アイルランドの路面電車Luas(ルアス)の乗り方教えて!

首都ダブリンには路面電車が走っています。名前はLuas(ルアス)と言います。

Luas (ルアス) はアイルランド語です。英語に訳すとSpeed(スピード)という意味になります。

ルアスはダブリンの街を初めて走る路面電車ではありません。1872年から1949年まで(Howth(ホウス)行きは1959年まで)路面電車が走っていました。しかしその後バスが登場。利用者が減り、路面電車は廃線となったのです。しかし2004年に復活、運営が始まった路面電車ルアス。現在54駅あります。2013年には3000万人を超す利用者がありました。ダブリン住民には欠かせない交通機関となっています。

ダブリンの観光名所を訪れる際、ダブリンバスを使うより、ルアスを使った方が観光名所へ行きやすい場合があります。そこで今日はルアスの乗り方をご説明しましょう。

目次

1. レッドラインとグリーンライン

ダブリンの街中と郊外を結ぶルアス。レッドとグリーンの2線があります。現在2線は全く繋がっていません。

たとえばシティーセンター。レッドはリフィー川を渡った北側、オコンネルストリートを横切るように走りますが、グリーンは南側のセントスティーブンスグリーンから南に向けてしか走りません。

しかし、この2本はダブリン北側、アビーストリート駅において将来(2017年ごろ)繋がります。グリーン線が延長されるのです。そのため現在街の中心では工事が行なわれていますし、南と北を渡す新しい橋、ロージー・ハケット橋が今年5月に完成したばかりです。

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2. 行き先を確認

ルアスは路面電車。駅はありますが駅員はいませんので、自分でチケット購入前にきちんと確認する必要があります。各駅には路線地図がありますのでこちらで確認しましょう。

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3. 時刻表

時刻表はありません。しかし、月曜から金曜のピーク時には4分~5分おきに来ます。土曜日や日曜、バンクホリデー(祝日)は12分~15分間隔になります。ラインによりますが、大体月曜から金曜は朝5時半から夜12時半まで、土曜日は朝6時半から夜12時半まで、日曜日は朝7時から夜11時半まで走っています。各駅停車です。

駅にはリアルタイムの時刻表がダブリンバス同様ありますので、次の電車があと何分で来るか一目瞭然です。ダブリンバスと違い、リアルタイムの時刻表から突然消えるということはありません。

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しかしレッドラインとグリーンラインの中にも到着先が違う線が走っています。自分が降りる駅行きのラインの最終地点の駅名を確認して、正しい電車に乗りましょう。

4. チケット購入

駅に設置されたチケット販売機で購入します。タッチスクリーン方式になっています。販売機は茶色いコイン(5セント、2セント、1セント)を受け付けません。100ユーロ札も同様です。50ユーロ札は使えますが、運賃が31ユーロ以上の場合のみになりますので注意が必要です。

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1日チケット、7日チケットや30日チケットも購入可能です。しかしダブリンバスと違い、使い始めた日からカウントします。例えば7日のうち1日使わなくても使ったことになります。ルアスもダブリンバス同様、Leap Card(リープ・カード)の使用が可能です。

5. 乗り方

駅員はいませんので、チケットを見せず乗車します。Leap Cardの場合は各駅に設置されている、こちらの読み取り機(Validator・バリデーター)でTouch on(タッチ・オン)し乗車します。Touch onすると2ユーロ30セントの表示が機械に出ます。つまり2ユーロ30セント分チケットを買ったことになります。

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ルアスのドアは基本自動では開きません。乗車する時にドアにあるボタン(緑に光っている)を押してドアを開けて乗車します。ドアは自動で閉まります。

好きなところへ座ってください。

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6. 降り方

乗車時同様、ドアにあるボタンを押してドアを開けて下車します。チケットはこの時点で必要なくなります。

Leap cardの場合、下車したらすぐ読み取り機でTouch off(タッチ・オフ)します。この時点で機械が運賃がいくらか計算し、2ユーロ30セントより少なければ自動的にカードに戻してくれますし、多ければカードから自動的に引かれます。Touch offし忘れた場合は、最終駅までのお金を引かれますので忘れずTouch offしましょう。ちなみにLeap cardを使うと運賃が現金で支払うより少し安くなります。

7. マナー&アドバイス

ダブリンバス同様優先座席があります。座ってもかまいませんが、いつでも席を譲れるよう心がけましょう。

ダブリンバス同様酒・タバコは禁止です。

飲食はかまいませんが、あまり見かけません。

携帯電話の使用はOKです。

Wi-Fiは現在入っていません。近い将来入るようになります。

レッドラインは治安があまり良くない地域を何箇所か通ります。そのため、昼間でも思わしくない人たちが乗車してくる可能性があります。居心地が悪いようなら、車両をすぐに変わりましょう。夜の1人乗車が不安なら、思い切ってタクシーを使いましょう。黒い服を着たガードマン(Security Guards)が乗車することがあります。彼らはルアスの安全を守っています。

チケットは下車するまで大事に保管しましょう。頻繁に検査官が入るためです。Leap CardをTouch onし忘れて乗車すると無銭乗車と同じ扱いになりますので気をつけましょう。

ダブリンにいらしたときはぜひ1度、ルアスの乗ってみてはいかがでしょうか?

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1999年よりダブリン在住の独身・アラフォー・会社員。

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