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ギリシャ

ギリシャ在住の現地記者が各地のお祭りやイベント、ご当地グルメからおもしろスポット、生活のひとコマまでフレッシュな現地の情報をお届けします。

「古きよきアテネ」を感じられるカフェ

アテネを歩いていると、この街がじつにさまざまな顔を持っているのに気付かされます。
悠久の時を感じさせる遺跡たち、人気のお店が立ち並ぶ繁華街、昔ながらの雰囲気を漂わせる雑多な市場界隈など……そんなアテネの中心エリアにこの春オープンしたカフェニオンが、密かに話題を呼んでいます。
 
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ミトロポレオス大聖堂の隣にあるそのカフェニオンは、Σερσέ Λα Φαμ(シェルシェ・ラ・ファム。フランス語で、女を探せという意味)。
落ち着いた雰囲気の通りにしっくりとなじんで、まるで昔からここにあったかのように存在しています。
 
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ここシェルシェ・ラ・ファムは、他にも飲食店を経営するオーナーが、いつか形にしたいと長年思い描いてきた店だそう。
グリーンとブラウンを基調とした店内は、なんとなくパリの香りも漂う、古きよきアテネのカフェニオンを再現。そんな時代を直接は知らない世代でも、レトロな雰囲気がここちよく感じるはず。
私が初めてここを訪れた時、壁際の居心地よさそうなテーブルでおじいちゃんがギリシャコーヒーを飲みながら新聞を読んでいたのですが、なんと絵になること!きっと、もう何十年もこんな風にカフェニオンでのひとときを楽しんできたのでしょうね。
 
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「ホヴォリ」と呼ばれる、砂を使った伝統的なヒーターでじっくり丁寧に淹れられるギリシャコーヒーはとても味わい深く、ぜひここで試してもらいたいもののひとつです。
コーヒーに添えられて出てくるルクミは、もちろんシロス島のもの。ターキッシュディライトというお菓子と同じと言われますが、シロス島のそれはとろけるような食感が独特です。ローズウォーターの香りも上品で、とても甘いのだけど癖になるかも?
ギリシャコーヒー以外にも、伝統的なハーブティーや、また、カネラーダ(シナモンドリンク)、マンダリナーダ(マンダリンオレンジドリンク)など、昔なつかしい飲みものがいろいろ。炭酸飲料ももちろんギリシャ産にこだわっています。マネージャーのフォティニさんおすすめは、ガゾーザ。ギリシャ版のサイダーかラムネのようなドリンクです。
 
ちなみに朝は9時から営業していて、13時まではギリシャ風の朝ごはんも食べることができますよ。
 
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13時~深夜までは、メゼ(小皿料理)をどうぞ。
伝統的なカフェニオンではお酒とともにちょっとしたおつまみを楽しむこともできるのですが、ここはメゼレストランと言ってもいいくらい品数・味ともに充実しています。
常時40品ほどあるメゼのメニューは、著名シェフのアンドレアス・ラゴス氏監修。とことん伝統にこだわった料理はギリシャ中から選りすぐった食材を使っていて、他ではあまり見ない料理があったり、スタンダードなものでもひと味違っていたりで、どれもおいしかったです。
ポーションが小さめなので、軽く飲みたい時や、いろんな料理を楽しみたい時におすすめです。
 
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スイーツも、もちろん伝統的なものを取り揃えています。画像のアイスクリームはドンドゥルマと呼ばれ、テサロニキなど北ギリシャでよく見かけるタイプ。ギリシャでポピュラーなマスティハ風味のアイスクリームなのですが、サレピという野生ランの根っこからとれるでんぷんを使ってあるのが特徴。少し、トルコアイスクリームのような弾力があります。
コックというチョコグラサージュがけのクリームサンドケーキは、人気メニューのひとつ。ここのは甘さ控えめで上品な味でした。
 
カフェに食事に、朝から晩までいつ行ってもおすすめのカフェニオンです。アテネ旅行の際はぜひ立ち寄ってみて下さい。
 
"Σερσέ Λα Φαμ"
46 Mitropoleos Street, Athens
(210)3222020

現地記者:
アナグノストゥ直子

アテネ在住。主婦業の傍ら、ライター、リサーチャー、コーディネーターとしても活動する。
ブログ「ギリシャのごはん」にてギリシャ料理レシピやおいしい話題を発信中。

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