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ブラジル

ブラジル在住の現地記者が各地のお祭りやイベント、ご当地グルメからおもしろスポット、生活のひとコマまでフレッシュな現地の情報をお届けします。

サンパウロ植物園

サンパウロにはいくつか公園があるが、その中でも多くの植物を保護している植物園として市民から愛されているのがJardim Botânico de São Paulo(サンパウロ植物園)である。ここはサンパウロの汚れた空気を浄化するかのように植物が生い茂り、緑と池と自然動物が生息する都会のオアシスかのような場所だ。

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36万平方メートルの敷地内にはおよそ380種の樹木が栽培されており、植物研究所や植物博物館などもある。

なんでも蘭の研究においては世界的に有名らしく別名「蘭公園」ともよばれているそうで、蘭植物400種、ベゴニア60種が育成されているとか。

入口にそびえ立つ、ヤシの木が壮大で所々にはモンステラや蘭の葉が茂っている。

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因みに、この赤い花はブラジルデイゴ(Erythrina speciosa)といって、あの沖縄で咲くデイゴの花と同じ科でブラジル原産なんだとか。この鮮やかな赤が一際緑の中で映えるので美しい。

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そして、この茶色い溶岩のような丸い抜けがらはCupinzeiroといって、シロアリの巣のようなもの。

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田舎の農園などにゴロっと転がっているので何だと思って近づいてみると、アリの幼虫が沢山居て気持ち悪かった思い出がある。このクッピンというシロアリもどきは家じゅうの木材を食べつくすので要注意!初夏に羽根虫として家に入りこんだ後、羽根を落として住みつくんだとか。都市部でも発生するので、クッピンの飛ぶ夜は電気を消す事がまず何よりもの対策である。

 

その他、植物博物館には種や押し花、植物オイル等のコレクションがあり、温室には熱帯の植物が育成されている。

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また池には白鳥や亀や魚がおり、なんとも自然豊かで和やかな雰囲気である。

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不思議な事にこの植物園ではなぜか妊婦の姿をよく目にする。お腹を出して撮影を楽しんでいるのだ。なんでも、この命が芽吹く植物園で子供が生まれる前に大きなお腹を記念撮影するのが流行っているんだとか。

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Ensaio de gestante(妊婦練習)と呼ばれ、写真館では人気のパッケージ商品として売り出されているようだ。

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ところ変われば品変わる・・・いろんなものが商売のチャンスになるなんともブラジルらしい流行である。

最後にこの植物園の石段や建築物は1890年代からのものがあり、今から約1世紀も前の物が残っているところもまた魅力的である。

◇Jardim Botânico de São Paulo
http://jardimbotanico.sp.gov.br/

現地記者:
マンゲイラ靖子

2012年よりブラジル在住。 Samba命!リオ1回、サンパウロ5回、(浅草9回)のCarnaval出場経験を持つ。 現在は夫と猫3匹とでSP州に暮らし、主に日系コミュニティでの仕事に携わる。 より深いブラジル情報を発信できるよう日々模索中。

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