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ペルー

ペルー在住の現地記者が各地のお祭りやイベント、ご当地グルメからおもしろスポット、生活のひとコマまでフレッシュな現地の情報をお届けします。

パワフルマーケット、イキトスのベレン市場

ペルーアマゾン最大の都市「Iquitos(イキトス)」。
ロレト州の州都であり、陸の孤島としても知られています。
アマゾン観光の拠点として観光客に人気のイキトスですが、市内にも見どころはたくさん。
オベリスクが美しいアルマス広場を始め、「Casa de Fierro(鉄の家)」や「Antiguo Hotel Palace(旧パレスホテル)」など、19世紀に沸いたゴム景気の名残りを今に伝える建物がいくつもあります。
また、少し郊外へ足を延ばせば「キストコチャ動物園」や、2016年7月5日の現地生情報でご紹介した「アマゾン・レスキュー・センター」など、希少な野生動物たちと触れ合えるポイントも。
そして忘れてはならないのが、「Mercado de Belén(ベレンの市場)」。
ペルー国内で一、二位を争うほどの、それはそれはパワフルなマーケットです。
 
 
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ベレンの市場は、アルマス広場から南に下った「Belén(ベレン)」と呼ばれる地区にあります。
ベレン地区は「alta(アルタ/高い)」と「baja(バハ/低い)」の2つのエリアに大別されますが、市場があるのはアルタのほう。
市場には衣料や薬、プラスチック製の日用品や雑貨などあらゆるものが売られていますが、その中心はやはり生鮮食品。
野菜はもとより、アマゾン河のほとりだけあって魚がたくさん売られています。
“生きた化石”といわれる世界最大の淡水魚「paiche(パイチェ/ピラルク)や、なまずの仲間「doncella(ドンセージャ)」、大きな背ビレと胸ビレが印象的な「carachama(カラチャマ)」のほか、「piraña(ピラニア)」なんかも売られていました。
 
 
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手前は鶏、次に魚、その奥はプラスチック製の食器類で、そのさらに奥はDVD…。
リマの市場では衛生面と客の利便性を考え、野菜なら野菜売り場、肉なら肉売り場と同じエリアにまとめられることが多いのですが、ベレンの市場はまったく自由です。
見ていて飽きませんが、ちょっと気を抜くとすぐ迷ってしまいそうですね。
 
 
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鶏肉とパンツ、奥には食堂…。
なんでもありですね。
 
 
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このピンポン玉のようなものは、カメの卵です。
その奥には甲羅をはがされたカメやワニ、サルのぶつ切りが売られていましたが、グロテスクな画像なのでここでは割愛。
どんな動物でも捕獲したらすぐ食べてしまう、イキトスの人々の逞しさに圧倒されます。
 
 
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生々しい「肉」を見てちょっと疲れてしまった人は、冷たいジュースをどうぞ。
手前にある黄色い飲み物は「Aguajina(アグアヒーナ)」、アグアヘという椰子の実のジュースです。
植物性エストロゲンがたっぷりのアグアヘは、美容効果抜群!
アマゾンに来たら一度は味わいたい飲み物です。
 
 
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ベレンの市場には食堂がたくさんあり、ワイルドなアマゾン料理を楽しむことができます。
豚肉を燻製にした「cecina(セシーナ)」や、腸詰めソーセージ「chorizo(チョリソ)」のほか、茹でて潰した「plátano verde(プラタノ・ベルデ/甘くないバナナ)」をラードと一緒に丸めた「tacacho(タカチョ)」もあります。
加熱したプラタノ・ベルデはジャガイモのようにホクホクして、とても美味しいですよ。
 
 
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炭火の上で香ばしい煙を立ちのぼらせるのは、焼きバナナと「suri(スリ)」の串焼き。
スリは先ほどご紹介したアグアヘの木に生息するゾウムシの幼虫です。
イキトスを始めアマゾン地域では、貴重な蛋白源として昔から好まれてきました。
一般的な食べ方は炭火焼ですが、最近は好奇心旺盛な欧米人旅行者をターゲットにした創作料理もあるそうですよ。
フライにしたり、ピザのトッピングにしたり…ちょっと想像したくありませんが、栄養価は満点です。
 
 
アマゾン地域住民の強烈なパワーがみなぎるベレンの市場。
この辺りは治安が良くないので、貴重品は持たず、早い時間にさっと見て回るのがお勧めです。
「命を食べる」という行為をダイレクトに感じられる貴重な場所。
きっと何か感じるところがあると思います。
 
 
★Mercado de Belén/ベレンのメルカド★
住所:Belén Alta - Iquitos
※イキトスの中心部からモトタクシーで数分。
 

現地記者:
原田慶子

ペルー・リマ在住ライター。
ペルーの観光情報からエコやグルメの話題などを幅広く執筆。
ペルーに関する情報誌等の取材協力。

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