ウィーンの冬の醍醐味・凍ったドナウ川でスケート

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東欧・中欧

2012年2月14日
カテゴリー:ヨーロッパ | 東欧・中欧

ウィーンの冬の醍醐味・凍ったドナウ川でスケート

とうとう暖冬のウィーンにも本格的な寒波が到来し、ドナウ川の支流もとうとう凍結しました。


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日本からも「ウィーンは寒いでしょう」とよく言われますが、実はオーストリアの冬は日本より快適なんですよ。屋内は機密性がしっかりした作りに、適度に暖房が効いていて、Tシャツでも過ごせるくらいです。外出の時だけもこもこにコートを着ればいいので、屋内の防寒対策をしなくていい分、身軽に過ごせます。

それに、オーストリアでは、屋内の遊びで楽しめるものがいっぱいあります。オペラ座などの劇場も、寒い時期のプログラムは特別面白いものが多いですし、何よりこの時期、ウィーンは舞踏会で盛り上がります。

舞踏会の話題はこの次に譲るとして、今回はウィーン人が毎年楽しみにしている、凍ったドナウ川でのアイススケートのご紹介です。


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地下鉄アルテドナウ駅周辺の凍結したアルテドナウ。家族連れがスケートでのんびり散歩しています。

ドナウ川と一言で言っても、ウィーン人にとってのドナウは4種類あります。まずは本流のドナウ川。ドイツのシュヴァルツヴァルト(黒い森)から10カ国を経て黒海に注ぎ込むドナウ川は、「美しき青きドナウ」としてウィーン人にも親しまれています。

ドナウは、洪水対策の河川整備がされる前は、増水するたびに毎年流れが変わって、流域一帯が水浸しになっていました。1870年代に、そんなドナウ川の蛇行した支流の一部を三日月湖として切り離したのが「アルテドナウ」(Alte Donau 旧ドナウ)。

そして、1975年の二度目の河川整備の際に、ドナウ川本流のど真ん中にドナウインゼル(Donauinselドナウの島)という細長い人工島を造り、島の左側をせき止めてダムを作ったのが「ノイエドナウ」(Neue Donau 新ドナウ)。このダムは、雪解けの増水時には解放されます。また、ドナウ川から街のほうに支流を引き込んだのがドナウカナル(Donaukanal、ドナウ運河)となっています。

このうち、アルテドナウとノイエドナウは水流がないことから、夏場は水遊び場、冬は天然のスケートリンクとなっています。

とはいえ、ドナウが凍るほど寒くなり、スケートができる条件が整うのは、年に一度くらい。そんな時には、友達から電話がかかってきて、いそいそとマイスケート靴持参で出かけます。


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アルテドナウで靴を脱ぎ捨て、マイアイスホッケースティックを持ちだして、なんちゃってアイスホッケー大会。氷を整備するのは男たちの仕事。

地元の友達によれば、アルテドナウやノイエドナウが、スケートを楽しめるように凍結するには幾つかの条件が重ならないと難しいようです。風のない、雪の降らない日に、一気に気温が0度以下に落ちた時が、一番氷の条件がいいそうです。風が強いと、水面に波が立って、氷の表面がガタガタになるんだとか。


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そして、アイスホッケーで一汗流したあとは、近くにグリューワイン(ホットワイン)を売っているお店などがあったりして、そのままスケートで川の上をお散歩していくのも楽しいものです。


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この写真の左側、桟橋になっている所で、グリューワインをすすりながら体を温めます。

とは言うものの、この天然のスケートリンク、氷が割れたりするリスクがあり、行政の方からは注意するように通達が出ています。どうしてもスケートしたい方は自己責任でどうぞ。



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現地記者:ひょろ
ウィーン在住7年。
国際機関勤務を経て、現在は子育ての傍ら、ウィーン大学博士課程に在籍中。
http://wienok.blog119.fc2.comにて、ウィーンのミュージカル情報を発信中。 ============================================================

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