バルセロナに行ったら外せない!グエル邸とランブラス通り散策

カタルーニャ広場から海に続く全長約2kmのランブラス通りは、バルセロナに行ったらおそらく誰もが通るのではないでしょうか。

車道に挟まれた広い遊歩道があり、飲食店のテラス席や新聞、雑誌やお土産を扱う売店があるほか、大道芸人や似顔絵描きも出ているとても賑やかな通りです。地下鉄リセウ駅のあたりには、遊歩道上に描かれたミロの絵も。通りの両脇にも飲食店や土産物屋、ホテルが並び、常に人であふれています。

ランブラス通り

そんなランブラス通りをひょいと曲がったところに、あのガウディの初期の最高傑作と言われ、世界遺産に指定されているグエル邸があります。

ガウディを語る時に必ず名前があがるのが、このエウセビ・グエル。19世紀半ばにバルセロナに生まれた実業家・政治家です。早くからガウディの才能を認めたグエルは、最大のパトロンとしてガウディを支え続けました。グエル公園やコロニア・グエル教会堂、グエル邸、グエル別邸は、彼のバックアップによって生まれた作品です。

グエル邸

グエル邸の屋上
<ガウディらしい明るい色調のモザイク装飾がある屋上>

グエル別邸の増改築をガウディに依頼し大いに満足したグエルは、次にグエル家の住居としてグエル邸の建築を発注。1886年から約4年の歳月をかけて建てられました。色調や材質から全体的に重厚な印象を受ける邸宅で、高さが17mもあるドーム型天井が圧巻の大広間のほか、建物入り口の凝った鉄細工、居住空間だった寝室階、地下の厩舎、屋上、などなど、とにかくどこもかしこもが見どころ。嬉しいことに入場料にはオーディオガイドが含まれており日本語もあるので、説明を聞きながらじっくり見学することができます。所要時間は1時間ほどです。

>>グエル邸:見学の詳細・チケット購入はこちらから

これまたランブラス通りを横にそれたところにあるレイアール広場には、ガウディが建築家として初めてつくった街灯が2つ立っています。お見逃しなく。

広場のまわりには飲食店が並び、30分と公演時間は短いもののリーズナブルな料金(ネット予約で8ユーロ!)でフラメンコ鑑賞ができるタブラオLos Trantosもあります。

>>タブラオLos TrantosのHPはこちらから

レイアール広場
<左端にあるのがガウディの街灯>

ランブラス通りが海に突き当たる場所には、てっぺんにアメリカ大陸の方向を指さすコロンブスの像がのった高さ60mのコロンブスの塔があります。1888年のバルセロナ万博の際につくられました。なんでも15世紀末に新大陸発見の航海から戻ったコロンブスは、ここバルセロナで後援者のイサベル女王に報告の謁見をしたのだとか。バルセロナの街を一望できる塔には、エレベーターで昇ることができます。

通りに面したリセウ劇場は19世紀半ばに建てられたバルセロナのオペラ座です。火災などで何度か改築されたため外観はそうでもないのですが、中はクラシックかつきらびやかで一見の価値あり。観劇をせずとも有料で中が見学できますので、興味のある方はぜひ。滞在中に何か公演を観に行く方は、カジュアル過ぎる格好は避けることをおすすめします。

>>リセウ劇場のホームページはこちらから

ランブラス通り散策の際にぜひ立ち寄りたいのがサン・ジュゼップ市場(別名ラ・ボケリア)です。ちょっと観光化されているものの、魚介類や肉類、野菜果物、パン、お菓子、チーズ、乾物などを扱うお店が所狭しと立ち並ぶほか、新鮮な食材を使った料理が楽しめるバルも数軒入っており、観光客や地元の人で混みあっています。ブラブラ見て歩くだけでも楽しいのですが、見ているうちに絶対何か買いたくなってしまうこと間違いなし。

サン ジュゼップ市場

乾物のお店

バル

なお、ランブラス通りでは観光客を狙ったスリや詐欺が発生しているので、くれぐれもご用心の上、散策をお楽しみくださいね。

※この記事は2015年1月に公開したものです。チケット代金などは当時のままになっていますので、最新情報はHPなどでご確認ください。

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田川敬子(Keiko Tagawa)

1996年スペインにひとめぼれ。以後何度も渡西し、2002年春に夢がかなってスペインで日系企業に就職。その後現地企業を経て、現在はオリーブオイルソムリエ/テイスターやライターとして活動中。

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