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スイス/ハーブキャンディ「リコラ」の新商品
もう30年以上前の話になるが、私が子供の頃、「スイス生まれのハーブキャンディ」というフレーズが特徴的なテレビCMがあった。
この妙に印象的なCMが、山之内製薬(当時)が販売権を持っていたスイスの「リコラRicolaハーブキャンディ」の宣伝だったというのはつい最近知った話だ。
現在では、リコラのハーブキャンディは日本でも本来の「リコラ」の名前の下、スイスのものとほぼ同じパッケージデザインで販売されている。キャンディに入っている13種類のハーブは、どれもスイスの山岳地帯にあるリコラ社提携のハーブ農家で育てられた最高品質のもの。
ちょっと喉が痛い時などに舐めるとスッキリ爽やか!私自身、毎日ではないものの折に触れて口にするので、戸棚の中には欠かせない常備キャンディになっている。
リコラのハーブキャンデイには「オリジナル」の他にも色々なフレーバーがあるのだが、つい最近「グレッチャーミンツェGletscherminze」という商品が新たに誕生した。
名前にある「グレッチャーGletscher」は「氷河」という意味で、「ミンツェMinze」は「ミント」。13種類の基本ハーブミックスに加えて、ちょっとスペシャルな環境で育てられたペッパーミントのエキスが入った超爽快なフレーバーが特徴的だ。
このグレッチャーミンツェ・キャンディには、スイスのヴァリス州・シオンSionでハーブ農業を営むたった1件の農家が栽培した特別なペッパーミントが使われている。この農家は長年リコラ社の提携ハーブ農家だが、新商品「グレッチャーミンツェ」のために、肥沃なモレーン(氷河によって削られた岩などが堆積した土壌)でペッパーミントを栽培している。このスイスアルプスの氷河土壌で育ったペッパーミントが「グレッチャーミンツェ(氷河ミント)」の商品名の由来になっているのだ。
味は、いわゆるハーブキャンディの薬っぽさは感じられず、ペッパーミントとメントールの爽快さが際立っている。シュガーフリーなのも嬉しいところだ。着色料(緑色を出すための銅クロロフィル)が入っているのが唯一の難点だが、きれいな見た目というのも重要なのだろう。
このグレッチャーミンツェが日本でも販売されているかどうかは不明(似たパッケージの「リコラ・アルペンフレッシュ」は販売されている模様)だが、ハーブキャンディファンの方には機会があれば是非一度お試しいただきたい。
参考ウェブリンク
リコラRicola社オフィシャルHP(任意の国および言語選択可、日本語なし)
http://www.ricola.com
リコラ「グレッチャーミンツェ」キャンディの特設ウェブサイト(独語)
http://gletscherminze.ch
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Asami AMMANN-HONDA
- スイス東部トゥールガウ州の農村在住。元書店員、現在は兼業主婦(介護補助士&日本語教師&日独英通訳)。趣味はスポーツ・園芸・料理、専門は音響映像技術。