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アイルランド

アイルランド在住の現地記者が各地のお祭りやイベント、ご当地グルメからおもしろスポット、生活のひとコマまでフレッシュな現地の情報をお届けします。

ダブリンで!?スパニッシュ・オムレツ大会開催!

アイルランド人のホリデー先で、必ずと言って名前が挙がる行き先、スペイン。スペインは、アイルランド人のホリデー先として最も人気の国です。

アイルランド人にとってスペインと言えば、天気が良く、年中暖かく、海も素敵で、物価がアイルランドよりもかなり安い国。彼らはスペインが大好きです。寒くてどんよりした、冴えないアイルランドの天気にうんざりしたアイルランド人が、アイルランドにある自分たちの家を売って、スペインに移り住むことも、近年では珍しくありません。

アイルランドではスペイン語はフランス語に並び、大変ポピュラーな外国語で、たくさんの人たちが習っています。ダブリンにあるスペイン語学校として特に有名なのが、Instituto Cervantes Dublin。トリニティー・カレッジ(Trinity College)の裏にあります。

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生徒数は約1500人。(2016年9月から2017年6月、アカデミックイヤー)約70%がアイルランド人。フランス人、イタリア人、ブラジル人、東ヨーロッパ人や中国人もたくさん習っています。こちらに住んでいる日本人が少ないせいか、日本人生徒はほとんどいません。

Instituto Cervantes Dublin では年中たくさんのイベントがあります。スペイン映画の観賞や、タンゴ教室、料理教室、ミュージック、写真の展覧会やオリーブオイルの試食イベントもあります。7月13日から8月9日までは日本の人形の展示も行われます。参加費がかかるものもありますが、参加は自由。語学学校の生徒でなくても、誰でも参加できます。

そんなイベントの一つで、2012年から毎年行われている、大変ポピュラーなイベントがあります。アイルランド人も大好きな、スパニッシュ・オムレツ(トルティーヤ)の腕を競う、スパニッシュ・オムレツ大会です。学校内のカフェで行われました。

大会を始めたきっかけは、この大会がアイルランドにおいて、スペインの美食学(ガストロノミー)の良いプロモーションになると考えたためです。その上、スパニッシュ・オムレツは基本オリーブオイル、卵、ポテト。誰でも気軽に作れて、材料費がかからず、懐に優しいためです。

この大会ではスペイン人が作るスパニッシュ・オムレツ部門と、スペイン人以外の他の国籍の人が作る、スパニッシュ・オムレツ部門に分かれて審査されます。参加者は各部門10人の合計20人。20人がそれぞれのスパ二ッシュ・オムレツを作り、学校に持参します。残念ながらこの日は当日キャンセルした人がおり、トータル16個のオムレツしか並んでいませんでした。

 

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美味しそうです!

 

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これだけ並ぶと圧巻です。

大会基準のスパニッシュ・オムレツはオリーブオイル、卵、ポテト、塩を使用していれば、あとは何を入れてもOK。そのため、こういった珍しいオムレツも目にすることができました。

 

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アスパラガスを使ったベジタリアンなオムレツですね。色が綺麗です。

 

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こちらのオムレツは、見た目で注目を集めていました。

 

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タコが乗っている、珍しい一品。こちらも注目を集めていました。

しかし問題は味。見た目だけでは優勝できません。この大会では、毎年審査員はボランティアの人が行い、毎年審査員は変わります。彼らはシェフだったり、ガストロノミーの仕事に携わっているプロの人たちです。

 

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審査員の人たちがスパニッシュ・オムレツをひと口大に切っていきます。手慣れていました。

 

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採点が始まりました。

採点の間、作った人たちにインタビューしたり、観客の中から何人か選んで、試食してもらい、感想を述べてもらったりし、会場は笑いに包まれました。そして、採点の結果、スペイン人の部門はこちらのスパニッシュ・オムレツが優勝!

 

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グレゴリオさんの作品。(手前、No.3) 優勝賞品として、アルバニーニョのワイン、テキーラ、オリーブオイル、スパニッシュ・オリーブオイルのワークショップ参加の無料チケットなどがプレゼントされました。

他の国籍部門ではアイルランド人女性が作ったオムレツが1位を獲得し、ロシア人の女性のオムレツは2位を獲得。1位の人はダブリンでは有名なフィッシュレストランの食事券+ワイン、オリーブオイル、スペイン語集中レッスン無料(スペインで)などがプレゼントされました。かなり豪華です。

その後は待ちに待った試食!あっという間に無くなってしまいました。優勝したグレゴリオさんの作品を試食しましたが、試食した中でやはり一番おいしかったです。

 

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スパニッシュ・オムレツ大会が行われていたカフェの横にある部屋は、写真展覧室になっています。この日はスペイン語を母国語とするラテン・アメリカの人たちが、それぞれの国の食べ物や飲み物を販売していました。

 

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こちらも大勢の人で賑わっていました。

私はスパニッシュ・オムレツ試食後、こちらでイベリコ豚とモヒートを頂き、堪能しました。

 

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イベリコ豚を切り分けるカルロスさん。特別なことがない限り、切り分けることはしていません。イベリコ豚スライス一皿5ユーロでした。

 

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モヒートを作っていたキューバのお店の方々。モヒート、美味しかったです。一杯2ユーロでした。

アイルランド人やスペイン人だけでなく、スペイン語を母国語とするラテン・アメリカの人たちや、私のようなスペイン語が全く話せない人も集まり、大いに賑わったスパニッシュ・オムレツ大会。いろんな国の人が集まり、たくさんの人がスペイン語で話していたため、ここがアイルランドのダブリンであることを一瞬忘れてしまいました。

アイルランドはヨーロッパの最果ての小さな国。しかし、近年世界中から、英語を習いに来たり、仕事を探しに来る移民が増えました。私もそのうちの一人です。Brexit (ブレグジット。イギリスがEU離脱)が決まってからは尚更です。近年のアイルランドは多民族化し、バスに乗っても、乗客の大半が外国人であることは少なくありません。このスパニッシュ・オムレツ大会は、そんな多民族化したアイルランドを象徴していると言ってよいでしょう。

来年はぜひ私も参加し、日本風ミンチ入りオムレツで優勝を狙いたいと思います。皆さんも、来年は見にらっしゃいませんか?私が優勝するかもしれませんよ。

 

Instituto Cervantes Dublin

Lincoln House, 6-16 Lincoln Place, Dublin 2, Ireland

http://dublin.cervantes.es/en/default.shtm

現地記者:
ティファニー・カイリー

1999年よりダブリン在住の独身・アラフォー・会社員。
おばかな?アイルランド生活日記ブログはこちらでやってます。

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