわれてもいいかもしれませんね。

 

Movenpick Hotel Ibn Battuta Gate

1人Dhs185(約5,550円※)

水、コーヒー、紅茶、イフタールジュースを含む

 

続いて、ドバイモールにほど近いThe Palace Downtown Dubai(ザパレスダウンタウンドバイ)。

 

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<アラビックな内装に包まれたホテルエントランス>

 

ドバイのイフタールの中でもトップ10に入るといわれるだけあって、当方が行った日は満席でした。会場はEwaan。普段からも高い人気を誇るアラビックレストランです。

 

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<名物、パイナップル風に積まれたバクラヴァタワー>

 

内装の豪華なこと!デーツだけでも数種類あり、食べ比べしても楽しそう。モーベンピックのイフタールよりも中東料理のラインナップが大半を占めている印象です。

 

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<単なるサラダバーでさえフォトジェニックな被写体に>

 

一緒に行った友人達が口を揃えていうのが、「今まで見た中東料理よりも食欲をそそられる」。たしかに他のアラビックレストランと同じメニューと比べても、色鮮やかで、華やかで、めちゃくちゃ美味しそうに見えました(実際美味しいのですが)。見た目とか盛り付けも大事ですね。

 

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<なんといっても前菜の種類が豊富で食べきれないほど>

 

テーブルランナーもイフタール仕様で、ランプには灯りがともされます。ドリンクは、水、イフタールジュース、アラビックコーヒーが料金に含まれており、それ以外のコーヒーや紅茶などはすべて追加料金とのことでした。

 

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<金の縁取りのアラビック風コップも可愛い>

 

そして、お楽しみのデザートタイム!イフタールスイーツが置いてあるテーブルとは別に、デザート専用の小部屋を発見しました。アフタヌーンティーの評価も高いザ・パレスのスイーツを前に、別腹モード発動。個人的にはシュークリームとプリンがとても好みでした。

 

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<テーブルの後ろ側にも温かいスイーツがずらり>

 

イフタールは基本どのお店も21時~21時半と閉店時間が早く、開店と同時に入店するのがベター。ドバイモールの隣にありますが道順が少し分かりづらいので、15~20分程度は見ておいた方がいいでしょう。

 

The Palace Downtown Dubai

1人Dhs255(約7,650円※)

水、アラビックコーヒー、イフタールジュースを含む

 

最後に、Dubai Marriott Harbour Hotel&Suites(ドバイマリオットハーバーホテル&スイーツ)のCounter Culture Cafe(カウンターカルチャーカフェ)は、カジュアルにイフタールを楽しみたい方にオススメです。

 

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<アラビック感は薄いものの、手作り風のポップな店内>

 

中東料理以外に、ピザやパスタ、蒸し餃子などお子さんにも嬉しいメニューが豊富なこともあり家族連れが多く見受けられました。

 

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<ライブクッキングではシャワルマ(ラップのような中東料理)を作ってくれる>

 

どこのイフタールでも見かける羊の丸焼き。カフェといえど、意外と本格的です。コーヒーと紅茶も含まれて1人Dhs120(約3,600円※)とお値打ちなのもうれしいところ。そこまで混みあっていないため、当日予約でも利用できるかと思います。

 

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<下には中東風ピラフが敷かれており、お肉とともにいただく>

 

 

Dubai Marriott Harbour Hotel&Suites

1人Dhs120(約3,600円※)
※ Dhs1=30円として算出(2017年6月現在)

水、コーヒー、紅茶、イフタールジュースを含む

いずれもイフタールは予約がマストで、人気のイフタールは2カ月前に全日埋まってしまうことも。お目当てのお店があるなら、なるべく早く動いた方がよさそうです。今年のラマダンは6月24日が終了予定(新月の動きによって多少前後)ですので、記事がアップされるタイミングによってはすでに明けてしまっているかもしれませんが、ぜひ来年のラマダンの楽しみにとっておいてください。

現地記者:
Mariko Fukuda

モスクワ生活を経て、2016年12月よりアラブ首長国連邦ドバイ在住。元金融経済誌のライター。趣味は旅行や舞台鑑賞など。

 

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