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ブラジル

ブラジル在住の現地記者が各地のお祭りやイベント、ご当地グルメからおもしろスポット、生活のひとコマまでフレッシュな現地の情報をお届けします。

バイーアのBonfim教会

サンパウロから飛行機で3時間、バイーア州サルバドールの海辺の町にある正式名称Basílica Santuário Senhor do Bonfimにはブラジルはおよび世界中から願い事を叶えるために多くの人が訪れる。地元の人にはIngreja de nosso senhor do Bonfim(Bonfim教会)などと呼ばれ、このカラフルなFita(リボン)を教会の門に結び、願い事を唱えるのだとか。写真のとおり、ギッシリと結ばれたリボンがこの地域特有の海風に吹かれて棚引き、カサカサと音を立てている様子もなんだか神々しい。

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リボンは門に結ぶだけでなく、ラッキーアイテムとして地元の人に愛されており、お土産屋に行くとこのリボンの束がどっさりと売られていたり、お土産袋を結ぶオマケのように扱われている。サンバを愛する人たちの中では、この「Lembrança do senhor do bonfim」の文字がプリントされたTシャツやバッグが人気で、このアイテムを持っているとなかなかの通だと一目置かれたりするようだ。スポーツ選手が手首や足首に結んで願をかけている姿もよく見るので、若い人の中ではちょっとしたアクセサリーのようなものなんだとか。リボンが自然に切れるまでつけてなくてはならないので、この願掛けが好きな人ほど何本も手首足首に結んでいる。

 

なぜこのBonfim教会が奇跡の教会と呼ばれるかというのは諸説があるが、17世紀にブラジルを開拓したポルトガルの開拓者や金鉱山労働者達のため、安全祈願として建てられたという事は事実である。

 

朝早くに教会に行くと、中では朝のミサが行われていた。讃美歌を歌い、神父様がお話をしているとても有難い場に出くわした。教会の門の周りには、リボンを売ろうとする街の男衆がいるが、中には強引に高値で押し売りする輩もいるので充分に注意しなくてはならない。

親切にリボンを一本手渡し「祈りを込めて結びなさい。」と言う男に騙され、結局その1本を含めた10本の束を買わされる羽目になってしまった。地元のお土産屋の値段の10倍まぁ値切ったし、その分確実に願い事がかなえば良しとしよう。また、こういったお金が後に教会維持の役に立てば本望である。友人に頼まれていた分もその男から買い上げるとサービス全快で写真を取ってくれたり、彼なりの心遣いを感じた。

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サンパウロに住んでいる友人が「バイーアの人は何にでも商売にするから気をつけて!」と忠告してくれたことを思い出した。しかし、旅行中バイーアのTaxiの運転手が言っていた言葉が胸に刺さった「サンパウロは24時間どこでも開いていて便利だが、みんなまじめな顔して働いてばかり。人生何が楽しいのかね?」

労働に多くを費やしお金を得る、一方少しの労働でお金を得る。Qualidade de vida(価値のある人生)というブラジルでよくつかわれる言葉の意味を噛み締めた。

現地記者:
マンゲイラ靖子

2012年よりブラジル在住。 Samba命!リオ1回、サンパウロ5回、(浅草9回)のCarnaval出場経験を持つ。 現在は夫と猫3匹とでSP州に暮らし、主に日系コミュニティでの仕事に携わる。 より深いブラジル情報を発信できるよう日々模索中。

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