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我が家の庭に来る鳥達
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。わたくしの今年初のオランダブログは、今年の干支「トリ」にかけまして、我が家の庭に来る鳥達をご紹介したいと思います。
まず、ロビン(ヨーロッパコマドリ)。冬に現れるのですが、丸っこくてとっても可愛いです~(^^)。クリスマスを象徴する鳥でもあり、カードやマグカップなどによく印刷されています。マザーグースの「誰がロビンを殺したの?」の鳥でもあります。つがいではなくいつも1匹でいるのですが、人に慣れているのかかなり至近距離にいても逃げません。「ピュッ、ピュッ」と小さな声で鳴き、何だかおっちょこちょいな動きで本当に愛らしい鳥です。この鳥には、十字架に架けられたイエス・キリストの痛みを癒すために、イエスの側で歌を歌って、その際にイエスの血によって胸が赤く染まった、という逸話もあるそうです。ロビンがクリスマスの鳥になったのはその逸話が基なのでしょうか?
次にフラームセ・ハーイ(日本語名はカケス)という鳥。ピーナッツが好物です。ピンク系のベージュの体に鮮やかな青が入った翼を持つ美しい鳥で、その姿にいつも見とれてしまいます。ただ、鳴き声はものすごいしわがれ声で「ジャー!」と鳴きます。鳥図鑑によると、おうむやインコのように違う鳥や人の声、また救急車の音などの声真似も出来るそうで、オドロキ!
そして、常連のインコ。アムステルダムのフォンデル公園にも多数生息しています。もともとはペットだったのが、鳥かごから逃げたか放たれたかして野生化し、今ではオランダ全土で一万匹にも増えたとのこと。元はインドやアフリカに住む鳥ですが、オランダの寒い気候にもうまく適応できたようで、とてもたくましい鳥なのですね。真冬の庭にこの南国の鳥が何匹も居る風景はかなりシュールです。
たくましいインコは、カラスにも全く動じません。カラスを逆に追い払う時もあります。
この鳥はメレル(日本語名クロウタドリ)と呼ばれる鳥です。ビートルズの歌「Blackbird」で歌われた鳥です。高く飛べない(?)のか、いつも地上をピョンピョン跳ねていますが、ものすごい研ぎ澄まされた美声の持ち主です。一年中庭にいますが、なぜか冬には鳴き声が聞けず、2月や3月に鳴き始めるので、春の訪れを告げる鳥としても有名です。オランダではどこにでも居るごく普通の鳥なので、見かけたらその惚れ惚れする歌声を聴いてみてくださいね。
(今聴いてみたいという方はこの動画をどうぞ!!https://www.youtube.com/watch?v=WmpEWlmgRxQ)
他にも、勿論日本でもおなじみのシジュウカラやスズメ、カササギなどもいて、我が家の庭はいつも鳥たちの饗宴で賑やかです。
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親松恵子
- 自由の国オランダに魅せられ移住して、気がつけば18年。 現在は、フリーで執筆、翻訳、現地ガイド、各種コーディネーション等、何でもやっています。傍ら自分のアート活動も楽しんでいます。