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ドイツ

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森の中でクラシック音楽を満喫!ヴァルトビューネでのコンサート!

ベルリンと言えば、何を思い浮かべるでしょうか。音楽が好きな人はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団をイメージする人が多いでしょう。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は音楽大国ドイツの首都にあるオーケストラとして大変人気があります。そんなオーケストラですが、外で過ごしやすい夏には屋外でのコンサートも行っています。そこで今回はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が開催する屋外コンサートについて紹介したいと思います。

 

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ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の屋外コンサートの会場となるのは、ヴァルトビューネと呼ばれる場所。それはベルリン市街の西外れに位置しています。ヴァルトビューネがドイツ語で森の舞台と呼ばれているように、会場は森の中にあります。舞台を囲むようにして広がるのは階段状の客席。そこに座れば、舞台の背景に広がる濃い緑の森が見えます。そして、顔を上げれば一面に広がる空。このように圧倒的な開放感を感じられる場所でクラシックの演奏を楽しめるのです。

 

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この時期のベルリンは天気が不安定で、今回の天気もあいにくの雨。そんな屋外会場の客席を様々な色のカッパや傘が彩ります。雨であっても多くの熱心なクラシック音楽ファンが会場に詰め掛けていました。中には雨空の下でも持参のつまみを食べなから、ビールやワインを飲んで、コンサートの開演を待つ人の姿も。屋外の会場ということもあって、コンサートホールではできないようなスタイルでコンサートを楽しもうとする人の姿が印象的でした。

 

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今回のコンサートで演奏されたのはワーグナーとシューマンの楽曲。指揮を務めたのは若手のベネズエラ人指揮者グスターボ・ドゥダメルです。屋外での演奏であれば、雨音や周りの音などが音楽鑑賞の妨げとなりますが、全くそうしたことを気にする必要はありませんでした。スピーカーなど音響機器の配置によって、悪天候であってもオーケストラの音が自然に耳に入ってくるかのように音楽鑑賞を楽しむことができました。

 

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コンサートは休憩を挟んだ2部構成。1部では雨も強く灰色の空の下での鑑賞でしたが、休憩を終える頃には、辺り一面は暗闇に包まれて、ライトアップされた舞台が印象的な空間を作り出します。演奏のハイライトとなったのは、ワーグナー作曲の「ワレキューレの騎行」。力強く雄大な楽曲が暗闇に包まれた森の中に響き渡ります。この時ばかりは、屋外にいることも、雨が降っていることも忘れて音楽の素晴らしさに酔いしれることができました。

 

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ヴァルトビューネでのコンサートの最大の特徴と言えるのは、最後に演奏されるパウル・リンケ作曲の「ベルリンの風」。こちらの曲は恒例の曲でコンサートの最後に演奏されます。曲に合わせてお客さんは、手拍子を入れたり口笛を吹いたりと、ただ音楽を聴くだけでなく演奏に参加していました。そのため会場はクラシックのコンサートとは思えないほど一体感が生まれ、他では感じられないような高揚感も感じられました。こんな特別な体験を楽しむために是非ヴァルトビューネのコンサートを訪れてみてください。

現地記者:
林 清英

大学卒業後に渡独。フリーランスライターとしてドイツの文化に
ついて多くの記事を執筆中。

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