公開日:
最終更新日:
ブラジル人も憧れるリゾート地フロリアノポリス<前篇>
ブラジルの南部サンタ・カタリーナ州の州都フロリアノポリスは、サンパウロ市の国内線コンゴーニャス空港から飛行機で約1時間(バスで11時間)。
とても治安のよいリゾート地である。ポルトガル人を中心としたヨーロッパ系移民が多く移住してきたこの州は、生活水準も高く山と海の幸に恵まれ教育面も充実している。中心部はサンタ・カタリーナ島という島であり、大陸側に広がっている「フロリアノポリス市」とは橋で結ばれている。
ブラジル人は勿論、周辺諸国のアルゼンチンやパラグアイからの観光客も多いが、アジア系や中東系の人種を見ることは少ない。
100以上ものPraia(ビーチ)があると言われるこの島では、サーフィン等のマリンスポーツは勿論、白い砂浜でサッカーやビーチバレーを楽しんだりとスポーツ好きな人々が自然に集まる。ちょうどこの日も、サンチーニョ海岸(Praia do Santinho)ではトレイルランで有名な「MOUNTAIN DO」が開催され、多くのランナーが海岸沿いを走っていた。
島の北東に位置するジョアキーナビーチ(Praia da Joaquina)に着くと、サーファー達が波待ちをしていた。ここではサーフィンの世界大会も開催されている。
昔「ジョアキーナ」という女性が高波にのまれた事がビーチ名の由来だといわれる。確かに他のビーチより波が高い。しかし、老若問わず波に立ち向かうサーファーの姿は勇ましい。
ジョアキーナビーチの裏側には大きな湖(Lagoa de Conceição )があり、綺麗な景色を眺めながらレストランで海老や牡蠣を楽しむことができる。
レンデイラス大通り(Avenida das Rendeiras)沿いにある「Barba Negra」(黒髭)の名物シーフードを食べる。
サンパウロに住むの筆者の近所にある金物屋のパウロおじさんが「フロリアノポリスならぜひこのレストランでSequência de Camarãoを食べな!」とお墨付きをくれたので、地元の友達に車で連れて行ってもらった。
衣がスパイシーな海老フライ・海老のボイル・にんにく風味の揚げた海老・海老ソースをかけた白身魚のフライにご飯とフライドポテト!
とにかく海老づくしのコースは4人で食べても食べきれない。そしてビール(Cerveja)との相性も抜群である。パウロおじさん、友よありがとう。
夕日が沈む時間になったので、湖を一望できる高台へ移動する。
暮れる夕日の幻想的なパノラマを観光客達が静かに見守る。都会から離れたこの地には、ゆっくりとした時間と空気が流れているようだった。
「Barba Negra Restaurante」
住所: Av. das Rendeiras, 1628, Florianópolis - SC, 88062-400
電話:(48) 3232-5098
Rankingブラジル記事ランキング
-
マンゲイラ靖子
- 2012年よりブラジル在住。 Samba命!リオ1回、サンパウロ6回、(浅草9回)のCarnaval出場経験を持つ。現在は夫と猫3匹とでSP州に暮らし、主に日系コミュニティでの仕事に携わる。 より深いブラジル情報を発信できるよう日々模索中。