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ギリシャ

ギリシャ在住の現地記者が各地のお祭りやイベント、ご当地グルメからおもしろスポット、生活のひとコマまでフレッシュな現地の情報をお届けします。

シミ島のカフェニオンで、お得なセットメニューのメゼ

別荘を持っている人が結構多いギリシャ。うちも、夫の母方の祖母の出身地であるシミ島に小さな家を持っていて、夏のバカンスを過ごすサマーハウスとして使っています。
なので宿泊費はかからないものの(維持費も馬鹿にならないのですが)、フェリー代やその他諸々……結構な出費となってしまうので、外食は一日起きになるべくお金をかけずにがモットーです(笑)
幸い、ギリシャの食事スタイルはみんなでシェアするのが一般的で、かつ一般的なレストランではポーションが大きめなため、比較的安く外食を楽しむこともできます。
 
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節約家族のある日の晩ごはんは、このカフェニオン「ト・ステノ」でした。
ギリシャ語のカフェニオンは、日本で言う一般的なカフェとは少し違い、おじさんやおじいさんが集っている伝統的なカフェであることが多いのですが、特に観光地では女性客やツーリストも結構多かったりと、ゆるい雰囲気の店もあります。
ここステノは伝統的なカフェニオンを謳っていますが、カフェニオン兼メゼレストランといった感じで、しっかりと食事ができます。
 
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2本の通りを挟んで入り口が2つありますが、こちらは聖ヨアニス教会から港へと延びる通りの側。もうひとつの入り口は、港に面したパフォスのカフェの脇から入る細い通りにあります。
 
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外に並べられたテーブルは、それぞれ違った絵柄のトールペインティングが施されていて、どこに座ろうか迷ってしまいます。
 
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別の席に座ったのだけど、個人的に気に入ったゴルゴナ(人魚)のテーブル。
ギリシャにはエーゲ海に住む巨大な人魚の伝説があり、彼女はアレクサンダー大王の妹テッサロニカであると言われています。
航海中の船を見つけると近寄っていき、船員に「アレクサンダー大王は生きているか」と尋ねるのですが、「生きて、国を治めています」と答えると、目的地まで安全に船を導き、海の歌を教えてくれたりもするそう。
しかし、間違った答えをしてしまったら大変!怒り狂って船を叩き壊し海の底に沈めたり、嘆きの歌で海を荒らしたりするのです。
ここに描かれているのは、ゴルゴナが船を片手で持ち上げ、その有名な質問を投げかけているところ。
 
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お料理はメゼのセットメニューが売りで、これを頼む人が多いです。
日替わりの料理が6皿20ユーロ。一応2人前とのことですが、ひと皿ひと皿の盛りもたっぷりで、大人2人子供2人の私たち家族にはこれだけで十分な量でした。
右奥から時計回りに:ムサカ、いんげんのトマト煮、ファヴァという黄色い豆のペースト、夏野菜のごった煮、ガーリックディップを添えたビーツのサラダ。
ムサカはちょっと味が薄いと感じましたが、まさに家庭料理といった感じでほっとする味(実際に、お母さんが作っています)。野菜たっぷりなのがうれしいですね。
 
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6品目は魚か肉か選べるとのことで、アセリナという小魚のフリットにも惹かれたのですが、家族は食べないので肉の方を選びました。
この日の肉料理は、チキンのウゾマスタードソース。ウゾの香りが効いていて、お酒も進みます♪
食後には、自宅の農園で採れた梨も出して下さって、お腹いっぱい。
 
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メゼのセットメニューは人数に応じての調整も可。また、別メニューでシミ島名物のシミシュリンプなどもあります。
お酒だけ頼んでも小さなメゼが付いてくるので、一人でちょっと飲みに来るのもよさそう。
シミ島で家庭的なギリシャ料理を低価格でお腹いっぱい食べたい時に、おすすめの店のひとつです。
 

現地記者:
アナグノストゥ直子

アテネ在住。主婦業の傍ら、ライター、リサーチャー、コーディネーターとしても活動する。
ブログ「ギリシャのごはん」にてギリシャ料理レシピやおいしい話題を発信中。

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