フランスのハーブとレシピ

フランスのハーブ料理好きのママンたちは、庭のかたすみに小さなハーブガーデンをこしらえて、葉っぱや 花の香りを料理にそえます。料理の隠し味だけではなく、染め物、ハーブティー、薬としても利用します。今回は、フランスでよく使われるハーブとレシピをご 紹介いたします。

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フランス人がいちばん好きなハーブは?

フランスでいちばん消費されているハーブは「バジル」です。トマトに、パスタに、魚にと大活躍するバジル。種類も「レモン・バジル」「マルセイユのバジル」「シナモン・バジル」など豊富にそろいます。

南フランス、プロヴァンスはフランス人にとってもあこがれの地。そのプロヴァンスの香りがたっぷり詰め込まれたハーブミックスが「エルブ・ド・プロヴァン ス」Herbe de Provincesです。魚や肉料理、野菜の香り付けなどに活躍するフランス人にとって定番のハーブミックスなんですよ。もともとはプロヴァンスの野草を ミックスしたものだったとか。ラベンダーが入ることもあります。

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料理に楽しむハーブ

ブーケ・ガルニはフランス料理に欠かせないハーブの花束です。料理に味わいを加え、深みが出ます。ローリエ、タイム、パセリを中心に料理にあわせて好みの ハーブを加えます。 料理の最後にブーケを取り出しやすいようにコットンのひもで巻いて使います。 煮込み料理、スープに大活躍です。

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フレッシュハーブを使ったフランスで人気の一皿をご紹介します。フランス人の子どもたちも人気です。

キュウリと羊のヨーグルトにミントなどのハーブで香りをつけます。


〈レシピ〉

羊のヨーグルト、もしくはフロマージュブラン 200g
ミント、バジルなどのハーブ 2、3枝

塩 適量

キュウリ 1本


ハーブは枝を取り除き、細かく刻みます。 キュウリは皮をむいて細かく切ります。フロマージュブラン、ハーブ、塩、キュウリを混ぜてできあがり。
パンにぬっていただきます。ハーブはミキサーで砕いてしまうと栄養分がふくまれる精油分が失われてしまいます。包丁で切るのがお勧めです。青臭さもおさえることができ、栄養分も残ります。

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ハーブティー用のハーブ

フランスではハーブティーはティザンヌ、アンフィジョンとよばれ、カフェやレストラン でも注文することができます。 ハーブは、フレッシュで利用するか、陰干しで乾燥させて使います。ポットにお茶のようにフレッシュや乾燥の花や葉を入れて、熱いお湯を注ぎ3分ほどおいて からいただきます。おすすめはレモンバーベナとキンセンカ。レモンバーベナのさわやかなレモンの香りでリラックス。キンセンカは消化促進にも効果がありま すよ。

※キンセンカ・・・鮮やかなオレンジ色の花はフランスではカレンデュラと呼ばれ、ハーブ ティーに活躍します。消化促進、やけどにも効果があり、市販のローションにもよく使われます。
※レモンバーベナ・・・フランス語ではベルベーヌ。葉はレモンの香りがして、ハーブティーの 他にもアイスクリームの香りつけ、水に入れておくだけでレモン水も楽しむことができます。

キンセンカ(カレンデュラ)とレモンバーベナ(ベルベーヌ)
ハーブは料理や薬効だけでなく、染色の材料としても活躍しています。草木染めはふるくエジプトの時代から使われてきた技法です。現在美術館に保存されているタペストリー、衣装も草木染め。ハーブを乾燥、フレッシュ、または発酵させて布に色を付け ます。このとき色を定着させるためにきのこの一種を使います。

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