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イタリア

イタリア在住の現地記者が各地のお祭りやイベント、ご当地グルメからおもしろスポット、生活のひとコマまでフレッシュな現地の情報をお届けします。

食の街ナポリを堪能しよう

今年のイタリアは突然春が終わり、5月半ばくらいから急に夏が訪れ、連日真夏のように暑い日が続いています。
このままの勢いで気温が上がり続けるとは思えませんが、既に週末の予報は35度を越えており、今年は猛暑になりそうな予感です。
日差しがとても強いため、これからイタリア旅行を控えている方はサングラスや日焼け止めなど真夏の装備を忘れずにお持ち下さい。
 
 
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さて、夏が始まったばかりの5月のとある1日。南イタリア・ナポリの街を訪れました。
着いてまず目指すのは、旧市街の中でも特に「ナポリらしさ」が漂う細道、通称スパッカ・ナポリ。
スパッカにはイタリア語で「真っぷたつに割る」といった意味があり、その名の通りナポリをスパッと割るように貫く細長い通りを、「スパッカ・ナポリ」と呼んでいるのです。
ごちゃごちゃと店やアパートが並び、スクーターが走り抜け、観光客と地元民が入り混じっている下町情緒を楽しみつつ歩いていくと、数メートルおきに焼きたてピッツァの香りが漂ってきます。
 
 
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ナポリと言えば、ピッツァの本場。これぞ食の街ナポリの下町グルメ。
ここで名物ピッツァ・マルゲリータを食べないわけにはいきません。
適当なお店を見つけ、地元民に混じってマルゲリータを注文すると、ほどなくして湯気が出るほどアツアツの巨大なピッツァがテーブルに到着しました。
大きさがわかるようにガラスのコップを横に置いて写真を撮ってみたのですが、この迫力が伝わるでしょうか?
お皿から堂々とはみ出すサイズのマルゲリータは、トマトソース・モッツァレラ・バジルの葉だけのシンプルなピッツァです。
しかし真に美味しいピッツァは、シンプルこそがベスト。
生地が何とも言えないモチモチ食感で、トマトの爽やかさと濃厚チーズがとろけだし、絶妙なバランスです。
もちろん、1人1枚楽々完食しました。
驚きなのはその価格で、シンプルなマルゲリータピッツァは1枚(1人前)2.5ユーロ!日本円で400円にも満たない激安設定なのです。
モッツァレラチーズを倍にしてもわずか3.5ユーロ。店の外ではテイクアウトのピザを、ミニサイズ1ユーロで売っています。
 
 
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人生初の本場で食べるナポリピッツァにすっかり満足して、再びナポリの喧噪の中へ。
大きな通りを歩いていると、面白い物を見つけました。
ナポリ名物のお菓子「ババ」を、色んなクリームと一緒にコップに入れて食べ歩きできるようにしている、ドルチェのお店です。
ババはキノコ型に焼いたケーキをリキュールに浸した、かなりボリュームのあるドルチェ。
それを手軽にコップに入れて食べ歩こうというのは、フィレンツェ人の感覚ではなかなか生まれない発想です。
 
 
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ランチにお腹いっぱいピッツァを食べたのでババの食べ歩きはちょっと容量オーバーでしたが、せっかくなので座って半分だけいただくことにしました。
2人でシェアできるよう1個を切ってもらうようお願いしたところ、ピスタチオとヘーゼルナッツのクリームを添えて出してくれました。
今までどちらかと言うとババは苦手なお菓子でしたが、これはとっても美味しい!フィレンツェで食べるババはドッシリと重たいお菓子ですが、本場ナポリのものは予想以上に生地がフカフカで、リキュールに浸してあってもさほど重量を感じませんでした。
リキュールシロップも程よい甘さで、アルコール分がツーンと鼻に抜けることもありません。
やはり郷土料理や郷土菓子は、その土地で食べなければ本当の美味しさはわからないのだなぁと改めて実感しました。
 
 
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スパッカ・ナポリを歩いていると、フィレンツェではなかなかお目にかかれないほど新鮮な魚を売る路面店が沢山ありました。
ナポリの人々は、食に関しては本当に恵まれていると思います。
美味しいものが沢山あって、新鮮な食材が安い。
治安や生活水準など悪い面が取り上げられることも多いナポリですが、美味しい物に恵まれた場所に生きる人々には活力があるように感じます。
数時間という短い滞在時間でしたが、そんなナポリの胃袋の底力を垣間見るような、グルメづくしのナポリ観光でした。
 

現地記者:
佐藤 モカ

イタリア・フィレンツェ在住。
作家、フリーライター、各種コーディネートなど。2013年女児出産、現在育児奮闘中。

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